御存知の事と思いますが7年の歳月を掛けて「はやぶさ」が宇宙から帰ってきました。
月より遥かに遠い小惑星イトカワ、さつま芋の様な不格好なこの星の大きさはわずか540m×270m×210m。広大な宇宙では塵の様な存在のこんな小さい星クズの惑星に着陸し、石を持ち帰ると云う気の遠く成る様なプロジェクトです。
上手く着陸はしたものの二度挑戦した石の採取は上手く行かずカプセルに石が入ったかは未確認とのことです。その間エンジンは4機の内3機が止まり、通信は途絶え広大な宇宙の中で「はやぶさ」は迷子になってしまいました。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の1ヶ月以上にも及ぶ宇宙への必死の呼びかけに「はやぶさ」からの返事は息も絶え絶えで「何とか生きてるよ・・・・・・」でした。遠隔操作で機能を回復した「はやぶさ」は3年遅れで昨日故郷の地球に無事帰ってきました、無事と云っても最後は任務を終え燃え尽きました(あぁ~無情)。民主党の事業仕分けで「何故世界一でなければ成らないのか、その考えに無駄が有るのでは」。無駄と思われる処にロマンが有り、人生のやる気が潜んでいるのですが政治家の云う無駄と国民の無駄の隔たりは常識外れの宇宙規模だ。
オーストラリアの砂漠にピンポイントで着陸したわずか40cm程度のカプセルには何が入っているのでしょうか。宇宙人がこっそり潜り込んではいないでしょうか。
政治は二流国家ですが今回のプロジェクトは正に世界一流の快挙、与党野党の政治家の皆さんも足の引っ張り合いを辞めてこの涙あふれる快挙を見習ってほしいものですな~。
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