7月は法務省主唱の「社会を明るくする運動」の啓蒙活動月間でした。7月25日には桑名市総合福祉会館に東京福祉大学の前川教授をお招きして「犯罪や非行のない街づくりために」の講演を行いました。
先生の講演で一番印象に残った事は最近父兄の方が学校や先生に寄せられる要望が非常識極まりないと云う事です。その一例は父兄より「朝、うちの子は起きないので先生からうちの子の携帯電話に電話して起こしてくれ」、「朝御飯を作れないので先生、コンビニで弁当を買って食べさせてくれ」、「うちの子と○○さんとは同じクラスにしないでくれ」、「写真を写す時はうちの子を真ん中にして写してくれ」、「うちの子には絶対ケガをさせないと誓約書を書いてくれ」等など。学校側も顧問弁護士を入れるか検討する学校があるとの事です。「親の背中を見て子は育つ」と申しますが日本の将来はどうなるのでしょうか。
桑名市多度総合支所の玄関に「社会を明るくする運動」ののぼりを立てて啓蒙しましたが誰か気がつかれたかな。啓蒙月間が8月1日に終わりましたので今日はのぼりや垂れ幕を片付けました。
垂れ幕も降ろしました。これぐらいの活動で社会が明るくなるは思えません。父兄の方の一部だとは思いますが我が子可愛さの余り非常識はなはだしいと目連尊者(御釈迦さんの十大弟子)のお母さんの様に我が子を可愛がり過ぎて地獄に落ちた話は有名で盆の云われに成っています。地獄に行きたく無ければもう少し常識の有る振る舞いをしたいものです。