感謝込め、公共施設にスイセン 大山崎の園児

2011-03-10 12:20:16 | 式 celemony
京都府大山崎町円明寺の京都がくえん幼稚園の年長組園児95人がこのほど、町内の公共施設を訪れ、自ら育てたスイセンを贈った。「人権の花」と銘打ち、感謝の気持ちを込めて鉢をプレゼントした。

 園児たちに思いやりの心を育んでもらおうと、10年ほど前から続けている。スイセンは10月に園児と保護者が一緒に球根を植え、子どもたちが水をやって園内で育ててきた。

 園児たちはこの日、町役場や大山崎消防署、町老人福祉センター長寿苑、円明寺郵便局など約20カ所に分かれて足を運んだ。職員やお年寄りを前に、元気よく、「いつもありがとうございます」とお礼の言葉を伝え、鉢植えのスイセンを両手で抱えて手渡した。


野口みずき選手指導の藤田さん講演 向日・寺戸中

2011-03-09 12:46:51 | 士 cerebrity
アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき選手らを指導してきたシスメックス陸上部顧問の藤田信之さん(70)の講演会が8日、京都府向日市の寺戸中であった。生徒359人を前に、高い目標を持って努力を続けることの大切さを語った。

 「夢に向かって-走思・走愛」と題し同中PTAが催した。藤田さんは、アテネ五輪を前に「金メダルを取りたい」と言った野口選手に、酸素の薄い2000メートルの高地で、一流選手の平均を上回る月間1370キロの走り込みを課したと語った。

 その上で「高い次元の目標を掲げ、こつこつ練習を積み上げる『亀の歩み』が大事」と強調。「天は二物を与えない。素質のない人だからこそ努力するもの。皆さんを支えている周囲の人に、感謝の気持ちを忘れないで下さい」と語りかけた。

 講演はアテネ五輪の映像を紹介しながら進んだ。生徒たちはメダリストを育て上げた藤田さんの話に聞き入っていた。


人権ポスター入賞作47点を紹介 長岡京で展示

2011-03-09 12:43:59 | 会 party
2010年度人権擁護啓発ポスターコンクールの入賞作品が京都府長岡京市天神の市立中央公民館一階ロビーに展示されている。

 コンクールは、府や府教委、府人権擁護委員連合会などでつくる京都人権啓発推進会議が、府内の小中学校や高校、特別支援学校、外国人学校などの児童・生徒に人権について考えてもらおうと毎年実施している。10年度は219校6471人から作品が寄せられた。

 会場では、入賞作品102点の中から47点を展示。友だちと手をつなぐ様子や国旗、ハートマークなどを描き、「互いを信じる認める」「みんな違ってみんないい」などと標語やメッセージを添えた力作が並ぶ。

 ひまわり畑と女の子のイラストに「笑顔は幸せの証」とのフレーズを描いた長岡京市の長岡第三中1年笹倉直子さんの作品(府教委教育長賞)や、いろんな人が地球を囲む絵を中心に「世界中のみんなにアリガトウ」と記した向日市の西ノ岡中3年堀内美里さんの作品(府商工会連合会会長賞)など、2市1町から入賞した計8点も展示している。10日まで。


新校舎でがんばるぞ 長岡第七小で授業始まる

2011-03-08 12:45:33 | 民 people
京都府長岡京市今里の長岡第七小で7日、新校舎での授業がスタートした。完成したばかりの真新しい教室に児童たちの歓声が響いた。

 国の構造耐震指標(Is値)が0・3未満の建物は、震度6強で倒壊する危険性が高いとされる中、2006年度の市内の小中学校の耐震診断調査で、長岡第七小は校舎が0・15、体育館0・08となり、全面的な建て替えが必要となっていた。市は09年度から市内の小中学校の耐震補強事業に本格的に着手し、長岡第七小では新たな校舎と体育館、プール建設を進め、このほど完成した。

