歌人・辰巳泰子の公式ブログ

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戦争と平和(ぼやき)

2022-11-12 23:01:05 | 日常
体調不良というほどでもないのですが、しんどいので、世相をぼやきます。
最近の……というよりは、日頃の考えを書きますね。

まず国内の情勢。
北朝鮮のミサイル、迎撃しようったって、そんなにうまくいくものでしょうか。
ミサイルを敵味方、つごう二基も飛ばせて、どっちもどこに墜ちるのか、誰の上に墜ちるのか、考えたことありますか。実際に飛ばせて、迎撃訓練も、いたしますよね。

イージス艦あたごが、民間の漁船を転覆させ、国民を守るどころか殺めてしまうという事故が、そう遠くない過去には、ございました。

ミサイル開発、すればいいというものでもないんです。

オバマ大統領のときに、取引めいた話がございました。日本の自衛隊がペルシャ湾の機雷掃海をするんなら、アメリカの軍隊が、日本の自衛隊に実戦技術を仕込んでやるといったような……。日本の自衛隊は、太平洋戦争に敗戦した罰ゲームで、連合国側から、太平洋の機雷掃海をずいぶんさせられ、そのせいで、日本の機雷掃海技術は、皮肉なことに世界一です。裏を返せば、機雷掃海中に、相当数の自衛官が落命したということでもあります。日本の、自衛隊の前身は警察予備隊といって、もともと、アメリカのいいなりにするつもりで、1950年の朝鮮戦争をきっかけに、平和憲法に矛盾する組織を、アメリカが日本政府に作らせたのです。それが、警察予備隊(自衛隊)だったのですよ。

さて、オバマ大統領のときにあった、この取引めいた話は、トランプさんのときにいったん無くなりましたが、実戦技術を仕込んでやるというのも、そもそも、アメリカの都合のいいように日本の自衛隊を動かすつもりでいうのだから、アメリカから、兵器開発や実践訓練を手助けするといわれても、遠足のように、はしゃいではいけないと思います。

沖縄の基地移設の、反対運動の座り込みが形式化してるのを、若者に人気のある青年実業家が揶揄しておりましたね。これに、沖縄県知事も、反体制派の皆さんも、感情をあらわに憤慨しておられたけれど、挑発に乗らずに、きちんと説明しましょうよ。

「誤解をしておられるようですが、抵抗は、つづけることに価値があるのです。若者に引き継がせることのできないような、一過性の過激なあり方をしておりません」って。

実際、国内の抵抗運動は、とっくの昔に、コンプライアンス重視、サスティナブルなあり方を求めて、仕切り直しています。そして、これ大事。抵抗運動を含めて、権利を守るための努力は、国民の義務なのですよ。

憲法12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」

抵抗自体が取り締まり対象になるかのように、誤認する人が多いのは、説明不足だからではないでしょうか。権利を守るための抵抗、それが、国民としてなすべき不断の努力であっても、火炎瓶を投げるなどして公共の福祉に反すれば、取り締まられるということなのですよ……。

沖縄県知事が、部外者の失礼極まりない言動に、県民を守って憤慨するのは当然ですが、日本の左翼は、わかってくれないと憤慨するのではなく、抵抗の歴史について、丁寧に、嬉々として、きちんと説明できるようになってほしいです。

そして海外の情勢。
ロシアがウクライナに核爆弾を投下すると脅かしていますが、偏西風は、近年、そう珍しくなく長期蛇行することで知られています。
そんなことをしたら、ウラル山脈に沿って黒い雨が降り、モスクワを中心としたロシア西部が放射能汚染されるし、地中海も汚染されます。


以上、戦争と平和についてでした。





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