乙訓消防組合消防本部(京都府長岡京市神足)はこのほど、2市1町の2010年の消防統計をまとめた。救急出動の件数は、過去最多だった09年をさらに59件上回り計5377件と、記録を更新。09年同様、急病に伴う出動の増加が主な要因で、特に夏の猛暑で熱中症やその疑いで搬送された人が急増したことが影響した。
消防署別の救急出動の件数は、向日消防署1875件(前年比13件減)、長岡京消防署2583件(同49件減)、大山崎消防署919件(同121件増)。1日平均の出動件数は14・7人(同0・1件増)だった。
種別では、急病が前年に比べ98件増の3274件で最多。次いで一般負傷811件、交通事故726件などの順。事故に伴う出動が前年比46件減と大きく減り、運動競技に伴う出動が同比24件増の76件と大幅に増えたのが目立つ。
救急搬送された人を年齢区分でみると、急病の3111人のうち56・6%に当たる1761人、一般負傷では全体の6割超の486人が65歳以上の高齢者となっている。
このほか、熱中症やその疑いで搬送された人が、過去最多だった07年の27人の2・4倍超となる66人と、記録を大きく塗り替えた。
一方、火災出動は、前年比3件減の47件。ただ建物火災は前年に比べ10件増の30件に。原因別では「たばこ」が10件で最も多く、「こんろ」8件、「放火」5件と続く。火災による死亡者は3年ぶりにゼロとなった。救助出動は、同比28件減の64件と急減した。
同本部は「高齢者の増加に伴い救急出動は今後も増加傾向が続くだろう」とみている。
消防署別の救急出動の件数は、向日消防署1875件(前年比13件減)、長岡京消防署2583件(同49件減)、大山崎消防署919件(同121件増)。1日平均の出動件数は14・7人(同0・1件増)だった。
種別では、急病が前年に比べ98件増の3274件で最多。次いで一般負傷811件、交通事故726件などの順。事故に伴う出動が前年比46件減と大きく減り、運動競技に伴う出動が同比24件増の76件と大幅に増えたのが目立つ。
救急搬送された人を年齢区分でみると、急病の3111人のうち56・6%に当たる1761人、一般負傷では全体の6割超の486人が65歳以上の高齢者となっている。
このほか、熱中症やその疑いで搬送された人が、過去最多だった07年の27人の2・4倍超となる66人と、記録を大きく塗り替えた。
一方、火災出動は、前年比3件減の47件。ただ建物火災は前年に比べ10件増の30件に。原因別では「たばこ」が10件で最も多く、「こんろ」8件、「放火」5件と続く。火災による死亡者は3年ぶりにゼロとなった。救助出動は、同比28件減の64件と急減した。
同本部は「高齢者の増加に伴い救急出動は今後も増加傾向が続くだろう」とみている。