 校舎内は、1階に地域コミュニティ連絡協議会の住民らも使用できる多目的ホールを設け、教室には防音ガラスや映像用スクリーンなどを配備。屋上には太陽光発電設備を取り入れている。

 児童や教員らは4日~6日に旧校舎から新校舎に荷物を運ぶなど、引っ越し作業を実施。7日から新校舎での授業が本格的に始まった。校舎内には木材が多く使用され、木の香りが漂う。児童たちは「新しい教室は気持ちいい。大事に使いたい」と話していた。

 市は今後、旧体育館や旧校舎の解体を進める。


水道料金を値下げ 長岡京市会、条例改正案可決

2011-03-08 12:43:17 | 政 governing
長岡京市議会の3月定例会は7日、本会議を再開し、4月からの水道料金値下げなど盛り込んだ市水道給水条例の一部改正案を可決した。市が府営水道水を導入した2000年度以降、水道料金を値下げするのは初めて。

 水需要の減少などで水道事業会計の赤字が続き、市は05年度に水道料金を改定。水道管の口径20ミリで月20立方メートルの水量を使用する標準モデル家庭の場合、月3276円が3853円になる577円の値上げを行った。

 市は、府が4月から、府営水道の乙訓系の基本料金単価を1立方メートルにつき10円値下げするのに合わせ、水道料金値下げを検討。水道事業会計は05年度から黒字を維持しており、浄水場統合などで生まれた収支改善分を還元するかたちで値下げ幅を決定した。

 今回は、平均5・14%の引き下げで、標準モデル家庭で9・53%、1カ月3853円の水道料金が3486円になり、367円の値下げとなる。市によると、同モデル家庭の水道料金は、近隣では向日市4200円、大山崎町4431円、宇治市2410円、城陽市2289円、久御山町2444円。

 料金改定による収入減は6億8千万円。市の水道事業会計は11、12年度は配水池統合などもあり赤字になるが、13年度は黒字に復帰するという。


聴覚言語障害者の権利保障を 長岡京で集会

2011-03-08 11:46:11 | 会 party
月3日の「耳の日」にちなんだ記念集会が6日、京都府長岡京市天神の府長岡京記念文化会館で開かれた。府内の聴覚言語障害者ら約千人が参加し、活動報告などを通じて交流した。

 集会は、聴覚言語障害者をとりまく課題を考える場として、府内15団体でつくる「京都聴覚言語障害者の豊かな暮らしを築くネットワーク」が毎年、各地を巡回して開催している。昨年4月に乙訓聴覚言語障害者地域活動支援センターが長岡京市立多世代交流ふれあいセンター内に移転するなど、活動が広がっており、乙訓地域では8年ぶりの開催となった。

 式典では、障害者基本法などの制度改正に向け、聴覚言語障害者の情報アクセスやコミュニケーションの権利保障などを求める「We Love コミュニケーション」の署名運動や、行政への要望などをまとめた「レインボープラン」の進ちょく状況などが報告され、特別決議を行った。各地の生活支援事業の取り組みの報告や展示も行われた。

 また、ステージで大学生が縄跳びのダブルダッチや創作舞踊を披露したほか、模擬店、福祉機器の紹介コーナーも設けられ、参加者が交流を深めた。


大規模火災備え放水 乙訓2市1町の総合消防訓練

2011-03-07 14:45:05 | 水 water
春の火災予防週間(1~7日)に合わせた乙訓2市1町の総合消防訓練が6日、京都府大山崎町大山崎の日立マクセル京都事業所で行われた。中高層建物での大規模火災発生を想定し、消防団員らが放水・消火作業の手順を確認した。

 府消防協会乙訓支部が、2市1町の消防防災相互応援協定に基づき、毎年実施している。

 訓練は午前9時半、事業所の建物内から出火したとの想定でスタート。事業所の自衛消防隊員30人や2市1町の消防団員45人、乙訓消防組合本部の隊員30人が参加した。

 発煙筒がたかれる中、はしご車やポンプ車など計12台が次々に到着。消防団員らが機敏な動作でホースをつなぎ、合図とともに勢いよく放水した。

 府消防協会乙訓支部長の岡田武・向日市消防団長は「大規模火災や地震などの自然災害に備えるには、管内の事業所と消防機関の連携が重要。各消防団の連携もさらに密にしたい」とあいさつした。


