特殊詐欺防げ、タクシーに啓発ボード 京都・向日

2017-10-16 07:59:14 | 民 people
 都タクシー乙訓営業所(京都府向日市寺戸町)は11日、約100台の車内に特殊詐欺の手口や特徴を紹介したボードを取り付けた。全国地域安全運動(11~20日)の取り組みの一環で、運転手たちも被害を減らそうと利用客への声掛けを始めた。

 被害者が現金を引き出すために金融機関へタクシーで向かうケースもあるため向日町署が同社に協力を求めた。同営業所ではこの日朝、署員が運転手らを前に管内の特殊詐欺被害の発生状況を説明。筒井基好社長は「お客様に呼び掛け、乙訓から悪質な詐欺被害がなくなるよう、地域に貢献できれば」と話した。

 この後、営業所近くのタクシー乗り場で署員が、乗車する利用客に「特殊詐欺が多発しているのでご注意ください」と声掛けしながら不審電話の文言などを記したポケットティッシュを手渡した。

 車内でも運転手らが声掛けとともにティッシュを配る。11月10日まで行う予定。

 同署によると、管内で今年8月末までに確認された特殊詐欺被害は計12件で被害総額は計約2500万円に上る。

【 2017年10月12日 09時30分 】

巧妙に広がるJKビジネス バイト感覚、虐待も背景

2017-10-16 07:56:34 | 商 trading
 女子高生らが親密なサービスを行う「JKビジネス」に関する講演会がこのほど、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。違法なサービスで少女への性被害が社会問題化する中、大阪の繁華街で深夜の声掛け活動を続ける団体の副理事長が「JKビジネスは巧妙に広がっている」と訴えた。

 大阪府警少年補導職員を務めた後、NPO法人「キッズナビわかば」(大阪府枚方市)を立ち上げた野澤征子さん(75)が講師となり、「子どもたちは掛けてもらった声を必ず覚えている」と大人の役割を強調した。深夜徘徊(はいかい)を重ねる子どもの実態を説明。親のネグレクトや経済的虐待、学校でのいじめが背景にあるケースを紹介した。

 JKビジネス店で働く少女への聞き取りを踏まえて「割のいいアルバイト感覚で後ろめたさを感じていない子もいる」と指摘。出会い系サイトを介した性被害の写真がインターネット上で流布する実例を挙げた。

 講演会は長岡京市女性交流支援センターが企画し、市内の女性ら9人が参加した。

【 2017年10月11日 11時00分 】

水出し碾茶味わい、ジャズ堪能 京都・石清水八幡宮で催し

2017-10-16 07:49:27 | イベント
 お茶とジャズ演奏を一緒に楽しむイベント「Chazz in 石清水八幡宮」が9日、京都府八幡市八幡の石清水八幡宮であった。森に包まれた境内などで日本の茶の文化とジャズ文化が溶け合い、来場者を楽しませた。

 同市が市制40周年記念で初めて企画、「お茶の京都博」のエリアイベントとして開催した。同志社大卒の杉山千絵さんらプロ歌手や京都八幡高吹奏楽部など、2会場で計11組が演奏を披露した。

 メイン会場では、プロの奏者が軽快なリズムやしっとりしたメロディーなど多彩な曲を披露し、来場者は身をゆだねるように聞き入っていた。会場近くでは地元産の水出し碾(てん)茶が振る舞われ、来場者が熱いステージの合間に冷えた茶をじっくり味わい、笑顔を見せていた。

【 2017年10月11日 10時20分 】

よみがえる明治の京都・宇治 歴史資料館で紹介

2017-10-16 07:44:02 | 歴 history
 明治時代に撮影された宇治や近隣の写真を集めた特別展「よみがえる明治の日本」が、京都府宇治市折居台の市歴史資料館で開かれている。宇治川の塔の島に集う和装の人々や、水をたたえた巨椋池など、記録としても貴重な在りし日の地域の姿が捉えられている。

 来年は明治元(1868)年から150年になることから企画、写真やパネルなど計329点を紹介する。

 塔の島の浮島十三重塔が再建された明治41(1908)年の落成法要の写真は、現物と引き伸ばした複写を並べた。約400人が写り、同館の小嶋正亮主幹は「普段着姿で、大部分が地元の人と思われる。洋装の人が少なく、女性が髪を結っているなど当時の風俗が分かる」と話す。

 明治初期の府の記録写真は、干拓前の巨椋池に水面が広がっており、豊臣秀吉が築造を命じた太閤堤もある。平等院鳳凰堂は阿字池にハスが繁茂し、屋根の鳳凰(ほうおう)が外を向くなど現在と異なる。欧米輸出向けに白黒写真を彩色した「横浜写真」、特殊な眼鏡で立体的に見える「ステレオグラム」といった写真も。

