幻の内裏に思いはせ 長岡宮発掘説明会に400人

2010-12-20 16:22:28 | 歴 history
長岡宮の第1次内裏(西宮)の関連施設の一部とみられる遺構が見つかったことを受け、現地説明会が19日、京都府向日市向日町の発掘現場で開かれた。地元内外から400人近い歴史ファンらが訪れ、「幻の内裏」と、当時の王宮の姿に思いをはせた。
 出土したのは二つの廊下が並ぶ塀「複廊(ふくろう)」の柱跡など。複廊は、王宮の重要施設にのみ用いられる。
 長岡宮では、天皇が西宮から東宮に移ったとの記述が「続日本紀」にある。今回の遺構は、後期難波宮の内裏と同構造で、確認済みの第2次内裏(東宮)と大極殿を挟みほぼ対の位置で出たことなどで、未発見だった西宮の一部ではないかと、調査した市埋蔵文化財センターはみている。
 説明会では、同センターの松崎俊郎調査係長が発掘の経緯や遺構の規模、また大極殿の北側でなく西側に内裏とみられる施設があるのは異例といった特徴などを解説。「長岡宮の研究を進める上で、非常に重要な成果」と話し、見学者は熱心にメモをとったりカメラに収めていた。高槻市から訪れた梅沢実さん(64)は「当時の情景が浮かんでくるよう。いろいろと推理できておもしろい」と話した。


選挙:長岡京市長選 共産公認、小原市議が出馬表明 「市政を身近に」 /京都

2010-12-20 16:14:16 | 政 governing
任期満了に伴う長岡京市長選(来年1月9日告示、16日投開票)に、新人で市議の小原(おはら)明大氏(33)が19日、共産党公認で立候補を表明した。同市長選への出馬表明は現職の小田豊市長(66)に続いて2人目。
 小原氏は市職員を経て05年の市議選で初当選し、現在2期目。財源不足を理由に市民の福祉面の要望に対応しきれない現市政を批判し、保育所の増設や介護サービス体制の拡充などを訴えた。また、市長自身がブログなどを活用した情報発信を行うとして「政策を決める過程で考えたことをオープンにし、市政を身近にしたい」と述べた。
 小原氏は近く市議を辞職する意向で、市議補選も同日程で行われる見通し。【成田有佳】

小学生駅伝の感動再び 長岡京で写真展

2010-12-19 22:44:42 | 民 people
「第21回乙訓地方小学生駅伝大会」を振り返る恒例の写真展が、京都府長岡京市神足のバンビオ1番館で開かれている。懸命にたすきをつなぐ選手や、沿道で見守る応援団の表情をとらえた作品が、大会の感動を伝えている。

 大会は11月27日、乙訓2市1町を縦断するコースで行われ、出場18小学校のうち長岡第九小が優勝した。NPO法人「長岡京市民活動サポートセンター」の募集に応じたボランティアのカメラマン7人が、当日の写真撮影を担当した。

 展示会場には、子どもたちの力走ぶりや中継所で順番を待つ緊張の表情、たすきの受け渡しの瞬間などを活写した700点以上が並べられた。沿道の応援団の様子や、運営を支えるスタッフの姿なども伝えている。23日まで。無料。


記事一覧 バイク男性逆走、車に衝突死 西京の縦貫道

2010-12-19 22:41:42 | 災 disaster
18日午後9時半ごろ、京都市西京区大枝沓掛町の京都縦貫自動車道下り線で、逆走してきたバイクが乗用車や軽乗用車計3台と次々に衝突し、バイクを運転していた男性が全身を強く打って死亡した。

 西京署によると、バイクは亀岡市の篠インター(IC)を逆方向に通過したという。同署は詳しい進入経路を調べている。免許証から死亡したのは伏見区の男性(64)とみて、確認を急いでいる。

 下り線は19日午前0時20分まで沓掛-篠IC間が通行止めになった。西京署の説明では、自動車道はバイクは進入禁止。現場は沓掛ICから約700メートル。

エアロビ・合唱で生き生き 長岡京の2施設で講座

2010-12-18 12:52:01 | 民 people
京都府長岡京市の公共施設でこのほど、シニア向けのエアロビクスや合唱教室が開かれ、熟年世代が交流を楽しんだ。

