工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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作品展 作品紹介2

2021-05-29 22:14:00 | 日記
前回は、メンバーそれぞれ、限られた時間の中で努力と工夫を重ねた作品を紹介させて頂きました。

私と相棒のSさんの作品も、ご覧ください。


手前は、みんなに練り込みの技法を指導しながら作った練り込み皿
テーマ作品は、奥の中鉢
縁の部分に白化粧をし、ワックスでラインを抜き、中を絵の具で塗っています。
ステンドグラスのようなイメージです。
左のスープカップは重ねることができるような取手をつけました。
Sさんの作品は、使いやすそうな、毎日使いたくなるような感じで、毎回人気です♪


私のテーマ作品は、数字の8をイメージした大きさを変えた鉢のセットです。 
左のセットはポンスで穴を開けて、花模様にしています。
蓮、タンポポなど、色々な物に見えるようです。
みんなのテーマ作品がだいたい出揃ったところで、みんなとは違うモチーフを探して作っています。
どちらも、ろくろで2色と3色の粘土を練り込んでいます。
外側は下半分ほど削って練り込み模様を出しています。
器の縁も少し削り出して、練り込み模様が見えています。
それも気がつかない方もいるくらいの、自己満足的なこだわりです^_^

Forestの花器
maruの花鉢
多肉植物は、義妹が植え込んでくれました。
多肉植物が好きな人は、もっとモリモリ植えたいそうですが、カットしたラインが見えるように低く植えてもらいました。
この作品は、参考にさせて頂いたものがあります。そちらは黒くて、完全な球体ばかりでしたが、私は色々なmaruにしてみました。

こちらは傘立て
相棒のSさんが傘立てを作っていたので、窯詰めの時に隣に入るくらいの作品を作ってみました。
ぐるぐるっと家並みが並んでいます。
白化粧や形押しや貼り付けなど、色々遊んでみました♪

一息ついて、また新たな気持ちでやきもの暮らしを楽しんでいきたいと思います。



作品展終了

2021-05-26 22:29:00 | 日記
日曜日で、無事2年ぶりの作品展が終了致しました。

何かと心配な時期の開催でしたが、感染対策に留意して行った作品展は、古民家ならではの気持ちの良い空間でした。

色々な事情で来られなかった方からは
残念!楽しみにしてたのに・・とか
行きたいんだけど高齢者がいるから今回はやめておくね・・とか
わざわざご連絡を頂いたりして。
お気遣いありがとうございました。

そんな皆さまに、作品のご紹介をさせて頂きます。

まずは和やかな爺さんばあさんがお出迎え。
88歳のカップルということにすれば、
[はちくらべ]のテーマ作品になると気付いたのは、会期中でした^_^;


イメージ通りの色が出た二つの鉢は、友人の依頼品
真ん中のハチワレ猫ちゃんも人気でした❣️


編み込みの鉢とすり鉢
立ち止まって見入っている方の多い作品でした。丁寧さが際立っていました。


トルコ青マットの色がお気に入りの鉢カバー
今年は玄関に白いフクロウを置くと運気が上がるらしいんです!と言って作ったフクロウ
その可愛らしさが注目の的でした♪

大きな睡蓮鉢
実は3回作り直しに挑戦しました。
大きな作品の難しさを味わいましたね。
本焼きで少し亀裂が入りましたが、金継ぎをする事にしました。
結果、とても雰囲気のある作品だと好評でした。




