ここ数日は猛暑を通り過ぎて連日36~38℃の獄暑です。
12日は多度峡のみそぎ滝で天然プール開きの安全祈願祭が行われましたので安全を祈願してまいりました。
プール開きの前にAEDを使って人命救助の訓練です、何事も判っていそうで判っていないのがイザと云う時の役立たず。
多度大社から神職をお招きして神事が執り行われました。主催者の毎日新聞や後援の名古屋テレビ、桑名市、多度町観光協会、近鉄、三重交通、養老鉄道、桑名三川商工会等の関係者が安全を祈願する。
今年は雨が少ないので滝の水も細目で迫力不足です。
天然プール開きのテープカットです。本来ならこの多度峡は下界より遥かに涼しいのですが今日はうだる様な獄暑で皆さんも汗だくです、お役目ご苦労さんです。
プール開きの前に暑さに耐えきれず数名の方は早くも河童に変身です。これから8月末までこの天然プールは夏休みと重なり家族連れで満杯に成るでしょう。
水の深さは70cm程度、水温が低いので30分も水につかると唇は紫色に変色する程冷たいのがこのプールの魅力です、勿論無料なのがそれ以上の魅力です。
桑名市多度町の最奥に美鹿(ビロク)と云う集落が有り、そこには大杉神社が村の鎮守として祀られています。
大杉神社には三重県指定の天然記念物の大杉が有るとの事で実際にこの目で確かめて来ました。 拝殿の横に立派な大杉が有りました、説明書によると昭和18年に三重県の天然記念物に指定されました。約70年前ですが樹高 30m、 根周り9m、株周り 6.5m、樹齢850年(推定)だそうです、今は当時よりもう少し大きく成ったことでしょう。 その外に根元が三本連なった珍しい杉も有ります。 この神明杉は余り知られてはいませんが今話題のパワースポットとして参拝をされる方も徐々に多くなり、エネルギーを充電してパワーアップされる御利益があるそうです。
今日は朝から多度峡のホタルの里駐車場からみそぎ滝までの道路の一斉清掃でした。
先日から完全に夏日、朝から気温はグイグイ上昇中です。
現在ホタルは未だ多度峡まで来ていない様です、この付近まで来るのは6月末から7月上旬に成るのではないでしょうか。
少し作業をしてチョット小休止、みそぎ滝から涼しい風が吹き込んで気持ち良い。
7月12日(金)にはみそぎ滝と多度峡天然プール開きの安全祈願祭が行われ本格的な夏を迎えます。
多くの観光客に来て頂き喜んで貰える様に道路などの草を刈り、木の枝を伐採して綺麗に成りました。奉仕作業の方々も早々と作業を終えて二時間ほどで解散です。
観光客の皆さん、ホタルはこれからビュンビュンこの付近を飛び交う事でしょう、どうぞホタルの夜をお楽しみにお越しやす。
我が家から直線で300mほどの所に「日本武尊尾津前御遺跡」(ヤマトタケルノミコトオツマエオンイセキ)が有ります。(三重県指定文化財)
通称「草薙神社」と云って草薙家の一族10数件で維持管理されているのです。
写真では小さな森の様に見えますが以前は後ろの方まで山が続いていて山の清水でワサビが栽培されていたのですが開発が進み神社の境内だけが取り残されてこんな姿になってしまった。
日本武尊は景行天皇の子で天皇の命令により関東の豪族を平定する為にこの地に立ち寄った。尾津と云うから昔はここまで海があり、小さな港が有ったのでしょう、現在は海抜20m程度の所です。
日本武尊がこの地に立ち寄った時、大事な太刀を忘れて行かれた。しかし関東討伐が終わり帰る途中に再びこの地に立ち寄ると太刀は松の木に掛けてあった。
太刀が掛けてあったと云う松の古木
尊は大変喜ばれ「もしもこの一本松が人であったならば、太刀を守った褒美として、衣服と太刀を与えるであろう」 (日本書紀) ここの地名が御衣野(みぞの)と云うのも日本書紀のこの逸話から付いたのでしょうか。
歴史や史跡に興味のある方がここを訪れるのも珍しく有りません。これだけの神社をわずか10数件の草薙家で守護して行くことは大変な事です。