工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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チャレンジ

2014-01-22 08:55:10 | 日記

昨日は今年初めての還元焼成。

今年80歳になる陶芸仲間が見学に来ていました。

Oさんは、陶芸歴は私と同じくらい。

陶芸を始めた頃、私がお宅におじゃますると、「おじいちゃまぁ、おともだちだよぉ!」と、

可愛いお孫さんが迎えてくれたのを思い出します。

10年くらい前に窯を買って、自宅の工房で作陶を続けられています。

これまではずっと電気窯で酸化焼成。

いつかいつか・・と思いながら、還元焼成に手を付けずに来てしまったが、

今年はぜひチャレンジしたいので、見学をさせてほしい・・・と、今月の初めに電話がありました。

はい、ぜひぜひやりましょう!・・と、今回の還元焼成を迎えました。

永年技術畑でお仕事をされてきたので、質問事項をノートに書いて準備万端。

窯づめや棚組みのこと。粘土や釉薬の選び方や、どんな工夫をしているのか・・・

ガスはどのくらいどんなふうに用意しているのか。何度くらいから何時間還元をかけるのか・・・・などなど

失敗談など交えながら、楽しく真剣な陶芸談議になりました。

何より素晴らしいと思ったのは、その好奇心とチャレンジ精神。

俺には時間がないからさ・・・と言いながら、気持ちが前へ前へと向かっているのが感じられました。

窯を焚きながら久しぶりにゆっくりお話をすることができ、私もたくさんの力をいただいた気分です。


そして、人生をスタートしたばかりのみなさんのチャレンジの形がこちら。

チェックも終わり、だいぶ乾燥も進んできました。

次の窯で素焼きができそうです。


幼稚園の親子教室

2014-01-16 17:10:01 | 日記

14日は南足柄の福沢幼稚園に出張。

親子教室の参加者は82名。

それぞれに保護者の方がサポートにつくというスタイルでした。

一人分に取り分けた粘土を前に、さて何を作ろうか・・・・

大きな塊をペンペンたたいて大きめのお皿にするチーム。

二つに分けて自分用のカップを二個作るチーム。

もっと小さく分けて家族の小皿を作るチーム。

そう、今回は親子でコミュニケーションをとりながら、作業を進めて行きました。

順調に共同作業するチームもあれば、それぞれの作業に集中しているチームもあり、

少し時間がたつと、思うようにならない気持ちを持て余して、作りかけの物をエイッと潰してしまう子も出現。

それでも、いくらでもやり直せるのが粘土の良いところ。

最終的には、みんな世界に一つの作品を作り上げていました。

みなさんお疲れさまでした。楽しい思い出になったかな?

そして、サポート参加してくれたメンバーのみなさんも、ありがとうございました。

 

只今小さな工房にはその作品があちこちに置かれています。全部でいくつになったんだろう。

 

空気が入っていないか・・・名前のサインは消えていないか・・・などを確認しながら、

厚すぎるところに削りをかけて、乾燥を待ちます。

乾燥、素焼き、釉薬がけ、本焼きと進み、完成は2月の終わりの予定。

年長さんの卒業までには確実にお渡し・・・という約束です。

参加して下さったみなさん、ありがとうございました。

完成品を、どうぞお楽しみに。


ワンチャンス

2014-01-10 14:49:58 | 日記

本格的な始動を前に、ここのところ気になっていた本を買いました。

何度か本屋さんで手にとっては、ページをめくるたびに思わず頬が緩んでしまう・・・

そんな事が続いていました。そしてついに買ってしまった。

写真に添えられた一言がどれも秀逸です。

その裏には解説も書いてあるのですが、やっぱりインパクトは写真とピッタリの一言。

少しだけご紹介しましょう。


 


 


 

そして、大人として見習いたい迫力がこちら。


まだまだ、たくさんあります。

これから、じっくり読みたいと思っています。


ディスプレイ

2014-01-06 08:52:18 | 日記

お正月休みも終わり、新しい年が動き始めました。

みんなが来るのは11日からですが、昨日工房に行ってみました。

大掃除の邪魔にならないようにしまっていた作品を

窓際の棚にディスプレイ。

良い運気を取り込むようにシーサーが見守っています。

干支の土鈴やお雛様も並べて



今年の主役、馬も登場。

ディスプレイをしながら、今年最初の素焼きもしました。

ということで、みんなの初作業は釉薬がけとなりそうです。

さてさて、今年はどんな作品が生まれてくるのか・・・・・・

とても楽しみです。


風が強く吹いている

2014-01-02 23:46:30 | 日記

沿道で応援してみたいという姪を連れて、箱根駅伝の応援に行きました。

毎年の事ながら、年の始めに元気と感動をくれる箱根駅伝。

今年は少し前に、三浦しをんさんの小説を読んでいたこともあり、

サポートしている学生や、監督車からかかる声にも注目しての観戦となりました。



往路も、みんなの気持ちと声援が強い追い風となって選手の背中を押してくれますように。


謹賀新年

2014-01-01 15:50:08 | 日記

あけまして おめでとうございます。

2014年が穏やかに始まりました。

本年も、どうぞよろしくお願い致します。

さて、新年早々思いがけないお便りを頂きました。

昨年、京都の作品展で作品をご購入頂いた方からのお便りです。

その方は、ご自身で小さな冊子を発行されていて、新年号の表紙に作品を使って下さったとの事でした。




愛嬌ある作品になったと思っていたものですが、目があってしまった・・

と、話されていたとか。

その時はお目にかかることはできなかったのですが、

作品を通して、新たなご縁をいただいたような気がしました。ありがとうございます。

 

先進的・刺激的・挑発的な物は作れそうにありませんが、

今年も私らしく、思わず頬が緩むような・・・心の緊張がほぐれるような・・・

そんな作品が作りたい。その中に完成度の高さを探りたい。

新しい年の初めに、思いを新たにしています。