 同市神足のバンビオ1番館では「第3回バンビオ健康のつどい演歌でエアロビクス」が行われ、60歳以上の約60人が演歌のリズムに合わせてステップを踏み、さわやかな汗を流した。

 市中央生涯学習センターなどの主催。参加者は、インストラクターの指導でいすやタオルなどを使ったストレッチや姿勢矯正法などを体験。また、「よこはま・たそがれ」「北酒場」などの演歌をBGMに、エアロビクスに取り組んだ。

 同市天神の市立中央公民館では、講座「みんなで歌おう!童謡・愛唱歌♪」があり、市民が伸びやかな歌声を響かせた。

 公民館の熟年生き生き講座の一環で、11月から月1回開催している。元中学校教員で京都市内のコーラスグループや長岡第六小などの合唱指導に取り組む中谷幸治さんが講師を務めている。

 参加者はピアノ伴奏に合わせ、「荒城の月」「枯葉」「白いブランコ」など国内外の愛唱歌を叙情豊かに歌い上げた。


手作り品販売まど大山崎で「福祉まつり」

2010-12-18 12:47:15 | 祭 carnival
第2回大山崎町福祉まつりがこのほど、同町円明寺の町立中央公民館で開かれた。ボランティアたちが手作り品の販売や展示を通して日ごろの活動をPR。映画の上映もあり、子どもからお年寄りまで多くの町民でにぎわった。

 住民が福祉活動に参加する機会を増やそうと、町と町社会福祉協議会が昨年から実施している。

 町内のボランティア団体がマフラーやかばん、クッキー、アクセサリーなど多彩な手作り品を販売。民生児童委員の顔ぶれや、一人暮らしのお年寄り宅を訪ねるボランティア活動が紹介されたのをはじめ、町内在住の身体障害者が描いた絵も並んだ。

 人気映画「トイ・ストーリー3」の上映や餅つきもあり、訪れた住民は整理券や餅を求めて列をなし、盛況ぶりを見せていた。福祉分野の功労者表彰式が併せて行われ、12人と3団体に表彰状や感謝状が贈られた。


地域の名所どう案内? 山城・乙訓のボランティア

2010-12-18 12:42:22 | 民 people
山城・乙訓地域で活動する観光ボランティア団体の交流会が17日、木津川市加茂町で開かれた。参加者は、地元NPO法人のガイドで名所を巡った後、意見交換会で活動の悩みなどを話し合った。

 「やましろ観光ボランティアガイド連絡協議会」(事務局・府山城広域振興局)を組織する12団体が、交流を深めようと年1回開いている。今年は各団体や行政関係者ら約50人が参加した。

 一行は午前中、NPO法人ふるさと案内・かものガイドで岩船寺や浄瑠璃寺を巡った。午後は木津川市加茂文化センターで、恭仁京の時代を舞台にした同法人メンバーの寸劇を見た後、4グループに分かれ、会員増や後継者の育成など、日ごろ感じている課題を語り合った。


古代米の餅 求め行列 大山崎、いきいき朝市

2010-12-18 12:38:20 | ブログ Weblog
「年忘れ餅つき市」がこのほど、京都府大山崎町円明寺の脇山広場で開かれた。毎週土曜の恒例行事「いきいき朝市」の特別企画。古代米を使ったつきたての餅が振る舞われる中、住民が地元産の冬野菜を次々に買い求めた。

 地元農家や農協、町でつくる実行委が催し、9農家が採れたての野菜や花を出品した。

 朝から列をなして待っていた町民約230人は、午前9時の開始と同時に売り場へ急いだ。実行委員が餅をつく音が響く中、大ぶりで市価より安いダイコンやハクサイ、小カブをはじめ、色鮮やかなバラ、キクが瞬く間に売れた。

 手作りのサバずしや米粉製のかりんとうも販売された。野菜や花を買った町民は、つき上がった餅を受け取ろうと再び列をつくり、きな粉や大根おろしをまぶした温かい餅をほお張っていた。


