藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

10月4日 先の9日、中の9日、後の9日

2018-10-04 08:09:55 | 日記・エッセイ・コラム

十月と言えば、秋祭りである。 広島市とその周辺には変わった祭りの習慣がある。 先ずは、その日にちだ。 各町内ごとで開催される日にちが違う。 9日、19日、29日と祭りが重ならないように開催される。 これを、先の9(くん)日(ち)、中の9日、後の9日と言う。 祭りには二通り有って、お宮さんが乗った神輿を担ぎ町内を巡回するタイプと、ヒノキの担ぎ棒二本に、米俵五俵を載せ、その俵に御幣を飾った竹を立てて、木やり音戸に合わせて町内を練り歩くものとがある。 このタイプは、広島県佐伯郡に多く存在するが、漁師町には存在しない。 漁師町は喧嘩神輿である。 そんなこんなが、十月を迎えると頭をよぎり始めるのが、広島生れの男の子のサガである。 近年では大人神輿は出ることが無くなってしまった。 サラリーマンには、一日中神輿と、酒とのお付き合いなどできなくなったからだ。 その点、福岡の人々には恐れ入る。 それはさておき、 宮島についての薀蓄を少し書かねば気が収まらない。 宮島と言えば、厳島神社であるが、これは皆様よく御存じなので省く。 

 

 このお寺は「大巌寺」という。 第二次長州征伐に失敗した徳川幕府は、この寺に勝海舟を派遣し講和した歴史的な場所である。 寺の前に植えられた松は、後に乃木稀介が植えたものだ。 また、宮島は厳島神社だけではない。 あの空海が真言密教の聖地として切り開いたのだ。 1200余年も前の事で、その時から燃え続けている火を収めてあるのが、

霊火堂と呼ばれ存在している。 一名「消えずの火」だ。 この火で沸かしたお湯を飲むと願いが叶うと言われている。 このお堂の中に霊火の上に鉄釜があり、お湯が沸いている。 恋人と一緒に飲むと一生添え遂げる事が出来るそうだ。 私の友人は彼女を連れてここに行き、お湯を一緒に飲もうとしたら、彼女から「あなたが浮気しても一生一緒など考えられない」と拒否された。 その話を結婚式でみんなの前で私がご披露したら、大爆笑となった。 今一つ、宮島で一番古くからある旅館

旅館「岩惣」だ。 余りにも著名人がお泊りなので一々はここに書かない。 上は天皇陛下から下々は三文小説家まで・・・・・・。 宮島にお越しの節はぜひともご覧の程を。

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