工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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刺激とヒント

2013-08-26 10:01:21 | 日記

工房のメンバーは、好みも作風もさまざまで、それぞれが作りたい物を作りたいように作る・・・というのが原則です。

本や作品展などで見た作品を参考にするだけでなく、お互いの作品にヒントをもらったり、

新しいものに挑戦する姿に刺激を受けたりもします。

 

私自身も、さまざまなご縁で知り合うことになった方々の作品や、その姿勢に学ぶ事も多いこのごろ。

先日も木工作家の石塚さんのワークショップに顔を出しました。

私も先月参加した瀬戸屋敷のワークショップは、子ども達対象のもので、今回は「動く木のおもちゃ」

小さな小槌を使って部品をはめ込んだり、好きな形のパーツをごはん糊でくっつけたり。

木の風合いをそのまま楽しんでも良いし、好きな色を付けて個性的なものにしても楽しそうですね。

 

陶芸と木工は素材は違うけれど、参考になることもたくさんあります。

最近はASHIGARAアートフェスティバルにむけて、色々なジャンルの皆さんと知り合う機会も多く、

たくさんの刺激とヒントを頂いています。

その頂いた刺激とヒントが、どんな形で私を変えるのか・・・どんなふうに作品に表れてくるのか・・・

それは終わることの無い、これからのお楽しみですね。


記録のすすめ

2013-08-24 09:10:38 | 日記

やきものでは、その材料として、さまざまな土や釉薬を使います。

古くからある窯元では、代々伝わる山の土や、釉薬の配合を大切に守っているところもあります。

現代の作家は、色々な土の中から好みの物を見つけ出し、釉薬との組み合わせの実験を重ね、

理想のやきものを求めている方がたくさんいらっしゃいます。

同じ釉薬でも、土が変わり、温度や焼き方を変えれば、全く違う発色になったりしますからね。

その組み合わせは無限大・・・・・・

それはアマチュアでも同じこと。

せっかくいい感じに焼きあがった作品でも、どの土で何の釉薬をかけたか分からなければ、

またこんなの作りたい・・といっても、再現することは難しいのです。

そこで最近メンバーに勧めているのは、記録を取ること。

以前から ノートに書いておこうね・・・と言ってはいたのですが、実行するのは難しいらしく、

それより簡単な、写真を撮ることを勧めています。

こんなふうに作品と釉薬を並べて撮ったり、途中経過の様子を撮ったり。

せっかく携帯やスマホを持っているのだから、とりあえずは記録しましょう。

本当は完成写真を含めて、後日そのデータをまとめると完璧なのだけれど、

まぁ、とりあえずは記録から・・・ねっ。

 


作品展

2013-08-21 08:46:08 | 日記

来月、二か所で作品を展示して頂くことになりました。

まず、京都やきもの倶楽部の作品展。

京都の清水焼団地組合の主催で行われていた公募展に出品していたご縁で、

その後、京都やきもの倶楽部の会員になりました。

この会は、プロアマを問わず、やきもの好きの人々の交流を目的としたもので、

窯元訪問や、作品展の見学会などを中心に、楽しい催しを企画しています。

遠方のため、中々参加できない事も多いのですが、今回は初めての作品展に参加することになりました。

9月18日(水)~22日(日)

会場は、京都の みやこめっせ

京焼の著名な作家さんをはじめ、新進気鋭の作家さん、やきもの愛好家など、幅広いメンバーの参加となりました。

お近くの方、期間中京都へ行かれる方、ぜひお立ち寄りください。

 

そしてもう一つは 神奈川県美術展

久しぶりに出品したところ、入選しました。

横浜の山下公園前、神奈川県民ホールにて、入選作品が展示されます。

平面、立体、写真、工芸など、さまざまなジャンルの作品が、前・後期に分かれて展示されます。

工芸の展示は9月18日(水)~29日(日)

どんな力作が並ぶのか、とても楽しみです。

21日(土)午後3時半からは、作品解説のギャラリートークも開催されます。

審査員の先生が作品の解説や、時には質問にも答えてくれて、とても勉強になります。

 

どちらも入場無料。

 

個人的には、大きな会場で自分の作品がどんなふうに見えるのか・・・それを楽しみにしています。

はじめて県民ホールで作品を見た時の衝撃が忘れられません。

いつも見ているのとは違って・・・・・こんなふうに見えるのか・・これが今の私なのか・・・・・

その時、はじめて客観的に作品を見ることができたのかもしれません。

まるで録音した自分の声を、はじめて聞いた時のようでした。

今の私はどうなのか・・・少しは変われたのか・・・

 

ちょっと怖いようなドキドキを感じながら、今日も粘土に向かいます。


焼きたて

2013-08-13 08:48:57 | 日記

先日、開成町の瀬戸屋敷で行われた あしがり学校ジュニアコース。

その時の作品が焼きあがりました。

焼きたてのほっかほっかです。

子どもらしいデザイン、ちょっと大人っぽいデザイン。

どれも綺麗に焼きあがりましたね。

この後、選んだ木のベースに貼りつけて完成です。

良い夏休みの思い出になりますように。

 

その時、館長の川澄さんに描いて頂いたのがこちら。

川澄さんはチョークで素敵な絵を描く方で、瀬戸屋敷にはその作品がたくさん常設展示されています。

さすがに描きなれている感じがしますね。

こちらは川澄さんのご希望で、ベースに貼らず、そのままお渡しすることになりました。

どこかに飾ってもらえるかなぁ?


お気に入り

2013-08-10 08:41:32 | 日記

やきものの面白さの一つは、なかなか思うようにいかない・・・という事があります。

思うようにいかないからこそ、面白い。

今度はこうしてみようか。

う~ん、ちょっと違うな。

じゃあ、こんなふうにしてみようか。

そうやって、色々と工夫を重ね、イメージを形にしていく・・・

その難しさが大きな魅力の一つだと感じています。

 

写真は、茶碗を作り続けている U さんの作品。

どうやら今回は気に入ったみたいです。

家に持ち帰って見せたところ、奥さまの感想は「まぁまぁね」・・・・・

U さんのやきもの暮らしは、まだまだ続きそうです。


愛犬との思い出

2013-08-04 09:02:08 | 日記

可愛がっていた愛犬との思い出。

懐かしくもちょっと切ない思いをウエルカムボードにした Y さんの作品。

大きなゴールデンリトリバーは、ご主人に寄りかかるように甘えていたそうです。

絵は描けないよぉ・・・と言っていた Y さんですが、イラストの無料サイトで気に入った物を見つけ、

それを参考にデザインしました。

ご主人に内緒で作ったこの作品を、プレゼントするそうです。

何だか私まで心が温まりました。


傘立て

2013-08-01 08:00:35 | 日記

I さんが挑戦していた傘立ての成形が終わりました。

轆轤で2段挽いた後、足りない部分を紐で乗せ、

色粘土で紫陽花を貼りつけ、さらに雨をイメージした透かしを入れました。

初めての大物を何日もかけて作った I さんですが、もう次の作品の話題も出たりして、

すでに気持ちはそちらに向いているようでした。

この暑さの中でも、やる気満々です。