 11月19日まで。入館料が必要。10月21、24日と11月10日に講座、15日に記念講演がある。申し込みや問い合わせは同館0774(39)9260。

【 2017年10月10日 09時10分 】

「へうげもの茶宴」でお茶満喫 京都・木津川で11月3日

2017-10-10 10:50:57 | 商 trading
 「お茶の京都博」のイベント「へうげもの茶宴inみかのはら」が11月3日、京都府木津川市加茂町の瓶原(みかのはら)地区で開かれる。メイン会場は奈良時代に造営された国史跡・恭仁宮の大極殿跡や国分寺跡で、茶席や茶のグルメなどの催しがある。

 安土桃山から江戸初期の大名で茶人の古田織部が領地の瓶原で茶会を催した古事にちなんで市が初めて企画、主催する。織部が主人公のマンガ・アニメ「へうげもの」(山田芳裕作)からイベント名を決めた。

 当日は子どもたちが考えたお茶などを使ったレシピコンテストやキッズ茶香服(ちゃかぶき)、ほうじ茶作り体験がある。お茶を擬人化して表現するコスプレコンテストや音楽祭も開かれる。

 会場近くの海住山寺では秋の文化財特別公開が行われており、当日は煎茶会がある。

 イベントは午前10時~午後4時。問い合わせは市観光商工課0774(75)1216。

【 2017年10月09日 17時00分 】

祈りの炎燃え盛る 京都・向日神社で「御火焚祭」

2017-10-10 10:48:45 | 祭 carnival
 無病息災などの願いを護摩木に書いて燃やす秋恒例の「御火焚(おひたき)祭」が8日、京都府向日市向日町の向日神社で営まれた。氏子や参拝客ら約100人が集まり、立ち上る炎に祈りをささげた。

 願い事を炎の力で清めて成就させる神事。「病気平癒」「新人戦ベスト8」など、思い思いの願い事が記された「火焚串」と呼ばれる護摩木約2万本が集まった。

 神火がともるたいまつを持った氏子2人が、境内の一角で円形に積み上げられた護摩木に点火。バチバチと音を立てて燃え盛る様子を、訪れた人たちがハンカチで汗を拭いながら見つめた。

 参拝に訪れて偶然、立ち合えたという向日市鶏冠井町の女性(70)は「ご縁に感謝。次男が起業したばかりで、商売繁盛を祈りました」と話していた。

【 2017年10月09日 09時40分 】

公家の男の子題材のマスキャラ 大阪・島本町

2017-10-10 10:45:49 | 民 people
大阪府島本町の公式マスコットキャラクターのデザインが、このほど決まった。「みづまろくん」という名前で、公家の男の子を題材にしたかわいらしい姿が印象的だ。

 各種催しで町をPRしようと、高槻青年会議所がデザインを募集し、町内外から165通の応募があった。同会議所や町などでつくる制作実行委員会の審査を経て決定した。

 みづまろくんは、青色基調の髪に烏帽子(えぼし)をかぶった顔緑が特徴。緑色の狩衣(かりぎぬ)姿でリュックサックを背負っている。「みづ」は水と三川合流の地を表している。「まろ」は、かつて男の子の呼称で使われた言葉で、今回は「丸い」の意味も掛け合わせているという。

 現在、高槻青年会議所が、ぬいぐるみを作製しており、完成すれば町へ寄贈される。

【 2017年10月08日 10時58分 】

秋晴れの下、若衆ら勇壮に練る 京都・田原祭の神幸祭

2017-10-10 10:40:09 | 祭 carnival
 京都府宇治田原町で5日、平安時代から伝わるとされる「田原祭」が始まった。初日は爽やかな秋晴れの下、神幸祭が行われ、町内の神社3社からそれぞれみこしが出て、若手の氏子らが勇ましいかけ声を響かせながら地域を練り歩いた。

 平安時代に藤原藤太秀郷が平将門を滅ぼした功績でこの地の領主となり、今後の平和を祈って村人がみこしを担いだのが始まりとされる。

 神幸祭は午前11時すぎから始まり、一ノ宮、大宮、三ノ宮の各神社から「ソーラ、ヨイヨイヨイ」の声とともに、みこしを台車に乗せて御旅所(同町郷之口)に向かった。郷之口会館(同)の前では、園児らの前でみこしを力強く持ち上げ、歓声を浴びた。

