高橋は辻元清美らが主宰するピースボートの水先案内人などを務める。2004年には、徐京植らとNPO「前夜」及び季刊の思想雑誌『前夜』を立ち上げたが、2007年に理事を辞任した。
「九条の会・さいたま」呼びかけ人を務めている。世界に先駆けて、日本が韓国や北朝鮮に謝罪と賠償をし、植民地支配を反省する世界的な流れをグローバルスタンダードにしようと呼びかけ、日韓併合条約は当初より不法無効であると主張する「『韓国併合』100年日韓知識人共同声明」に署名している。
平和の中で平和を叫ぶ人間がたとえ日本に不利益が生じようが朝鮮半島に媚びる姿は自虐の極みである。
まるでハーメルンの笛吹き男のようにSEALDsの若者の先頭に立って安倍おろしをする様は滑稽な課外授業を見ているようだ。
その徹底した戦争=国家の短絡的幼児性の論理はありもしない、起こり得るかどうかもわからない虚構の戦争に対して勇ましく反対を唱えるまるでチャンバラだ。
そんな彼は全くの仮定だがミサイル1発打ち込まれたら政府は何をしていたと、先頭に立っているに違いない。
これだけこき下ろすのも、彼が反靖国神社の教授の中でも最も影響力を持っているからに他ならない。
------------------------------------------------------
靖国神社問題関連の書籍の中で、一番世間で話題になっているのが高橋氏の靖国神社問題だ。
著者の高橋氏は靖国神社に憎悪を抱く人間である。
冒頭の第一章は政治的な諸問題をさしおいて「感情の問題」 遺族の感情を利用し
悲しみの錬金術などと西洋哲学専門の彼が靖国を表現する。
如何に歴史的に靖国を捉えていないかが伺える
高橋氏独特な主張として、「A級戦犯」を分祀しても新しい追悼施設を建設しても問題の根本解決にはならないと主張する。
「A級戦犯」を分祀した場合、中韓との政治決着は可能だが、責任を「A級戦犯」に押し付けることで靖国神社などの戦争責任がうやむやになってしまうとのことだ。
また、新しい追悼施設を作っても、やはり歴史認識問題は解決されず、施設が「第2の靖国」に化してしまう可能性があると主張。
完全に靖国を廃止に持ち込みたいとの底知れぬ憎悪を感じる。
高橋氏が考える靖国問題の解決策がまとめられている。
*政教分離を徹底することによって、「国家機関」としての靖国神社を名実ともに廃止すること。
*首相や天皇の参拝など国家と神社の癒着を完全に絶つこと。
*靖国神社の信教の自由を保障するのは当然であるが、合祀取り下げを求める内外の遺族の要求には靖国神社が応じること。
それぞれの仕方で追悼したいという遺族の権利を、自らの信教の自由の名の下に侵害することは許されない。
*近代日本のすべての対外戦争を正戦であったと考える特異な歴史観(遊就館の展示がそれを表現している)は、自由な言論によって克服されるべきである。
*「第2の靖国」の出現を防ぐには、憲法の「不戦の誓い」を担保する脱軍事化に向けた不断の努力が必要である
------------------------------------------------------
実は高橋氏について書くのは始めてではなく、
重複する部分もあると思いますがお許しを。
歴史家でない者に非常に数多く見られるのが彼のように靖国神社の本質を取り違えていることだ。
日清、日露の勝ち戦ではないのだ、敗戦し240万人のうちの220万人の戦没者である。
その前と後では明確に本質が変化していることは今更ながらだ。
高橋氏は完全なる東京裁判史観であり、そうであるならば神道指令によって国家機関から切り離され一宗教法人であるので廃止というのはあまりに乱暴である。
どうやらその歴史は知っているようだ、この時代であれば、まるで占領軍に媚びるような靖国に対する意識は東大教授とは言えなかなかの国賊ぶりである。
旧日本政府が決めた慰霊にまで認めないとする姿勢は現政府にも何かしらの疑義を持つ証である。ここで既に論理破綻しているのが、靖国を全否定している、廃止迄主張し、分祀など意味もないとの主張が、一部韓国人遺族?からの合祀取り下げを言いたいがあまり、矛盾してしまった。
靖国には遺骨があるわけでなく魂をお祀りしているのだ、其々お墓を建てるのは遺族の自由である。魂の概念が理解できない時点で遺族の権利は無効であり、訴状が存在するならばその遺族の要求は金であり遺族かどうかも疑わしい。
過去に於いて戦争とは外交手段であり、其々国によって正義はある。正義と正義のぶつかり合いが戦争であって、敗戦が悪とも思えない。靖国遊就館は先の大戦を正当化する・・・と共産党節は耳にタコが出来ているので、反論する気すら失っている。
この高橋教授は靖国問題の討論番組で見た試しがないが、書籍で論理破綻しているものが専門家とマトモな討論など出来るはずもなく、頷ける。
思うに彼は靖国に関して何も知らないのだと感じる。反政府、反体制派として利用価値を自ら作り出した第一人者かもしれない、哲学では飯が食えない。では靖国で少し過激に批判でもすれば・・・はあながち間違いでないかもしれない。
ピースボートを案内人としてタイアップして以来、その芳ばしい肩書きを見れば全てが納得である。
そして性懲りもなくSEALDsと呼ばれる学生にまで媚びるその姿には日本人としてのプライドなど欠片も無かったことを付け加えて終わりたい。