長岡宮、幻の西宮遺構か 複廊柱跡を確認 向日

2010-12-18 12:13:48 | 歴 history
「続日本紀」の記述から存在が指摘されながら、位置や規模などはまったく不明だった長岡宮の幻の内裏「西宮」。その謎に迫る大きな足掛かりとなりそうな遺構が初めて、向日市で確認された。専門家からは、遺構が西宮なら「内裏の用途や都の変遷を考える上で極めて重要な発見」「長岡宮の復元範囲の見直しも必要になる」との声も上がる。
 天皇の住居である内裏は、大極殿の北側に近接して置かれるのが通例で、市埋蔵文化財センターも過去に何度か北側を調査したが、発見に至らなかった。
 今回、出土した遺構が西宮の一部なら、長岡宮最初の内裏がなぜ、大極殿の北でなく西に置かれたのか。北側は谷で建造が困難だったことに加え、「東西両側に内裏を置く構想が、当初から桓武天皇にはあったのでは」と推論するのは、山口大人文学部の橋本義則教授(日本古代史)。
 後期平城宮などでは、大極殿北側に内裏と内裏に相当する施設が東西方向に並立し、東は在位の、西は譲位した天皇が住んだとされる。桓武も、譲位後の居住も念頭に西宮を造り、次に建てた東宮に移住後も「西宮は壊さず残した可能性が高い」。そして、西宮など「内裏の用途の解明が進めば都の変遷の解明にもつながる」と今後の調査に期待する。
 京都大大学院文学研究科の吉川真司教授(同)は、遺構が西宮なら「大極殿、朝堂院から内裏を切り離す王宮のスタイルが、平安宮でなく長岡宮から始まったことになる」と意義を強調。奈良時代後半来の天皇権力の高まりで内裏が政治的重要性を増す中、「長岡遷都を機に新しいスタイルを作り出した、と考えられる」。
 また、内裏が大極殿北側にないとすれば「長岡宮の範囲も現想定より南寄りに考え調査を進める必要がある」と話す。




若き感性の力作ずらり 長岡京、小中学生の作品展

2010-12-17 11:35:31 | 会 party
 京都府長岡京市の小中学生の美術作品を紹介する「小中学校作品展」が、同市神足のバンビオ1番館で開かれている。児童や生徒が授業などで豊かな感性を基に仕上げた絵や書などの力作がロビーに並び、来館者を楽しませている。
 作品展は、市文化協会の美術工芸部が毎年、子どもたちの日ごろの成果を発表する場にと開催している。今回は神足小、長岡第三小、長岡第五小、長岡第二中が出品した。
 会場には、自画像や地元の寺社などのスケッチから、遠足の様子や本の一場面までさまざまな画題で描いた絵をはじめ、点描や自分の名前のレタリングなどのデザイン作品、伸びやかにしたためた書など計82点が展示されている。
 無料。27日まで。来年1月4~27日は長岡第七小、長岡第九小、長岡第三中の作品を展示する。

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乙訓で初、議場での対面質問スタート 大山崎町会

2010-12-16 15:49:17 | 政 governing
大山崎町議会12月定例会の一般質問が始まった15日、議場中央に質問者席が新たに設けられ、町議は答弁する江下伝明町長ら町幹部と向かい合って議論を交わした。質問者席で対面する形式を採用したのは、乙訓地域の議会では初めて。

 町議は登壇して1回目の質問をした後、すぐに質問者席へ移動。その場で町長の答弁を聞き、再質問をするというスタイルだ。15日は町議6人が質問に立った。

 今議会と、質問者席のなかった9月定例会の両方で質問を行った町議からは「行政と議会が向かい合って議論を戦わせる本来あるべき姿。新鮮で、この方がいい」「真正面のすぐ近くに町長がいて、臨場感があった。1回目は傍聴席を向いて質問するので、聴きに来た町民にもアピールできる」と好評だった。

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入浴は、老人福祉センター「竹寿苑」の利用証が必要。サービスは17日まで。午前10時と午後2時半から。

