2018年5月4日(金)、アルゼンチンは政策金利を40%に引き上げた。
アルゼンチン中銀は、先週の金曜と今週木曜にそれぞれ3%、今週金曜に6.75%と8日間で12.75%の政策金利の引き上げをおこない、ついに政策金利は40%という高水準に達した。
フィナンシャル・タイムズ(2018/5/5)によると、アルゼンチン通貨ペソは今年に入ってから対ドルで15%下落しており、今回の利上げはこれ以上のペソの下落とインフレの上昇(現在は25%を超える)を食い止めるためにおこなわれた。
ちなみにウォール・ストリート・ジャーナル(2018/5/4)は、アルゼンチンは先週50億ドル(5,500億円:1ドル=110円)のドル売り介入をおこなったが効果がなかったと述べるとともに、このペースで介入が続けば2か月で外貨が底をつくとしている。
なお前掲FT紙は、利上げの発表後、ペソは対ドルで2.3%上昇してその日の取引を終了したと伝えている。
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