こんにちは。
今日の天気は雲が多くて太陽が遮られると急に寒く感じます。
イヤだな,冬の曇り空。
昨日は、晩ご飯の用意が出来ていたので外出から戻ってゆっくり本なんか読んじゃいましたよ。
朝カキ鍋を作って、帰ったらうどんでも茹でて入れれば良いやって、
そんなつもりでしたが、結局はタカキビを炊きました。
何にしても朝のうちに支度をしておくと楽ですね。
本を読みましたって、先ほど書きましたが読書なんて何年ぶりかしら?
と云いたくなる程長い間活字を読んでいなかった気がします。
目が悪くなったり、おもしろい本に出会えなかったり、
PCに夢中になっていたりで、活字から遠ざかっている日々なのだ。
いいえね。
実は一冊、私にとって聖書のような分厚い本が有るのです。
それを本当は読みたいのですが、著者のクセが並大抵では有りません。
一つの文章が長く長く長くて、回りくどい印象を与えます。
が、私にしたらはこれが気に入った理由なんです。
10年くらいの間この本を読む事にしか興味が有りませんでした。
この点,私は変わっています。
そのせいで著者の文体が私に乗り移ったように長い文章を書くクセになってしまったのです。
もちろん彼の文章はむやみやたらに長いだけなのではなく、
自分の主張を出来るだけ正しく伝えたいがための事なのです。
大抵の場合、読者は読んだ文章を自分の好きなようにしか理解しませんから。
彼はそれを避けるために誤解なきよう事細かに説明する道を選んだのです。
ところが、昨日読んだ本の著者は、
私のお気に入りの彼とは極地にいる人で、とにかく文章が短いです。
一つの文章がとても短い。
この本を初めて読んだのは20年くらい前の事だったでしょう。
内容は殆ど忘れていました。
大雑把な事は覚えていたましたが、ただ文章がとても短いと云う印象は忘れる事が出来ませんでしたね。
それだけは強く私の心に刻まれていました。
今年になって、その印象深い小説が映画化された事を知りました。
ニュースを読んだ後、急にもう一度あの本を読んでみたくなったのです。
これには心が喜びました。
本当は読書が大好きなんです。
何もしないで本を読んでいられたら幸せ。
それ程の本に出会えばの話ですけどね。
本なら何でもいいわけじゃなく,結構気難しいのです。
また、前置きが長くなりました。
😝。
で、昨日やっと町の図書館に行き、係に問い合わせる事が出来ました。
その人は奥の書庫に入り長い間出て来ませんでしたが、暫くしてその本を持って来てくれました。
『古い本ですからね,奥の奥に有りました」
「処分されていなくて良かったです」とそう応えましたわ。
で、家に帰ってすぐ読み始めたと云うわけです。
家人がお腹が空いたと申しますので、もうカキ鍋できてるから温めるだけよ、すぐよ、
などと云いながらも本から目を離す事が出来ない状態。
久しぶりだわ,こんな楽しみ。
何しろ短い文章で、
小気味好く、
淡々と綴られて行くの文章はまるで映画のようなのです。
これが20年も映画化されなかったのが不思議。
それと云うのも主人公が双子の少年なので、
ピッタリ来る双子の俳優と云うか子役が見つからなかったんですって。
読み進むと
『まあこんな内容だったっけ?」とまるで初めて読むような気がしました。
ストーリーなんて忘れていて覚えていたのはやっぱり文の短さだけでした。
でもあらためて読むとメチャクチャ凄い話です。
え、ホンマかいな。
この子達これでいいの?
