
同町では町と町社協が防災をテーマにした講座を毎年開催している。しかし、平日昼間の開催が多く、働いている保護者などは参加しにくい現状がある。一方、東日本大震災の発生で保護者の防災への関心は高まっており、PTA連絡協議会が休日に今講座を初めて企画した。
国土交通省と淀川流域の市町などでつくる「淀川管内水害に強い地域づくり協議会」が共催し、事務局員の古賀清隆さん(44)が講演した。住む町の危険地域と避難場所をあらかじめ把握し、災害時には危機意識をしっかりと持つよう強調。「災害を良く知り、避難する『文化』をつくることが大事」と呼び掛けた。
続いて、災害を想定し対応を考える訓練として、「クロスロードゲーム」が行われた。「台風が近づいた夜、一面が浸水する中で、子ども2人と家にとり残された。助けを呼びに行くか、濁水の中を担いで避難するか」などの問いに、約90人が9班に分かれて議論した。是非だけでなく答えの理由も求め、参加者は悩みながらも活発に意見を交わした。
【 2012年01月15日 10時40分 】
![]() | 防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション―クロスロードへの招待 |
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