工房には、乾燥中の作品や、本焼きを待つ作品が棚に並んでいます。
小さな工房なので、一度に入れるのは6人くらい。
25名のメンバーが都合のいい曜日や時間を選んで制作しているので、
顔を合わせる機会はあまりないけれど、作品の経過は見ている・・・ということもよくあります。
どんな仕上がりになったのか・・・と気にしていても、完成を見ないうちに無くなっているということもしばしば。
そこで、みんなが気にしていた作品をいくつかご紹介しましょう。
まずは S さんの傘立て。
月明かりをぽぅっと白く出したい・・と、釉薬かけに工夫していました。
こちらは K さんの鉢。
お菓子や果物を入れたいそうです。
椿の花をポイントに、優しい感じの仕上がりになりました。
こちらは子ども絵シリーズ。知り合いのお子さんが描いてくれた絵を大切にとっておいた T さん。
この絵を書いてくれた、その当時幼稚園児だった子は、今はもう高校生だとか。
昔の自分の絵との再会を喜んでくれるかなぁ。
そして、みんなが心配していたキリンの親子。
実は、この作品は一度模様を付けずに焼いてしまいました。
クリーム色ののっぺりとした状態で窯から出てきた時はビックリ!
上絵で茶色い模様を付けて、ようやくキリンになりました。
愛らしい表情も生きてきて、ほっと一安心です。