なんていろいろ興味深いお話なんです。
この短い文章で、複雑な奥深い心情を実にドライに表現されています。
今思えば本当に映画的。
一つの章は映画的な幾つかの場面で構成されています。
巧みな文章と構成力が感じられ感嘆出来る作品です。
一気に読ませられますよ。
作品はアゴタ・クリストフの「悪道日記」
今年映画化の作品ですからDVDも出ているはずです。
ユーチューブなら短いCMを見る事も出来ます。
「悪道日記」
あらためて凄い作品でした。
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今日の天気は雲が多くて太陽が遮られると急に寒く感じます。
イヤだな,冬の曇り空。
昨日は、晩ご飯の用意が出来ていたので外出から戻ってゆっくり本なんか読んじゃいましたよ。
朝カキ鍋を作って、帰ったらうどんでも茹でて入れれば良いやって、
そんなつもりでしたが、結局はタカキビを炊きました。
何にしても朝のうちに支度をしておくと楽ですね。
本を読みましたって、先ほど書きましたが読書なんて何年ぶりかしら?
と云いたくなる程長い間活字を読んでいなかった気がします。
目が悪くなったり、おもしろい本に出会えなかったり、
PCに夢中になっていたりで、活字から遠ざかっている日々なのだ。
いいえね。
実は一冊、私にとって聖書のような分厚い本が有るのです。
それを本当は読みたいのですが、著者のクセが並大抵では有りません。
一つの文章が長く長く長くて、回りくどい印象を与えます。
が、私にしたらはこれが気に入った理由なんです。
10年くらいの間この本を読む事にしか興味が有りませんでした。
この点,私は変わっています。
そのせいで著者の文体が私に乗り移ったように長い文章を書くクセになってしまったのです。
もちろん彼の文章はむやみやたらに長いだけなのではなく、
自分の主張を出来るだけ正しく伝えたいがための事なのです。
大抵の場合、読者は読んだ文章を自分の好きなようにしか理解しませんから。
彼はそれを避けるために誤解なきよう事細かに説明する道を選んだのです。
ところが、昨日読んだ本の著者は、
私のお気に入りの彼とは極地にいる人で、とにかく文章が短いです。
一つの文章がとても短い。
この本を初めて読んだのは20年くらい前の事だったでしょう。
内容は殆ど忘れていました。
大雑把な事は覚えていたましたが、ただ文章がとても短いと云う印象は忘れる事が出来ませんでしたね。
それだけは強く私の心に刻まれていました。
今年になって、その印象深い小説が映画化された事を知りました。
ニュースを読んだ後、急にもう一度あの本を読んでみたくなったのです。
これには心が喜びました。
本当は読書が大好きなんです。
何もしないで本を読んでいられたら幸せ。
それ程の本に出会えばの話ですけどね。
本なら何でもいいわけじゃなく,結構気難しいのです。
また、前置きが長くなりました。
😝。
で、昨日やっと町の図書館に行き、係に問い合わせる事が出来ました。
その人は奥の書庫に入り長い間出て来ませんでしたが、暫くしてその本を持って来てくれました。
『古い本ですからね,奥の奥に有りました」
「処分されていなくて良かったです」とそう応えましたわ。
で、家に帰ってすぐ読み始めたと云うわけです。
家人がお腹が空いたと申しますので、もうカキ鍋できてるから温めるだけよ、すぐよ、
などと云いながらも本から目を離す事が出来ない状態。
久しぶりだわ,こんな楽しみ。
何しろ短い文章で、
小気味好く、
淡々と綴られて行くの文章はまるで映画のようなのです。
これが20年も映画化されなかったのが不思議。
それと云うのも主人公が双子の少年なので、
ピッタリ来る双子の俳優と云うか子役が見つからなかったんですって。
読み進むと
『まあこんな内容だったっけ?」とまるで初めて読むような気がしました。
ストーリーなんて忘れていて覚えていたのはやっぱり文の短さだけでした。
でもあらためて読むとメチャクチャ凄い話です。
え、ホンマかいな。
この子達これでいいの?
なんていろいろ興味深いお話なんです。
この短い文章で、複雑な奥深い心情を実にドライに表現されています。
今思えば本当に映画的。
一つの章は映画的な幾つかの場面で構成されています。
巧みな文章と構成力が感じられ感嘆出来る作品です。
一気に読ませられますよ。
作品はアゴタ・クリストフの「悪道日記」
今年映画化の作品ですからDVDも出ているはずです。
ユーチューブなら短いCMを見る事も出来ます。
「悪道日記」
あらためて凄い作品でした。
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