三月の終わり。
満開の桜も何とかもった週末。
花曇りとなった今日。目にした桜は、いつもよりピンク色が濃いように思えました。
道端や桜の幹の根元に散り積もった花びらも、また桜の美しさですね。
抜けるような青空より、どんよりとしたグレーの曇り空が、桜の色を際立たせるのだということに、
今更ながら気づかされた今日の散歩です。
自然の中に学ぶ、色合わせの妙・・・そんな感じです。
三月の終わり。
満開の桜も何とかもった週末。
花曇りとなった今日。目にした桜は、いつもよりピンク色が濃いように思えました。
道端や桜の幹の根元に散り積もった花びらも、また桜の美しさですね。
抜けるような青空より、どんよりとしたグレーの曇り空が、桜の色を際立たせるのだということに、
今更ながら気づかされた今日の散歩です。
自然の中に学ぶ、色合わせの妙・・・そんな感じです。
日本の器には、色々な形があります。
お皿だけでも、円・楕円・扇面・角・葉型・・・・などなど
季節や料理に合わせて、さまざまな器を使い分けてきました。
それに加えて色や厚さなどを含むデザインを考えると、まさに千差万別・多種多様。
最近工房で作られた角皿も、大きさも色もテクスチャーもまったく違いました。
こちらは大きめの角皿で、いぶし釉とチタンマットの重ねがけ。
料理を乗せるとどんなふうになるのかなぁ。
そしてこちらは色化粧と白化粧を重ねて、掻き落としで文様をつけ、さらに鉛筆でラフなラインを描いてみました。
釉薬はごく薄く。実際使ってみて、その使用感を試してみるつもりです。
写真は撮りそこないましたが、この他にも、真っ白でスッキリとした長角皿もありました。
みんなの好みと個性が表れる作品を見られるのは、本当に楽しみであり勉強になります。
次回の窯では、どんな作品が見られるかなぁ。
今、工房ではちょっとしたガラス絵陶板ブーム。
作陶展で、相棒のSさんが可愛い猫陶板を披露したのがきっかけです。
図柄や大きさを、思い思いのデザインで楽しんでいます。
素焼きが終わってガラスを入れたところがこちら。
色がどんなふうに変わるのか、実験を兼ねて色々使っています。
ガラスの色だけでなく、絵具を使ったらどうなるかの実験もしてみました。
本焼き後がこちら。実際はもう少し明るい感じです。
本焼きの温度で焼くと、黄色などの明るい色は飛んでしまいます。
やはり綺麗に出るのは青系と緑系。
絵具の周りはガラスの量が多いと引っ張られてしまうようで、流れ落ちていました。
少ないところや、高めに盛り上げたところには色が残っています。
これを参考に、みんなのさらなる工夫が重ねられていくことになりそうです。
ASHIGARAアートプロジェクトでは、色々なアーティストの方々とお知り合いになることができましたが、
今日は、鉄のアーティスト 斎藤史門さん をご紹介しましょう。
現在、秦野市のギャラリー 丹沢美術館 で個展を開催中です。
今回の作品は、AHIGARAアートプロジェクトをきっかけに繋がりのできた南三陸町で回収した
たくさんの鉄の瓦礫を作品へと昇華させたものたちが展示されています。
何度も南三陸へ行かれた斎藤さんは、地震と津波で大きく歪み破壊された電柱や建物から
むき出しとなった鉄筋が、まるでちぎられた神経のように見えたそうです。
その形を活かしながら、切ったり繋いだりして行く作業は、それを修復していくような気持ちでだった。
斎藤さんは、そう話してくださいました。
海水をかぶった鉄は、今も少しずつ腐食が進み、ポロポロとはがれているものもあります。
あえて、その状態を残した作品もあります。
破壊された鉄筋に命を与えたいと、葉っぱをつけた鉄の木のオブジェや
たくさんの傷をつけ、引き裂かれた跡がそのまま残る鉄骨など、一つ一つの作品に物語があります。
作品展は31日まで。斎藤さんからのお話も貴重な体験となりました。
丹沢美術館 秦野市寿町6-19 みどりやビル2F 0463-83-9550
斎藤史門 展 ―遺すもの―
