観光協会の視察研修と云う事で岐阜県の美濃市を訪れる。
先ずはこの地方の氏神である大矢田神社に御挨拶の参拝。
御祭神は建速須佐之男命ですが鳥居を潜ると
末社に多度神社が祀られているではありませんか。御祭神は我が故郷の多度大社と同じく天津日子根命と天目一箇命です。昔むかしこの地方が干ばつに見舞われた時、多度大社から神さんを迎え雨乞いをした処、恵みの雨に恵まれたと記されています。多度から来て意外な所で多度の神さんに迎えられる神縁にびっくりです。
立派な社です。しかし平日の雨の日とあって参拝者はほとんど見えません。雨の日に雨の神さんの所に参拝に来るのも不思議なご縁です。
この神社の有名な所はこの紅葉です。参道は奥深く、紅葉のトンネルで紅葉の季節には観光客で一杯になるそうだ。
ここは国選定重要伝統的建造物保存地区のうだつの上がる街並みです。うだつとは屋根の上にもう一つ小さな屋根を作りそこから煙が立ち上る。つまり家から煙が立ち上る事はその家が繁盛している証であった事を意味しています。
何をしても失敗ばかりいる人を《あいつはうだつの上がらない奴だ》
美濃と言えば和紙です。昔は紙が大変貴重な物でありましたが今は洋紙になり和紙を使うこともほとんど有りません、和紙の柔らかさを生かして照明器具やインテリアに活路を見出そうと一生懸命の様子です。
何処へ行っても伝統工芸産業は難しそうだ、
山に囲みまれた小さな市、美濃市。決して元気が有り活況さは見うけられなかった、この街の行く末は人口減、地場産業減衰をたどるのか、活気を取りもです起爆剤は何なのか考えさせられる視察研修で有った。
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