大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

2018年11月、中国の自動車販売台数、前年比で14%の大幅減少

2018年12月12日 | 日記

▲ 中国における自動車販売台数の推移(出所:中国自動車工業協会)

 

 2018年12月11日(火)、中国自動車工業協会は11月の自動車販売、生産台数を発表した。

 発表によれば、2018年11月の自動車販売台数は254万7,800台前年同月にくらべ13.9%(41万台)の大幅減少となった。

 ちなみに日本の2018年11月の自動車販売台数は44万2千台(軽含む)。中国がいかに巨大な自動車市場であるかがわかる。

 ところで、図からわかるように中国では今年の7月ごろから、自動車の販売台数が前年同月を下回るようになり、その下落率が徐々に広がっている。

 中国は、リーマンショック後、世界同時好況のけん引役になってきた。中国の変調は、日本を含む世界経済にきわめて大きな影響を及ぼすことは必至。販売台数の動向を、注意してみていきたい。