昨夜来の雪が残る我が氏神さんで祈年祭の神事が行われました。
朝八時から役員さんが参道の雪を除けて神社を綺麗にしてくれた。
戸が開け放された拝殿には海の幸、山の幸が神さんにお供え、身が引き締まる寒さです、おそらく気温は3℃程度でしょう。
多度大社から神職さんをお招きして神事のはじまりです。祈年祭とは今年一年の無事を神さんに祈願する神事かと思っていましたがこれは大間違いでした。神職さんの説明では日本人の産業の源であり、日本人の食の源であるお米が今年も豊作で有る様にと神さんに祈願する神事だとのことです。
今でこそ農業の米作は下火になりましたが昔は米が主流で何なにの国は何万石とその国の力を米の石高で表していました。そして日本人の主食は米で有り米の文化が日本を支えて来ました。
よくよく考えると最近は米離れが激しく農家の方々が減反をしても米は余り、米から作るお酒も余り呑まれなくなった。つまり日本人から米は見放されつつあるのです。最近の日本が元気なく衰えつつあるのも米文化を見落としているからではないでしょうか。
リンと引き締まる今日のこの冷え込み、魂が清められた、そして改めて日本に生まれて良かったと感謝する一日でした。