乙訓・八幡歴史ウォーク

2011-03-07 11:43:58 | 歴 history
西国街道、東高野街道から乙訓・八幡の歴史を探る「乙訓・八幡歴史ウォークが開催されます。豊かな自然と多くの歴史遺産に恵まれた「竹の里」乙訓・八幡地域に伝わる物語や伝説などに触れながら、自分のペースで早春の街道を散策するイベントです。来る3月19日(土)午前9:30~10:00に各スタート地点で参加を受付です。

◯かぐや姫と西山の里コース・阪急洛西口駅受付
◯岩清水八幡宮とガラシャの里コース・安居橋受付(京阪八幡市駅南300m)
◯秀吉の道からガラシャの里コース・阪急大山崎駅受付
◯三川浪漫コース・阪急大山崎駅受付

長岡京市
向日市
八幡市

初代「黄金の顔」5日から公開 万博記念公園

2011-03-06 11:53:44 | 祭 carnival
芸術家・岡本太郎さん(1911~96)の代表作「太陽の塔」に取り付けられていた初代「黄金の顔」が4日、報道陣に公開された。5日から吹田市の万博記念公園内で開催される「太陽の塔 黄金の顔展」で一般公開される。
初公開された太陽の塔の初代「黄金の顔」=4日午前、吹田市

 展示される「黄金の顔」は、1970年の大阪万博開催当時から92年に大改修を行うまで設置されていた。顔は直径10・6メートル、目の直径2メートル、鼻の高さ2・8メートルで、鋼版169枚を使用。大改修では鋼板に腐食があったため、現在の顔はステンレス製に取り替えられた。初代の顔は解体され、塔内部に保管されていた。

 同展は4月10日まで。太陽の塔建設当時の図面や万博関連グッズなどを約300点展示する。


「最高齢出場」更新中 82歳乗馬教官、愛馬と大会へ

2011-03-06 11:46:57 | 士 cerebrity
大阪府豊中市の服部緑地乗馬センターで馬の調教に当たる教官の岩坪徹さん(82)。8歳で始めてから74年間、馬に乗り続けてきた。大会出場の最高齢記録を更新し続けている「大阪府民馬術大会」(12、13日、杉谷馬事公苑)に大会デビューとなる愛馬・ジュネスと出場を控え、日々練習を続けている。
府民馬術大会に出場するジュネス号にさっそうと乗る岩坪さん

 京都市で育ち、祖父に連れられ8歳で乗馬を体験。戦時下でめまぐるしく変化する学校制度に翻弄(ほんろう)されながらも、幼いころ親しんだ馬への思いを胸に高校で馬術部に入った。衣食も満足でない時代だったが近くの農家に頼み込み、草刈りや馬ふん運びを条件に農閑期を利用して馬を借り、部員で少しずつ交代しながら大事に1~2頭の馬に乗った。

 京都大卒業後、ダイハツ工業へ入社。25年にわたり、営業を中心に勤務するかたわら乗馬を続けた。ローマ五輪・障害馬術の国内予選(1960年)や国民体育大会などに出場し、活躍の場を得た。

 また、騎兵にのっとったこれまでの乗馬法を根底から覆す、人馬双方に負担をかけない「自然馬術方式」に触れ、「普及に努めたい」と一念発起。同方式を研究したカプリリー氏の論文集を和訳し、自費出版した。

 「営業時代の経験を生かし」各地の乗馬クラブに本を持参する中で、同センターを運営する「乗馬クラブクレイン」の竹野正次会長に意欲を買われ、 77年、同社に入社。2004年に定年退職するまで「馬の世話をし、乗馬ができて毎日が天国のよう」と感じながら、スタッフを指導する教官や馬の調教を担当。退職後は北海道で馬と過ごし、09年から再び同センターで調教を手掛けている。

