藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

バームクーヘン

2018-10-21 10:12:33 | 日記・エッセイ・コラム

 遊工房様のブログ(https://blog.goo.ne.jp/yuukouboh)に、生産地広島製のバームクーヘンが、バカ売れしているという記事を読んで、思い出した。 さらに、深夜になってバームクーヘンと広島の関わりについておもいだした。 日本で最初にバームクーヘンが売る出されたのは広島だ。 現在の原爆ドーム、嘗ての産業奨励館で売り出されてのが、日本で初のバームクーヘンの販売であった。 時は第一次世界大戦時、中国に植民地を持っていたドイツ軍を攻撃して、多くの捕虜が送られてきた。 当時、国外の派兵の前線基地は広島の宇品港であったので、当然捕虜も宇品へと送られてきた。 当初は市内に収容していたらしいのだが、その収容者の中から伝染病が発生し、急遽集められて、安芸の小富士と呼ばれる「似の島」へと集められた。 そこには検疫所が有ったからである。 その収容所で、ドイツ人捕虜が、故郷を思い出して焼いたのが「バームクーヘン」だった。 それが美味しかったので、産業奨励館で販売され始めたのだ。 そこまでの経緯は、記憶の中にあるが詳しくは解らない。 戦後その捕虜の中のご夫婦が、横浜でお菓子屋を開店し、そこのバームクーヘンが評判を呼んで日本に広まったそうだが、詳しくは知らない。 ただ、捕虜となった土地で優しくされて、故郷に帰らず日本に骨をうずめる決心をしたらしい。 その後、関東大震災でお店は無くなり、一文無しになったが、再び人の情けで神戸に店を開き成功して、現在もその店は有名店として神戸にあるそうだ。 そんなこんなで、広島の人間は「バームクーヘン」の味には五月蠅いのだ。 バッケンモーツアルトや色々な店が出しているが、私の好きなのは、「広島香月堂」の物である。 甘すぎずふんわりして・・・・。 買に行きたいがJR電車で50分。少し遠いいのだ。 広島駅の中の土産物売り場で購入できる。 もちろん「もみじまんじゅう」も一緒に並んでいます。

コメント (2)
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