京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

紅葉真っ盛りの圓光寺

2014-11-26 05:39:05 | 2014 紅葉

三連休最終日の一昨日(11/24)、洛北の紅葉の名所、圓光寺に行きました。
圓光寺は臨済宗南禅寺派の寺院で、明治以降日本で唯一の尼僧専門道場でした。
開基は徳川家康とのことです。
意外だったのでパンフを見ると、1601年徳川家康が国内教学の発展をめざし、
伏見に圓光寺を建立し、僧俗を問わず入学を許したそうです。
現在の場所に移転したのは1667年です。

私は10年ほど前より、臨済宗本山の座禅会に参加していますが、
圓光寺の早朝座禅会に、一度は行きたいと思っていました。
ただ開始が6時と早く、なかなか足が出ずにいたのです。


山門です。





山門をくぐると、渦を巻く白砂の紋様が目をひきつけます。
白砂を雲海に見立て、龍を石で表現した特徴的な枯山水庭園です。

奔龍庭















方丈庭園は見事な紅葉です。
京都のいろいろな紅葉の名所を見てきましたが、何本かの指に入る美しさです。

禅では有名な「十牛図」(禅の悟りに至る道程を描いています)を題材に、
近世初期に作られた池泉回遊式庭園です。

とにかく素晴らしい紅葉の画像をご覧ください。
















落葉もきれいです。












方丈玄関前に置かれた水琴窟





方丈に入り、方丈から見た景色です。
真新しい緋毛氈と真っ盛りな紅葉、実に味わいがあります。
1時間でも2時間でも座って見ていたい、そんな景色です。






庭園南側の洛北最古と言われる泉水、栖龍池の周りを歩きます。





青苔もきれいです。















鐘楼と紅葉





落葉もきれいです。





境内の山上に登る道が整備されています。
山上から見える京都市内の眺望です。





開基、徳川家康の歯を埋葬した東照宮がありました。





竹林も美しい景色です。






下山し、書院の中から紅葉撮影です。










最後に方丈の襖絵です。
「琳派彩還 四季草花図」渡辺章雄






圓光寺素晴らしい紅葉でした。