向日市を中心に乙訓地域で明治期から昭和30年代ごろまで生活や農作業などに使われた道具を並べた「くらしの道具展」が21日から、同市寺戸町の市文化資料館で始まる。
2市1町の小学生が授業で昔の人の暮らしを学ぶこの時期に毎年開催。同資料館のボランティアの会が、市民から寄贈された道具の手入れや展示品の選定、団体の見学者を主な対象とした解説などで全面協力している。
今年は初展示の4点を含む計約120点を集め、「衣」「食」「住」「農」「量・計」「楽」など、用途別にコーナーを設けて紹介している。
初展示の「ツルカケマス」は、マスの口部に対角線上に鉄製の棒のツルガネが渡されたマス。江戸時代初期に、5合以上のマスの口にこのツルガネを渡すことが定められたといい、後に、「酒有☆(さけあります)」といったように、商売の看板などで使われる「☆」の字の由来ともなった。マスの縁と、四隅で木が合わさっている部分も鉄板で補強されている。
同じく初めての展示となる「櫓(やぐら)ゴタツ」は、瓦造りの火鉢を、木製の小さなやぐらで囲ったこたつ。やぐらは火鉢に入れた炭の熱で、上からかける布団が焼けないようにするためのもので、昭和30年代まで使われていた、という。
このほか、そろばんの上部に二つのタマががある「梁上二珠(りょうじょうにしゅ)そろばん」や、足踏み式のミシン、コンロをはめこんで使えるちゃぶ台ほか、昔懐かしい遊び道具なども並ぶ。
さらに、脱穀した米などからもみやわら、ごみなどを除く道具「唐箕(とうみ)」を今も使用している農家で実際に撮影した映像を今回初めて流す。
3月25日まで。無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。同資料館TEL075(931)1182。
※☆は口に斜線
【 2012年01月21日 10時22分 】
2市1町の小学生が授業で昔の人の暮らしを学ぶこの時期に毎年開催。同資料館のボランティアの会が、市民から寄贈された道具の手入れや展示品の選定、団体の見学者を主な対象とした解説などで全面協力している。
今年は初展示の4点を含む計約120点を集め、「衣」「食」「住」「農」「量・計」「楽」など、用途別にコーナーを設けて紹介している。
初展示の「ツルカケマス」は、マスの口部に対角線上に鉄製の棒のツルガネが渡されたマス。江戸時代初期に、5合以上のマスの口にこのツルガネを渡すことが定められたといい、後に、「酒有☆(さけあります)」といったように、商売の看板などで使われる「☆」の字の由来ともなった。マスの縁と、四隅で木が合わさっている部分も鉄板で補強されている。
同じく初めての展示となる「櫓(やぐら)ゴタツ」は、瓦造りの火鉢を、木製の小さなやぐらで囲ったこたつ。やぐらは火鉢に入れた炭の熱で、上からかける布団が焼けないようにするためのもので、昭和30年代まで使われていた、という。
このほか、そろばんの上部に二つのタマががある「梁上二珠(りょうじょうにしゅ)そろばん」や、足踏み式のミシン、コンロをはめこんで使えるちゃぶ台ほか、昔懐かしい遊び道具なども並ぶ。
さらに、脱穀した米などからもみやわら、ごみなどを除く道具「唐箕(とうみ)」を今も使用している農家で実際に撮影した映像を今回初めて流す。
3月25日まで。無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。同資料館TEL075(931)1182。
※☆は口に斜線
【 2012年01月21日 10時22分 】
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