犯罪者を生んだ小さな間違い

山口県阿武町のご送金問題を、大変興味深く見守っております。

最近になって彼のお金の使い道が判明したらしいが

何とネットカジノで使ったと言ってるようですね。

 

FNN ニュースで聞きました。

大金が誤送金される前の彼の口座には六百六十五円残って居ただけだそうです。

 

考えて見てください、千円未満の残高しかない口座に

ある日突然大金が振り込まれていました。

多分自分が一生見ることもないような大金が転がり込んできたのです。

まるでおとぎ話のようだと思いませんか。

 

宝くじは自分で買っているけど、今回は訳もなく突然大金が、

 

降って来たようなものですよね。

でもね、そこで普通はきっと何かの間違いだろうって、

思うんじゃない。

 

そうでしょ。だけど

そこで彼は何を思ったのでしょう。

 

その瞬間、ヤッター🙌って思ったのかね？

だとしたら

相当の金の亡者ですよね。

 

世の中には普通じゃない人もたくさんいますから、

今回はそこへピタッとハマったのでしょう。

 

始まりは小さな町の一人の職員が犯した小さな間違い、でもそれが

一人の若者を犯罪者にしてしまいました。

 

こんな間違いさえなければ真っ当に生きていたかも知れないのに、

一生罪を償う人生に変わってしまったのです。

 

二十四歳ですって。

 

きっとお金の誘惑に負けたのでしょうね。

 

子供の頃、地球最後の日が来たら何をする？という問いに

有り金全部を使い切ると答えたそうです。

多分彼はこのお金を見た時に考えたんじゃないかしら。

人生の上でこんな大金を手にする事は絶対にないだろう、

だったらこのチャンスを活かせよ、コレで人生終わっても良いじゃないか、

目の前の何千万円のお金と、自分の人生を取引したのかもしれません。

 

二度と来ないかもしれないチャンス、人生を棒に振ったっていい。

 

そんな誘惑に負けたのかもしれませんが、

哀れなのは彼が知っている人生がたった二十四年間だけだって事です。

人生のお楽しみはコレからなのに

彼はまだその事を知らないまま四千万円余りの金と交換しちゃったのよね。

改めてなんて哀れな話だと思います。

罪作りになった役人も犯罪者になってしまった若者もお気の毒と言うしかありません。

 

しかしまた

その一生に一度あるかないかの好機を

なぜネットカジノなんかでスったのでしょうか。

 

きっと他に思い付かなかったのでしょうね。

早く使って終わなければ

返せコールに負けてしまうかもしれないし、

取られるくらいなら、なんだっていい

早く使い切っちゃいたい。

何しろこんなチャンスは二度と来ないのだ。

 

多分そんな気持ちが大半だったでしょう。

カジノでギャンブルして遊びたい、なんて心の余裕なかったと思う。

 

ただただ早く使ってこの厄災から逃れたいと無意識のうちに思ったかもしれません。

 

金を紙切れのように使う経験をしてみたかっただけで

ギャンブルがしたかった訳じゃないでしょう。

 

余談ですが、カジノという言葉が話題になって

以前一度カジノに行ったことがあるのを思い出しました。

 

NYに住んでいた頃のことです。

ニュージャージーだったかロングアイランドだったか忘れましたが、

マンハッタンからバスで行った気がします。

遊んだのはルーレットとスロットルマシーンだけだったかな。

 

でもねお金をかけているので真剣ですよ。

二十五セントが何ドルもに化ける事もあるからね。

数字を追う目つきに力が入ります。

その真剣さが面白いのです。

でも紙切れ同然にお金を賭けてたら

真剣さもあまり感じないでしょうね。

 

 

カジノで遊んでいても気持ちが落ち着かずずっとソワソワして

金を使う事を心から楽しめ無かったんじゃなかろうか。

 

当たり前だわ、他人の金だもの楽しめる訳ないでしょう。

 

そんな事のために有り金を使い果たしたって信じられません。

同時にまた考えるのです。

もしも彼が未来に夢と希望を抱いていたら

こんな事起こらなかったんじゃないだろうか、と。

 

四千万円と自分の人生を秤にかけた時、

たった四千万で人生棒に振りたくない、と思えるか

例え残りの人生を惨めに生きようと今この四千万を紙切れのように使いたい、

と思うか、

 

その人の生き様にかかっています。

二十四歳の彼は後者だったのですね。

 

それにしても、役場の犯した小さな間違いが

コレ程の大騒ぎに発展し、善良なる市民が

まるで指名手配の犯人のように顔も名前も晒されてしまいました。

 

犯罪者にならなくても済んだ若者が誰かのケアレスミスによってこのような事態になる事を

誰が予想したでしょうか。

 

と、思ったら

実は去年大阪で似たようなことがあったらしい。

 

こっちのケースは千六百万円ほど。

やはり市役所の誤発送。

いくつか知らぬが当人あっという間に株につぎ込んで全部スっちゃった、という話です。

 

山口の人は多分その事件を知っていたような気がします。

 

それにしても、この話。

まるでグリム童話など何か教訓的な意味を持った昔のお話のような事件だと思いませんか。

現代の寓話となる様な事件だったと思います。

金の誘惑に負けて騒動を引き起こした若者が

今後歩む道の上にも道にも、きっと光は射すでしょう。

小さくてもいい、幸せを感じる時間がある事を祈るばかりです。

 

私の大好きな話。

芥川龍之介の杜子春を思い出します☆

 

 

 

 

 

 

サービスに慣れきって仕舞った

オーブンが壊れてからほぼ二週間様々な状況の変化がありました。

 

