私達の生活で余りお世話になりたくないものとして警察、消防署、自衛隊、病院等が有りますがいざとなると一番頼もしい存在でも有り、私達の生活を日夜守ってくれています。しかしこの様な機関や施設が暇で活動しない日々が続けば皮肉にも安全な日本になるのですが。
頼もしそうな梯子付き消防車、出動のない事が 何よりです。私はみろく苑の方々と一緒に甲種防火管理講習を25、26日に四日市消防本部で受講しました。多くの人が安全にみろく苑を利用して頂く為に勉強をしました(会場はプロジェクターを使うので薄暗く、慣れない講習の為に眠くなる事もしばしばでした)。
この白い布製の箱は火事のとき一番危険な煙の恐怖を体験する施設です。「一寸先は闇」とはこの事で全く50cm先が見えず手探りでこの箱の中を潜り抜けた。実際の火事では二酸化炭素の煙のため2~3分で気を失い窒息して死んでしまうそうです。布で鼻口を覆い、身を低くして出口を見付けて脱出で出来れば命拾い。
次は放水訓練です。簡単そうに見えていますが消火栓からホースを出して現場まで行って放水となるのですが現実には火事場で焦るでしょうね。放水の時は意外と水圧が高く押し戻されそうな成るので腰を入れて身構える。
最後は屋上からシュートをつかっての脱出訓練です。何事も簡単そうに見えてこの訓練もなかなか難しいものでした。足のつま先を真っ直ぐ伸ばすとスピードが出て早く滑りますが恐怖も増すものです、足首を直角にするとシュートにひっかかりスピートは無くなり止ってしまいます、でも面白かったのでもう一度やりたかった。二日間の講習は結構楽しかった、何事も日頃の心掛けと訓練が大事。安心したときに粗相が起こるものです(我が母上の遺言)、気をつけましょう。