先の大戦の戦没者を昭和38年の「戦没者追悼式の実施に関する件」の閣議決定において310万人としている。これは戦没者230~240万人に一般市民の戦災者70~80万人を合わせた数である。


ここで言う"戦没者"とは戦場で戦い或いは病気で亡くなった軍人、軍属で、"戦災者"は日本内地にいて空襲、主に東京大空襲、広島長崎の原爆の犠牲者だ。
この戦没者と戦災者には明確な違いがあと二つある。
一つは戦災者は一部を除いて靖国神社には合祀されていない。二つめは戦没者は戦没遺族に国からの遺族年金が支給される。
戦後、我が国が主権を回復し、戦傷病者戦没者遺族等を制定するとともに、軍人恩給を復活させたが、ー般戦災者は放置された。
国家の命令によって戦没した者を救済するのが基本方針だ。国の為に死んだか国に居て死んだかは酷なようであるが明確に線引きされてきた。
ここに於いてまず「戦災者対国家」という構図がある
戦災者の全国空襲被害者連絡協議会は戦後、国民が国の主権者であり、平和の下に平等に生きる権利が保障される事になり、旧憲法下の「お国の為の軍務に服した」者のみを援護する現行制度のあり方が、憲法と矛盾すると主張している。
しかしながら戦災者と戦没者が同一家族のケースもあり、あくまでその主眼は国にあるのだろう。
次に戦没遺族と靖国神社の関係性だが戦没遺族の相互扶助と英霊の慰霊、顕彰に関する事業を行う
日本遺族会がある。
日本遺族会は靖国神社国家護持の推進と遺族年金・遺族恩給の増額を目標に運動を展開している。
同じように靖国神社に合祀されている英霊を奉慰顕彰すると共に、その英霊の御心を受け継ぎ、健全なる国民道徳の作興と国家社会の安泰に寄与する事を目的とする崇敬奉賛会がある。
靖国神社を国が管理するという国家護持法案が自民党から何度か出されたが結局は叶わなかった。
その原因は様々な宗教団体の反対によってだが、当の靖国神社もこれに反対した。
この国家護持を反対する根拠となるのが政教分離の考えだとすれば、首相の参拝を阻害しているのは宗教団体である。この中には当初創価学会も含まれていたが、今では首相にも近い与党政権である。
以前日本遺族会の会長である古賀誠氏が福岡県の遺族会と分祀を靖国神社に訴えていたが、その思いに天皇陛下の御親拝を望むことが含まれているが、これは靖国神社との関係に壁を一枚挟む形となった。
戦災者<戦没遺族<|<靖国神社>崇敬奉賛会
要するに戦犯を分祀すれば御親拝が叶うという東京裁判史観であり、靖国神社の戦犯も一兵士も分け隔てなく祀るという「日本はいい国だった」の考え方とは相容れない。
東京裁判史観の日本軍は悪辣非道だった、靖国神社は軍国主義の主柱、遊就館は戦争を賛美している等の反省や否定は戦災者のみならず、戦没遺族までも取り入れて靖国神社と日本会議、神道、安倍政権にじりじりと圧力をかける。
このような国内情勢と年々増えていく中国の戦没者数を靖国の英霊はどんな気持ちで見ているのだろう。


ここで言う"戦没者"とは戦場で戦い或いは病気で亡くなった軍人、軍属で、"戦災者"は日本内地にいて空襲、主に東京大空襲、広島長崎の原爆の犠牲者だ。
この戦没者と戦災者には明確な違いがあと二つある。
一つは戦災者は一部を除いて靖国神社には合祀されていない。二つめは戦没者は戦没遺族に国からの遺族年金が支給される。
戦後、我が国が主権を回復し、戦傷病者戦没者遺族等を制定するとともに、軍人恩給を復活させたが、ー般戦災者は放置された。
国家の命令によって戦没した者を救済するのが基本方針だ。国の為に死んだか国に居て死んだかは酷なようであるが明確に線引きされてきた。
ここに於いてまず「戦災者対国家」という構図がある
戦災者の全国空襲被害者連絡協議会は戦後、国民が国の主権者であり、平和の下に平等に生きる権利が保障される事になり、旧憲法下の「お国の為の軍務に服した」者のみを援護する現行制度のあり方が、憲法と矛盾すると主張している。
しかしながら戦災者と戦没者が同一家族のケースもあり、あくまでその主眼は国にあるのだろう。
次に戦没遺族と靖国神社の関係性だが戦没遺族の相互扶助と英霊の慰霊、顕彰に関する事業を行う
日本遺族会がある。
日本遺族会は靖国神社国家護持の推進と遺族年金・遺族恩給の増額を目標に運動を展開している。
同じように靖国神社に合祀されている英霊を奉慰顕彰すると共に、その英霊の御心を受け継ぎ、健全なる国民道徳の作興と国家社会の安泰に寄与する事を目的とする崇敬奉賛会がある。
靖国神社を国が管理するという国家護持法案が自民党から何度か出されたが結局は叶わなかった。
その原因は様々な宗教団体の反対によってだが、当の靖国神社もこれに反対した。
この国家護持を反対する根拠となるのが政教分離の考えだとすれば、首相の参拝を阻害しているのは宗教団体である。この中には当初創価学会も含まれていたが、今では首相にも近い与党政権である。
以前日本遺族会の会長である古賀誠氏が福岡県の遺族会と分祀を靖国神社に訴えていたが、その思いに天皇陛下の御親拝を望むことが含まれているが、これは靖国神社との関係に壁を一枚挟む形となった。
戦災者<戦没遺族<|<靖国神社>崇敬奉賛会
要するに戦犯を分祀すれば御親拝が叶うという東京裁判史観であり、靖国神社の戦犯も一兵士も分け隔てなく祀るという「日本はいい国だった」の考え方とは相容れない。
東京裁判史観の日本軍は悪辣非道だった、靖国神社は軍国主義の主柱、遊就館は戦争を賛美している等の反省や否定は戦災者のみならず、戦没遺族までも取り入れて靖国神社と日本会議、神道、安倍政権にじりじりと圧力をかける。
このような国内情勢と年々増えていく中国の戦没者数を靖国の英霊はどんな気持ちで見ているのだろう。