最終的に知人が探し出して来た中古のオーブンに新品のコンロを組み合わせたビルトインタイプのユニットに決めました。

そう決めた時、

買うよ、と言えば翌日にも部品が届き今週中にはまたパンが焼けるかも知れない

などと計画しておりました。

 

ところが初めは、二、三ヶ月は待たなければならない、と言う話でビックリして

その後キャンセルが出たから今月中には何とかなると言われ、

早く決めないと他の客に取られる、とか脅され

あなたラッキーですよ、とまで言われる始末。

 

二週間も待たなければ設置できないってどこの国の話？って思ったわ。

 

でも、少し前から湯沸かし器が手に入らないとか、修理ができないとか

 

聞いたことがある気がします。

友人のキャンプ場もギリセーフでシャワールームが出来たって話してました。

注文の時期がズレたら半年近く待たなければならなかったらしい。

 

思い出しました。

コロナが広がって以来、世界は変化していたのです。

 

私はスッカリ以前のサービスに慣れてしまって居たのね。

 

思えばその昔、すぐやる課というのがどこかの役所に開設されて

それがニュースになって以来

私たちは要望がすぐに聞き届けられる事に慣れて仕舞っては居ないでしょうか。

迅速丁寧で戸口から戸口へ、

お客さまは神様ですの精神がどこまでも染み渡って仕舞って、

威張る威張る、威張る

神様ってそんなに威張ってないと思うけど。

 

 

しかしまあ、納期が二週間先になりそうだと言うだけで、

二週間、も、と思ってしまうのは、スッカリ世間の風潮に毒されて仕舞っている証拠でしょう。

 

コレからどんな時代になって行くのか、

それより戦争はいつ終わるのか？

 

先の見えない事この上ない状況で、ハッピーに生きて行く方法を自分なりに見つけた方がいいようですわ☆

 

 

 

 

 

 

 

四万円で廃車

今日は良いお天気になりました。

暑いくらい💦

 

昼過ぎに前の車を廃車する為に解体屋へ持って行きました。

 

ちょっと前に見積もりしてもらった時は三万円だったのが今日は四万円になってました。

鉄の値段がまた上がったのかも知れません。

戦争が長引きそうなのでしょうか。

 

十年以上乗ったかしら。

 

家人は今までに一番好き好きな車だったと言ってお別れが少し寂しいみたいでした。

 

一時はこの車を修理して、この前手に入れたのを売るのはどうか、などと

考えたものでした。

 

でもそれも非現実的です。

 

四月から二台持ちとなったけど、結局一回しか乗ってません。

 

一台でも普段からそうは動かさないのに

二台は無駄。

 

そう結論づけて廃車にしました。

今度の新しいコンロ代になります。

 

外に出て、さっきまで有った見慣れた愛車がなくなっているのを見ると

 

私もやっぱり少し寂しい気持ちになるのです。

 

あの車と共に過ごした一つの時代が終わったような気がします。

 

今度の車とどこまで付き合えるのか分かりません。

もしかしたらコレが最後の車になるのかも知れないし、

 

この先の事は誰にも分かりません。

 

免許証だっていつまで保持者でいられるか、

 

そんな話題も出る年齢です。

 

今度の車が良い車でありますように☆

 

 

 

 

 

 

二週間もかかるってよ

またも曇りの薄寒い朝、梅雨寒むとでも言いましょうか。

 

今月はとうとう五月晴れの空を見ることもなく終わりそうです。

 

昨日、中古のオーブンでビルトインのガスコンロを買うことに決めました。

 

知人にその旨を連絡すると、分かりました今月中には何とかしますね、という返事です。

 

今月中？

 

まだ二週間もあるじゃないか、

今週中の間違いじゃないの？

 

何だかちょっと狐につままれた気分です。

 

この国では宅急便は翌日に届き、手紙だってそうです。

 

アマゾンで買い物しても翌日配達って当たり前。

 

え？何で二週間もかかるのよ。

 

初め聞いた時は安いコンロは生産が間に合わず二、三ヶ月待ちになるかも知れないと言われました。

 

そんなに待てないと言ったら、キャンセルが出て一つあると言うのですぐに送って貰えるだろうとたかを括って居たのです。

 

何だか急に時代が変わってしまった様な気がするわ。

 

十万円のコンロなら明日着くと言われたけど、それは嫌。

 

色々な機能が付いてなくてシンプルで良いから安くして、と

願うのは私だけでしょうか。

 

取り敢えず、ビルトインに決めたものの

まさかあと二週間掛ろうとはね。

 

まだ暫くフライパンのパンが続きそうです☆

 

 

 

そんな訳でビルトイン

 

 

薄暗い曇り空の下、今年はジャーマンアイリスがたくさん咲きました。

先程、知人のガス屋が薦める中古のオーブンを見に行って来たところです。

うーむ🥺

私的には卓上型でほぼ決めていたけれど、

その話を聞いたガス屋が余りにがっかりした顔を見せたのと、

やはり価格を考えるとまたも迷ってしまいました。

 

それと前に彼が勧めたコンロは安いシリーズの中でもハイクラス、

色々と機能が付いていた方が喜ぶだろうと配慮して

そちらを見積もっていたのです。

そこで私が最低のクラスにしてくれと頼むと、

八万五千円になりました。

前に貰ったガス屋でも使える三万円のクーポンがあるので

実質五万五千円で済みそうです。

それに、安いタイプのコンロは現在入手困難で三ヶ月待ちになるかも知れない、という話だったのに、たまたま問い合わせたら

今なら誰かのキャンセルですぐに出荷できる品があるというでは無いですか。

偶然のチャンスと値段と

知人の顔を立てる事を鑑みると

ここはビルトインに軍配を上げることに決めたのです。

これでオーブンの問題は解決と行きたいわ。

ちゃんと動くと良いな☆