 8日午前11時からの還幸祭では、御旅所で府登録無形民俗文化財の舞物(まいもの)や駆馬(かけうま)が奉納され、3基が各神社に戻る。

【 2017年10月06日 12時07分 】

1本1万円からの高級煎茶 京都・和束、ボトル発売へ

2017-10-10 10:37:29 | 商 trading
 特産品開発や観光誘客などに取り組んでいる京都府和束町活性化センター(同町)などが、地元産茶葉を使ったボトル入り高級煎茶飲料「霧の雫(しずく)」を開発、11日から販売する。小ボトル(375ミリリットル)で税別1万円の超高級ドリンクで、海外の富裕層や、ワイン替わりにレストランやパーティーでの利用を期待する。

 同町の煎茶は品質の高さから全国でも最高価格帯で取引されているが、抹茶ブームの一方で煎茶需要は減る傾向にある。高級煎茶の販路を広げようと、同町の辻製茶、インターネットで情報発信する「WEB道の駅 和束」と開発した。

 高級ボトル茶を手掛ける静岡市の会社が開発協力。茶葉を低温でじっくり抽出、ろ過して高い香りと濃いうまみを凝縮し、透き通った黄金色に仕上げた。

 センターによると、ボトル入り高級茶飲料は20銘柄ほどあるが、煎茶は珍しいという。開発チームの田中繁次さん(73)は「和束の茶の歴史と高品質さを味わってほしい。農家の意欲喚起にもなれば」と話している。

 大ボトル(720ミリリットル)は税別1万8千円。「WEB道の駅 和束」で販売する。

【 2017年10月06日 11時02分 】

停電時も稼働、JR駅前にソーラー時計 京都・向日

2017-10-10 10:34:11 | 賞 prize
 京都府向日市は4日、同市寺戸町のJR駅前ふれあい広場で、京都西の丘ライオンズクラブが寄贈したソーラー時計の除幕式を行った。

 寄贈は同クラブ設立25周年記念事業の一環。時計は太陽光エネルギーで稼働し、停電時も正確に時間が把握できる。広場は災害避難場所になっている。

 式では、安田守市長が「貴重な寄付をいただき、うれしい。大切に使いたい」とあいさつ。同クラブの片山睦夫会長は「市民の役に立てばうれしい」と語った。出席者らが白い幕につながっているひもを引っ張ると高さ約6メートルの時計がお目見えし、会場が拍手に包まれた。

【 2017年10月05日 09時50分 】

京都・大山崎の保育園事業者決定で保護者「協議の場を」

2017-10-10 10:32:28 | 政 governing
 京都府大山崎町議会の全員協議会が3日開かれ、町立第二保育所の民営化に関して町は、2019年4月に開園予定の民間保育園を運営する事業者を社会福祉法人端山園(京都市伏見区)にすると明らかにした。

 町は、近畿2府4県で保育園などの運営を30年以上している社会福祉法人といった条件を掲げて8月下旬に事業者を募集し、府内外から2事業者が応募した。町民や学識経験者らでつくる町事業者選定委員会が事業者の事業計画書を精査したり、運営する保育園を視察したりして保育の運営や職員体制、危機安全管理などの観点から総合的に審査、先月末に事業者選定を山本圭一町長に答申した。

 全員協で森田俊尚町議(大山崎クラブ)は「今ある保育所と切磋琢磨(せっさたくま)し相乗効果に期待する」と決定を評価した。また、渋谷進町議(共産党)は保育料徴収に関して公立保育所と差が出ないよう求めた。

 第二保育所の保護者は「町はわれわれと協議する場を設けず一方的に民営化を進めている。私たちは民間園を否定しているのではなく、第二保育所を存続させた上で誘致すればいいと考える。町には引き続き協議の場を設けるよう求めたい」としている。

【 2017年10月04日 12時51分 】

子ども無料の食堂、保育士らオープン 京都・長岡京市で月1回

2017-10-10 10:29:27 | 護 help
 京都府長岡京市内の保育士らが中心となり、平日夜に料理を安価で提供する「食堂タオタオ」を、同市八条が丘2丁目のきまぐれカフェぽちゃなでスタートさせた。関係者は「子ども連れから高齢者まで地域住民が世代を問わず集い、交流できる場を目指す」としている。

 リーダーは同市下海印寺の保育園「アヤナイハウス」の保育士矢吹早苗さん(32)。児童養護施設勤務の経験から、「人と食べることで子どもの心身を安心させることができる」と実感し、食に関して勉強してきた。

 同園を運営する「せきゅりてぃーぶらんけっと」田中ゆか代表から同カフェでの食堂運営の提案を受け、矢吹さんは「おなかをすかせた子や、息抜きしたい父母、地域の高齢者が食事で交流できる場をつくりたい」と開店を決意。系列保育園の保育士やスタッフらと準備を重ねてきた。

