道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

気分

2021年07月30日 | 随想
コロナワクチンの2回目接種から1週間、副反応による体の不調も収まって来た。

孫たちは伸び伸び夏休みを楽しんでいる。オリンピックもたけなわ。
アスリートが熱中症になろうが、コロナが爆発しようがお構いなしで決めた7月開催。日本人が熱くなるのは、夏!真夏!夏しかない。

オッチョコチョイの老生、いつになく若返った気分になって、黙々と食を準備中の老妻に向かって開口一番、「年寄りは気分で生きる!」とつい口走ってしまった。コロナ生活で溜まった鬱憤が、太陽で弾けたのかもしれない。
途端に「冗談じゃない!このうえ気分で生きられてたまるものか!」キツイ言葉が、冷ややかな視線と共に返ってきた。

省みれば、几帳面な妻と違って私は、年寄りになるずっと前から気分で生きていたように思う。無事に生活を営んでこられたのは、慎重な妻の努力と天佑神助があったればこそ、まことに慚愧の念に堪えない。

この先なおこの好奇心旺盛な多動老人に気分で動かれたら、忍耐強い妻もさすがに愛想を尽かすだろう。自重、自重、自粛、自粛・・・
余計なことは口にしないのが一番だ。
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