2010-12-16 15:45:56 | ブログ Weblog
ゆず湯で健康に 長岡京の福祉施設で恒例サービス (京都新聞) - Yahoo!ニュース

22日の冬至を前に、京都府長岡京市東神足の地域福祉センターきりしま苑で、恒例のゆず湯のサービスが行われている。利用者が、ゆずの香りが広がる湯船で入浴を楽しんでいる。
 ゆず湯は、冬至の日につかると健康で長生きできると伝えられている。6月の「しょうぶ湯」と並び、きりしま苑の恒例行事で、今年も地元の農家から約300個のゆずを仕入れた。
 センターの浴場が60歳以上の市民に無料開放され、お年寄りたちは、ゆずを浮かべた湯に体を沈め、心身ともに温まった様子だった。
 入浴は、老人福祉センター「竹寿苑」の利用証が必要。サービスは17日まで。午前10時と午後2時半から。


「市バンビオ広場公園等賑(にぎ)わい創出事業実行委」

2010-12-15 17:33:27 | 会 party
華やぐ光 お出迎え JR長岡京駅前、イルミネーション点灯 (京都新聞) - Yahoo!ニュース

京都府長岡京市のJR長岡京駅西口のバンビオ広場公園周辺で、イルミネーションが点灯され、色鮮やかな電飾が闇に浮かび、買い物客や会社帰りのサラリーマンらを楽しませている。
 イルミネーションの点灯は、バンビオ内の長岡京市立総合交流センターや商業関係者などでつくる「市バンビオ広場公園等賑(にぎ)わい創出事業実行委」が5年前から実施している。
 今年は広場の街路樹や建物、府道などに9万球以上の発光ダイオードや電球を飾りつけた。1月16日まで午後5時から10時(広場は午後11時)まで点灯する。
 このほど、バンビオ広場公園で行われた点灯式では午後6時すぎ、高さ約6メートルのクリスマスツリーなどに一斉に明かりがともされ、訪れた人たちが歓声を上げ、記念撮影を楽しんだ。長岡京市少年少女合唱団や来年の国民文化祭をPRする市職員らでつくるバンド「音国」がクリスマスソングなどの合唱や演奏を披露した。
 駅東口の村田製作所本社ビル壁面のイルミネーションも同時に点灯した。


523人が健脚競う 大山崎小・淀川マラソン

2010-12-14 13:17:59 | 会 party
京都府大山崎町の大山崎小の児童による恒例行事「淀川マラソン」がこのほど、同町円明寺の桂川河川敷公園であった。寒風の中、1~6年の523人が、保護者の声援を受けながら健脚を競った。

 体を動かす機会が減りがちな冬場に体力をつけ、目標を立てて頑張る姿勢を身につける機会にと、同小が毎年12月に催している。11月中旬から本番前日まで毎週、全児童が登校後に同小グラウンドで5分間の「朝マラソン」を続け、何周走れたかを記録してきた。

 本番では750メートルのコースを学年ごとに1~3周走った。後半になると時折、苦しそうな表情を浮かべながらも、ゴール間際で懸命にスパートをかけ、前の子を追い抜く姿もあった。

 沿道で応援する保護者は、わが子の力走を写真に収め、手を振って大きな声でエールを送った。


大しめ縄作り、氏子ら汗 向日神社で「事始め」

2010-12-14 13:15:33 | ブログ Weblog
迎春の準備を始める「事始め」の13日、京都府向日市向日町の向日神社で、しめ縄作りと取り付け作業が行われた。氏子たちが早朝から、まだ青みの残る真新しいわらで3本の大縄を仕上げ、本殿や大鳥居などに飾った。
 同神社のしめ縄作りは毎年、この日に宮座の氏子らが行う。今年は上植野区の大政所(おおまんどころ)座が本殿用と拝殿用の2本を、鶏冠井区の北、南両座が大鳥居用の1本を担当した。
 午前8時に同神社に集まった各宮座の13人は、六人部是継宮司のおはらいを受けた後、雨天のため、舞楽殿でしめ縄作りにかかった。
 しめ縄は太さ約20センチ、長さ約5・5~7メートルもあり、1本仕上げるにも数人がかりの作業となる。氏子たちは、互いに協力して丁寧にわらをなっていった。余分なわらをはさみで切りそろえ、御幣などを等間隔に取り付けるなどして完成させた。
 その後、高さ10メートルの大鳥居や、本殿などではしごをかけて、出来上がったしめ縄を飾り付けた。
 18日には氏子総代が境内の各小宮のしめ縄を作り、23日に青年会が取り付ける予定。