三重県は障害者の雇用率が全国でも最下位クラスとの事です。その様な事もあって私の近所に障害者の方が働ける農園が3年ほど前に開園しました。
農地の広さは2ha、今でこそ立派に作付がなされていますが三年前はほとんど耕作放棄地で雑草が生い茂っていました。
作付は徐々に整ってきましたが障害者(知的)の方が食事をしたり、休憩したり、シャワーを浴びる更生施設や農作物を選別したり、洗う場所が無いので今回この農園に建設することになったのです。
しかしこの土地は農振地域の農用地、当然ですが市街化調整区域で原則として家は建たない地域です。
申請する事約1年、役所との息詰まるやり取りの末、やっとすべての許可を頂いたのが今年の7月でした。
労働局の助成金事業の為、9月一杯で完成することが条件です。建設業者の方の物凄い突貫工事でやっと完成しました。
今日はオーナが気遣って下さり、完成式にご招待下さった。天気が良いので青空の下で障害者の方や工事関係者、其の他この事業に関わった多くの人と歓談です。
許認可も工事も時間との勝負、「時は金なり」ですが、胃が痛くなる毎日を乗り越えて感無量、皆さんが餅を突いて祝って下さった。
この施設に予定どおり障害者の方が働いてもらいますと雇用率最下位の三重県も少しは浮上するのでしょうか。
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