 背筋をピンと伸ばし「大病もなく健康でいられたのは馬のおかげ」という岩坪さん。落馬や骨折などの経験もあるが「馬は人のようにだましたりしないし、こちらが心を開けば天使のよう」と馬の魅力を語る。

 「陸軍士官学校に通い、正しいと思って進んできた戦争が終わったとき、若い自分たちにはぶつけられるものが何もなかった。今思えばそれが馬へ向かったのかもしれない」と乗馬にかける情熱を振り返る。

 府民馬術大会では、18歳以上の選手を対象にした「小障害飛越競技(一般)」(13日)に出場する。「ジュネスは初めての大会出場なので、まず大会の雰囲気の中で競技を普段通り行うのが目標。小柄だけどバネがあり素直で、将来が楽しみな馬」と岩坪さん。「いつまで許してくれるか分からないが、できる限り乗馬を続けたい」と目を輝かせる。


大山崎で古刹巡り写経体験 79人が散策楽しむ

2011-03-06 11:43:54 | 歴 history
写経と散策を楽しむ催しが5日、大山崎町内で開かれた。京阪神から訪れた79人が地元の古刹(こさつ)・宝積寺で筆を執り、気持ちを落ち着かせて経典を書き写した。午後はボランティアガイドの案内で天王山を歩いた。

 人出が少ない季節に町の魅力をゆっくり体感してもらおうと、「大山崎ふるさとガイドの会」が4年前から催している。

 参加者は宝積寺で寺石典亮・責任役員の法話を聞いた後、般若心経や真言宗の経典「理趣経」の一部を書き写した。静寂の中、筆ペンを手に取り、小さな字を止めやはねに至るまで丁寧に記した。書き終えると一人ずつ順番に寺石責任役員に見せ、「繊細で優しい方なのでしょう」「写経に励めば気持ちの整理がつく」と講評や助言を受けていた。

 午後は好天の下、2コースに分かれて酒解神社やアサヒビール大山崎山荘美術館庭園などを散策した。


中学生と大人がサッカー対決 向日市シニアカップ

2011-03-06 11:41:19 | 民 people
中学生と大人によるサッカー大会「向日市FCシニアカップ2011」が5日、京都府向日市寺戸町の寺戸中であった。市内3中学のサッカー部と、40歳以上の市民でつくるシニアの計4チームが対戦し、熱戦を繰り広げた。

 サッカーサークル「向日市フットボールクラブシニア」の主催。異世代間の交流とサッカー技術の向上を目的に、2005年から開いている。

 総当たり戦で全6試合を行った。中学生とシニアの実力差がさほど大きくないため、どの試合も攻守が激しく入れ替わった。巧みなドリブルでディフェンスをかわしたり、ゴール前で浮いたボールをうまくヘディングしたりすると、チームメートや観戦中の家族から大きな声援が上がっていた。

 勝ち点や得失点差による成績は次の通り。

 優勝 シニア(2勝1敗)▽準優勝 西ノ岡中(2勝1敗)▽3位 寺戸中(1勝1敗1分)▽敢闘賞 勝山中(2敗1分)


長岡京を詠み、日中漢詩交流 寧波で初の作品展

2011-03-05 16:38:14 | 民 people
「長岡京漢詩詩作研修会」(小林清夫代表)のメンバーら8人がこのほど、長岡京市の友好都市・寧波市(中国浙江省)を訪問した。地元の漢詩グループとの交流会を持つとともに、初めての試みとして長岡京の四季折々の風景を詠んだ漢詩作品の展示を行った。

 同研修会は、詩吟の愛好家らが中心となり2003年に発足。専門の講師を招くなどして、漢詩づくりや鑑賞などの取り組みを続けている。

 寧波市には前身の詩吟グループの時を含め、01、05、08年と訪れ、地元の「寧波詩社」のメンバーらとの交流を繰り広げてきた。今回は、昨年1月に寧波市側から「互いの作品を紹介する催しを両市で開かないか」という提案を受け、準備を進めてきた。