3月26日 ~ 31日 11:00~18:00 (最終日17:00)
桜も見ごろを迎え、春爛漫の気分です。
工房のメンバーの中には花好きの方も多く、上手に育てた花のおすそ分けを頂くこともあります。
先日いただいたのは貝母草。バイモソウと読みます。
春に花をつける山野草だそうです。
下向きの花を覗くと、網目の模様があって、クリスマスローズにも似た感じです。
すうっと伸びた茎に花をつけていますが、もう一つの特徴はその葉っぱ。
先端がクルリとカールしていて、可愛らしい。
花器にさして飾って、ふと見ると葉っぱ同士が手をつないでいました。
縁起物としても人気のふくろう。
工房でも、色々なタイプを作っています。
こちらは新婚さんにプレゼントしようかな ・・・といって I さんが作り始めました。
面白い形の木に寄り添う2羽のふくろう。
切株のチビちゃん達はオマケだそうです。
次は、ふくろう作家の樋口福朗さんの作品を参考にアレンジした親子ふくろう。
このデザインは好評で、何人かが参考にして作ったので、先日の窯はふくろうがいっぱい
この一家も、その中の一つです。
丸いフォルムのフクロウですが、身体の向きや黒目の位置を変えるだけで、色々な表情が生まれますね。
パスタに似合うお皿が作りたい!
そんな希望の I さんが、轆轤でのお皿に挑戦中です。
少し大きくしただけで、格段に難しくなると言われている皿ですが、
平皿に近いパスタ皿は、初めての人にも比較的挑戦しやすいと思います。
初めは、焼いてみたら思ったより小ぶりで、これではパスタ皿にはならない・・・とがっかりしていましたが、
作るたびに少しずつ大きくなって、だいぶ良い感じになってきました。
ランダムな水玉にするはずが、気が付いたら綺麗にならんじゃった・・・とか
パレットみたい
デザインも明るくポップな柄を考えて、色々なタイプを試してみるそうです。
どんな皿ができるのか、楽しみ 楽しみ
今年は工房の作品展の開催年。
5月の終わりの会期に向けて、皆さん着々と作品を完成させています。
今回のテーマは あお
それぞれの青に対するイメージや、薄い青から黒に近い青まで、
好みの色をどんなふうにデザインするのか・・・・
そんな事を考えながら、作品が作られています。
こちらは前回の窯で出た K さんの作品。
轆轤で作った蓋物にラテックスで波模様を抜きました。
青萩を使った作品をいくつか作っていて、この他に青海波にしたものもあります。
こちらは側面の高さを活かして、釉薬で遊んだ作品。
微妙な色合いが面白い作品になりました。
私を含めた未完成のメンバーは、そろそろラストスパートかけなくちゃ。
工房のメンバーが来るのは、毎週水・木・金。そして月に2回の土曜と月に一度の日曜日。
というわけで、週の初めの時間が取れた時に、やりたかったことのあれこれを試行錯誤しています。
今回は白化粧と描き落としのデザイン。
下に色々な化粧泥を塗っています。どんな違いが出るのかなぁ?
本焼きの時の釉薬の具合も変えてみて、その違いを見てみたいと思っています。
そして、久しぶりに多めの粘土で轆轤をひいて・・・
30センチを超えて40センチに近づくあたりから、袖が邪魔に・・・半袖にすれば良かった・・・
とりあえず立ち上げたこれを3つくらいに切り分けて、お皿にしようか
それとも、紐と組み合わせて全く違うものにしようか・・・
こんなふうに、自由にあれこれ思いめぐらし、実験というにはちょっと大げさかもしれない試行錯誤をしている
そんな時間が、何より楽しく大好きです。
工房がお休みの日曜日。
花粉症対策万全のいでたちで、春の香りを探しに行ってきました。
春の香りいっぱいのふきのとうは、まずは天ぷら。
そしてふきのとう味噌。
今回は卵の黄身を入れるレシピで作ってみたところ、とっても美味。
ほろ苦いふきのとうが、まろやかな味噌に包まれたような仕上がりになりました。
こんな時のために、小ぶりな蕗の葉っぱのお皿を作っておけば良かったなぁ。