これは100年以上経った梅の老木です、私の家の近くに有りますが最近めっきり木に勢いが無くなりついに一部の枝が倒れてしまいました。
そして今年は小枝に一つだけ花を咲かせましたがその花も花弁が一枚欠けてしまいました。老木の小枝に一輪、何と寂しげな姿でしょうか、おそらく来年は花を付ける事も無いでしょう。これだけ太い梅の木、最盛期には誇らしげに花を満開させ五月には梅の実を付けた事でしょう。
フトこの梅を見て昨年も日本では自ら命を絶った人が三万人を超えた事、そして一人暮らしの人の孤独死が何人も出た。死後何日か、いや何ヶ月か経って亡くなった遺体を近所の人が発見したとよく報道される。
この梅も手入れをすれば老木でもまだまだ何年かは花と実を付けれたと思われる。鳩山政権は施政方針演説で何回も「命を守る政治を目指す」と公約された。自殺にしろ孤独死にしろ何か日本の社会に欠けているものを感じるのは私だけではないと思うのですが。鳩山政権だけに任さず与党も野党も皆で何が日本に欠けているのかを考えたいものですね。
利便性の裏に隠れ潜む“何か”が今日も着実に成長しているようです。
今日国会討論を聞いていましたら民主党の有る議員さんが親孝行援助を鳩山政権に提案していました、笑い話の様な処も有りましたがお爺さんと孫の接触を政府が応援する内容でした。孫の為にお金を使う祖父、祖母は多い、政府が税金から拠出しなくても祖父祖母が孫の為に接触を持つ施策が上手く行けば孤独死や老人介護等の経済面でも効果が有ると提案していた、結構な提案と思った。
天狗より