 メンバー6人と一般参加の2人は2月21日に日本を出発。23日に、初唐(7世紀前半)に開削された人工湖で名勝として知られる月湖の湖畔の施設で、寧波詩社のメンバー9人との漢詩交流会に臨んだ。互いの作品を鑑賞すると同時に、詩作の技法などについて語り合った。その様子は地元のテレビで紹介された。

 作品の展示は、同日からこの施設を会場に3月1日まで行われた。長岡京漢詩詩作研修会のメンバーが詠んだ、西山や光明寺、長岡天満宮など「長岡京百景」をテーマにした漢詩55点と、それにちなんだ写真のパネル20点が並んだ。

 同百景は、市民の意見を参考に長岡京市教委が1991年に選定。漢詩はルールに合わせ韻を踏み、音調を整えるための文字の配列である平仄(ひょうそく)を守った力作ぞろいで、訪れた寧波市民らは、紹介された漢詩と写真を通して長岡京への思いをはせていた。

 同漢詩詩作研修会の鵜野高資世話人は「漢詩のレベルはまだまだ(寧波詩社には)及ばないが、回を重ねるに従い、交流の中身が濃くなっている。実り多い訪中だった」と話した。

 交流についての報告を兼ねた漢詩詩作研修会の例会が6日午後1時15分から市立産業文化会館である。一般の人の参加歓迎(資料代300円が必要)。問い合わせは、鵜野世話人TEL075(952)5790へ。


25周年を祝う  長岡京市、友好交流協会

2011-03-05 16:31:12 | 式 celemony
長岡京市友好交流協会の設立25周年記念式典がこのほど、京都市内のホテルで開かれ、会員らが四半世紀の活動の足跡を振り返った。

 市友好交流協会は1986年、「日中友好長岡京市市民会議」、「長岡京市・アーリントン友好の会」、「長岡京市・伊豆長岡町姉妹都市推進委員会」の市民3団体が活動を統合する形で設立された。友好・姉妹都市の中国寧波、米国アーリントン、静岡県・伊豆の国市(旧・伊豆長岡町)と協力し、約330人の会員らが、交流会や語学講座や講演会などを実施している。

 式典には、会員や小田豊市長、伊豆の国市の望月良和市長ら83人が出席。式辞で、小原勉会長が「活動を若い世代へとつなげ、相互理解と友好親善を図り、恒久平和に貢献していく」と語った。

 また、米国出身で京都外国語大教授のジェフ・バーグランドさんが「世界まるごと How to 国際人 異文化コミュニケーションのすすめ」と題して記念講演。自身のエピソードを交えながら、新たな価値観を生み出す異文化体験の意義を語った。

 会場では協会のこれまでの歩みが映像で紹介され、会員らは活動の発展を誓った。


たばこの怖さ知って 第二大山崎小 医師が健康被害解説

2011-03-04 16:26:16 | 木 plants
「タバコってなんだろう」と題した喫煙防止教室がこのほど、京都府大山崎町の第二大山崎小であった。呼吸器専門の安田雄司医師が6年生54人に、映像やサンプルを使ってたばこによる健康被害の恐ろしさを説明した。

 中学入学前に喫煙防止の大切さを伝えようと、京都市南区で開業する安田医師が毎年行っている。安田医師は肺気腫患者のビデオ映像を児童に見せた。毎日40~60本吸い続けて患い、食事や排便に何時間もかかる苦しげな姿が映し出された。

 肺にたまるタールや、肺に巣くうがん細胞などの写真入りで健康被害を警告する海外のたばこのパッケージも紹介。「煙には3千種類の化学物質が含まれている。たばこを吸わなければ肌もきれいだし、元気な赤ちゃんも産める」と話した。

 児童は呼気中の一酸化炭素濃度を測る機械も試し、視覚に訴える授業を、興味深そうに受けていた。