アイリス ふれあい農園

野菜作りを楽しみませんか。定年後の第二の人生の癒しに、家族で野菜を育てる楽しみ、土と戯れて野菜作りでストレス発散。

PFI刑務所

2010年10月31日 | インポート

PFI(Private Finance Initiative)刑務所、耳慣れない言葉ですが、公共施設の建物、維持管理、運営等を民間の資金やノウハウを活用した刑務所と云う事です。全国に未だ四か所しかないのですが今回兵庫県加古川市の「播磨社会復帰促進センター」の施設の見学を許されて視察してきました。

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この立派な建物がそうです、平成19年4月よりの運営で出来たてです。御承知の事と思いますがこれらの施設の内部は写真撮影禁止ですので詳細は伝える事が出来ないのが残念です。当然ですが受刑者の部屋は個室、六人部屋とも格子のはまった厳重に警戒された部屋です。日本の刑務所には全国で約76,000人の方がこの様な施設にお世話に成っていますがこの播磨の施設は比較的刑の軽い男性専用の施設です。施設は1000人収容できますが現在は740名程でおもに覚せい剤(薬物)関係が23%、窃盗が22%、詐欺が16%、残りはその他の犯罪に依る受刑者です。

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施設の概要 

敷地面積 126,000㎡ (甲子園球場約3個分)

建物延べ面積 47,000㎡ (14,300坪)

総工費 121億3,500万円

職員数 国 約150人 民間 約120人

飛行場なみのセキュリティチェクや防犯設備、受刑者の教育や食事等、民間企業のノウハウが活かされている様です。施設が新しいせいか、新方式なのか、確かに今までの刑務所より明るい感じがします。

地方への企業誘致がおもわしく捗らないので昨今は地方の自治体がこの様な刑務所の誘致に力を入れている様です。犯罪を犯した人を社会に復帰さす為に私達の莫大な税金がこんな処にも使われています。この様な施設で一生懸命社会復帰に励んだ受刑者の方が、刑を終えたからと云っても、現実は受け入れてくれる個人事業主や企業は本当にわずかです。そして働けないから又犯罪を犯し、刑務所に再度お世話に成る人が如何に多いか、難しい問題です。あなたの会社なら喜んでその様な方を受け入れてくれるでしょうか。何事も総論賛成、各論反対が本音ではないでしょうか。

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