こちらの作品も覗き込んだり裏返したり、
どうやって作っているか、解説回数は一番多かったかなぁ。
努力の賜物ですね。


テーマ作品は奥のグリーンの鉢。
穴を開けて釉薬で塞ぐホタル鉢です。
転写シールの皿も、お孫さんに作った金太郎も人気でした。

ろくろを引いて縁の部分をカットして、角が出るように繋げて八角形にしました。
組み上げの技法で器を作ることもできますね。


ろくろで引いた大鉢の縁をクルッと裏返して、ポンスで穴を開けました。
ろくろが上達してくると、色々なことができます❣️


手捻りで形を作ったサラダボールと、タタラ作りで作った調味料入れ
どちらも奥様のリクエストです❣️
キッチンが明るくなると喜んで下さいました。


角鉢を作る、重なるように作る、蓋を作る
ハードルは高かったけれど、微妙に違う白の紋様はとても上品に仕上がりました。


多肉植物を育てている娘さんからのリクエスト
家形の鉢を4つ作りました。
植木鉢は、植物が入ると魅力倍増ですね❣️


蜂の巣をモチーフにした蓋物
ろくろでの練り込みも、蓋物作りも初挑戦でした。
釉薬を変えると雰囲気も変わりますね。


陶人形の似合う鉢
メルヘンな世界が広がる夢いっぱいの作品です。
細部にこだわって作っている所が、見る方を惹きつけていました。


猫のストロベリーポット
家に遊びにくる猫たちを観察して、鉢にアレンジしました。
猫好きにはたまりません❣️


顔料を混ぜて色粘土を作ることから始まった作品作り
その甲斐あって、優しい色合いが好評を博しました。


初めての作品は、食べ盛りの息子さん達への愛がいっぱい。
小鉢のデザインにも若さが感じられますね♪


こちらの初めての作品は汽車の鉢
試作してあったミニ鉢を見て、私は大きいの作りたい!と、作り始めました。
車両はどこまで連結するのかな?


変わり輪花の中鉢
家族で囲む食卓の何気ない時間が、大切な物だと知った一年でしたね。
外側は藍色に白がポイントに入ったデザインです。


メンバーの作品達でした





工房手土手作品展

2021-05-15 09:31:00 | 日記
2年に一度の作品展が、いよいよ来週になりました。

コロナウィルスの感染状況が気になるところですが、できることをできる形で・・の思いで開催を決めました。

日時:2021年5月19日(水)〜23日(日)
           10:00〜17:00
会場:あしがり郷瀬戸屋敷 主屋
   開成町金井島1336





今回は瀬戸屋敷で教室を開催されている己書の師範 のり恵りの先生とのジョイントです。

例年に比べ作品を作る機会も少なかった1年半ですが、その中でも工夫と挑戦を重ねたメンバーの作品をご覧頂ければと思っています。

共通テーマは はちくらべ
本来は はち からイメージする作品を集めたテーマコーナーを設け、お好きな作品に投票してもらう形を想定していましたが、感染対策を考えて投票は中止としました。

