アメリカで長期国債(10年国債)と2年国債の金利差が縮まっている。そのわかりやすいグラフはこちらにあるので見ていただけたらと思う。
アメリカでは、2年国債の金利が長期国債(10年国債)の金利を上回るいわゆる逆転現象がおこると、その6-8か月ぐらいあとに景気がピークをつけることが多い。短期国債の金利が長期国債より高くなるということは、短期の景気見込みが将来の景気見込みを上回っていること、つまり将来景気が後退することを想定していると説明されることが多い。
もっともアメリカ以外では、このような現象がみられない国も多い(日本など)。アメリカについても、逆転現象がおきても景気拡大が続いたケースがある。また日欧でつづく金融緩和や世界同時好況など過去と経済状況が大きく違うことから、過去と同じことがおこるとはかぎらないという意見も少なくない。
長期国債と2年国債の金利差はまだ0.5%ほどあるが、その推移をホームページで追っていくことにしたい。