 開設・運営は府の補助金を受けて実施するが、世代を問わず交流できるようにと参加対象を限定していない。

 9月上旬の初日のメニューは夏野菜カレーで、フードバンク長岡京や協力者から集めた食材で作った。三木優翔ちゃん(2)と訪れた母親の瑠璃さん(35)=同市馬場=は「親子でゆっくりできた。リーズナブルだし、保育所の先生だと安心」とほほえんだ。

 次回は5日午後6~8時、ポークビーンズを提供。今後も平日夜に月1回のペースで開催する予定。子どもは無料、子連れの大人300円、大人のみは500円。コーヒーも提供する。

 会場の同カフェでは毎月第3土曜の昼にも別団体の「ハチドリ」が子ども食堂を開いている。

【 2017年10月03日 12時20分 】

学生企画で高齢者交流 京都・大山崎の施設

2017-10-10 10:20:05 | 護 help
 高齢者が地域で交流を深める「ふれあいいきいきサロン」がこのほど、大山崎町大山崎の介護老人福祉施設「洛和ヴィラ天王山」で開かれた。町社会福祉協議会で実習中の大学生が企画を考え、お年寄りらが楽しいひとときを過ごした。

 同サロンは、高齢者の社会参加や交流の場として、町社協がボランティア団体と月に数回、町内の公共施設などを会場に催している。今回は、社会福祉士の資格取得を目指して先月から実習している立命館大3年の奥村ゆりさん(21)=大阪府高槻市=が高齢者に楽しんでもらえるようにと内容を企画。13人が参加した。

 サロンでは、奥村さんの電子オルガン伴奏で「おぼろ月夜」や「上を向いて歩こう」を歌った。また、唱歌「ふるさと」に合わせて指を動かす体操も行い、参加者らが笑顔で取り組んでいた。

 舛吉清子さん(78)=同町円明寺=は「いつもサロンで楽しませてもらっているけど、今日は若い学生からパワーをもらえた」と話していた。

【 2017年10月02日 11時34分 】

未刊の郡誌、ゆかりの地巡る 京都・向日で催し

2017-10-02 10:12:46 | イベント
 京都・乙訓全域の地理や歴史をテーマに大正末期から戦前期に執筆が進みながら、未刊となった「乙訓郡誌」ゆかりの地を訪ねる歴史散歩の企画を、向日市文化資料館(同市寺戸町)が10月から始める。文中に登場する関係先へ書籍化した郡誌の寄贈を進めており、乙訓全域を俯瞰(ふかん)した他に例のない郡誌の価値をPRしている。

 これまでの輪読会と連動させて新たに企画した歴史散歩は、郡誌の記述を糸口に、乙訓郡の政治や行政の中心地だった向日市と各地の結びつきを現場で体感してもらう狙い。

 10月28日の初回は、かつて乙訓郡に属した京都市西京区の大枝や大原野に並ぶ寺院を見学。また、乙訓郡から離脱した桂川右岸域の集落を訪ね、往時の水運に思いをはせたり、古代から水陸交通の要衝だった山崎の歴史的重要性を歩きながら学んだりと、来年2月24日まで全5回(各回とも参加費100円、要予約)催す。

 乙訓郡誌は京都帝国大の研究者らが執筆したが日の目を見なかった。同館は今春「未刊『乙訓郡誌』稿」と題し、地理編、歴史編、文化編、史料編の全4巻を100セット作成。乙訓3市町の公立図書館で貸し出している他、文中に分厚い記述がある浄土宗に関連し、長岡京市の光明寺へ郡誌を寄贈。乙訓郡の一部だった桂川沿いの旧淀村(現在の京都市伏見区)の寺院にも依頼を受けて渡した。

 11月には乙訓郡誌にまつわる展示会を計画中で、関係する社寺などへ配っていく予定といい、同館は「個別の自治体史にはない視点がある。活用が広がれば」と期待する。

 乙訓郡誌や歴史散歩企画の問い合わせは市文化資料館(931)1182。

【 2017年10月01日 11時09分 】

日本遺産の浜茶、ワイドにPR 京都・久御山

2017-10-02 10:10:52 | 歴 history
 日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の構成文化財の一つ、久御山町の木津川沿いに広がる浜茶と流れ橋(上津屋橋)を撮影した大型横断幕が、同町島田の町役場にお目見えした。来庁者にお茶の京都や町をPRする。

 高さ2.1メートル、幅9.45メートル。町がスキャナー製造の「ニューリー」(同町佐古)と協力して制作した。高精細にスキャン撮影し、青々とした茶園やその向こうに架かる流れ橋が高いデジタル技術で再現されている。

【 2017年10月01日 10時52分 】