大鉢、小鉢、すり鉢、植木鉢、水蓮鉢、蜂や八も。

メンバーの発想とデザインをお楽しみください。

週末の金、土、日曜日には、あしがらクリエイターズの作品展とワークショップも同時開催します。


会場の瀬戸屋敷は、換気も密になる心配もない所です。

来場者の皆さまには、マスクの着用、手指消毒、連絡先の記載など感染対策へのご協力をお願い致します。

この作品展は、丹沢アートフェスティバル参加しています。お近くの参加ギャラリーもご一緒に巡ってみてはいかがでしょうか。



瀬戸屋敷カフェhacco

2021-04-07 18:18:00 | 日記
気がつけば、すっかりご無沙汰してしまったブログです。

工房は変わらず忙しい日々を過ごしていました。

さて、いつもお世話になっている瀬戸屋敷ですが、敷地内にカフェがあります。

カフェhacco

その中に作品を展示販売できる棚があり、4月1か月は、私の作品を展示することになりました。



今回は、カフェで使って頂いているカップとテイストを合わせた作品を展示しています。

おかげさまで、すでに購入していただいた作品たちもあります。

5月には工房の作品展も控えていて、準備に追われる毎日。

田園風景の中の古民家は、密にならず、ゆったりとした時間を楽しめる場所です。

私も合間を見て、春の風を楽しみながらコーヒーを飲みに行こうかな。


大堀相馬焼

2021-03-11 22:09:00 | 日記
10年前の今日、工房には数人のメンバーがいました。

いつもの教室の笑い声の中、突然来た長く大きな揺れが、その後の大震災の大きな被害になっていくとは想像できませんでした。

呆然とテレビを見つめるだけの時間の後、何かできないかと思って始めたのが大堀相馬焼の支援です。




地震の被害を受けただけで無く、原発事故で立ち入ることのできなくなった浪江町の大堀地区。

たくさんの窯元が避難を余儀なくされました。

その様子を知って、テレビ局の仲介で連絡のついた明月窯の長橋さんをお招きして、特別講習会を開いて頂いたのが2011年の夏。

地区で一人だけの伝統工芸士の技は、ただ見惚れるばかりでした。

それをご縁に、笠間の倉庫に預けてあった作品の一部を送ってもらい、イベントなどで販売して、その代金を送るというささやかな支援も始めました。

コロナの感染が広がって、お祭りもイベントもマルシェも中止になって、もう1年以上販売の機会は無くなりました。

けれど、いつもの暮らしが戻ってきた時には、また再開したいと考えています。

伝統の相馬焼を手に取る機会がありましたら、ぜひよろしくお願い致します。


エコアート

2021-03-10 13:21:00 | 日記
知人の作品展に行ってきました。


身近な物なんでもアートに変身するよ!
というコンセプトの作品たち



鏡餅を食べ後には雪だるま

たまごの殻は、いろいろな生き物に

缶の蓋にも表情あり

動きもつけられる

シップを貼った後に残った紙もいろいろな形で活用

そんなエッセンスの詰まったポストカードも販売していました。

会場は箱根登山鉄道の宮之下駅前にあるnaraya cafe





足湯に浸かりながらまったりとするも良し。
楽しい作品を見ながら頭の体操をするも良し。

今月いっぱいの展示です。
お近くに行かれた時には、ぜひお立ち寄りください。


キャッシュレス

2021-02-08 11:41:00 | 日記
家庭の支出のうち、キャッシュレスの割合が増えていると報道されていました。

工房でも、じゃらんの体験者の方々の中には現金少ししか持ってない‼︎と、友人に立て替えてもらっている方も出始めて・・

あまり縁のなかったキャッシュレスの手始めに、pay payを始めたのが2年くらい前でしょうか。

工房のメンバーも、ここならゆっくり練習できると言って、QRコードで支払う手順を確認したり・・

そんな中、リクルートのキャンペーンに乗っかってついにAirPAYの手続きをしました。


今すぐに需要がある訳ではないと思いますが、コロナ禍の中、テレワーク、キャッシュレス、リモートなどなど、これまでより加速して世の中が変化していきそうです。

ついていけるかな?

まあ、ボチボチとね



2021/02/01

2021-02-01 11:32:00 | 日記
今年最初の窯出しで、ゆらゆら干支飾りの試作が焼けました。


ちょんと触ると、ゆらゆら動きます♪

一度にゆらゆらさせる事に挑戦してみましたが、一人ではなかなか難しい
いくつか少し改良して、一つの形にするつもりです。


ヤーンボール

2021-01-23 10:03:00 | 日記
久しぶりの雨の日、今年初めての本焼きをしながら、ヤーンボール を作っています。






編み物をする時、毛糸を中に入れておくヤーンボール 。

シンプルなものと、羊型のものを作ってみました。

羊はくるっと丸まったツノの部分をくり抜いて毛糸を通すところを作りました。

何も考えず両側同じようにしようとしたら、間の顔の部分が不安定になる事に気が付き、片方は浮かせるだけのデザインにしてみました。

今日は雪が降るかもしれないとの天気予報。

これからどんどん気温が下がるようです。

静かな工房で、暖かみのある作品を生み出すべく制作に励んでいます。



仕事始め

2021-01-14 10:31:00 | 日記
今年の工房始めは、緊急事態宣言の下でという事になりました。

基本的に教室や体験はお休みとなり、一人での作業をボチボチ始めています。

今日は昨年末に終えた素焼きの作品に釉薬掛け。


年末に、ふと思いついて作った十二支のセットです。

制限されたフォルムの中で十二支を表現するのが楽しく、考え考え作ったものです。

少し手を加えた方が良さそうな干支もありますが、本焼きを終えてから、また考えてみようと思います。

今年もスタートはじっくりと、まさに牛歩で一歩一歩かな。