工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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イチジクの皿

2014-09-27 09:06:12 | 日記

先日のいちじくの葉っぱが、こんなお皿になりました。

ちょっとザラっぽい赤土に黄瀬戸マットやトルコ青結晶などをかけて酸化焼成。

つやをおさえた渋めのあがりです。イチジクのお礼にプレゼントしました。

 

果物といえば、昨日の工房は話題の果物でスタートしました。

 ねぇ、今日は珍しいもの持って来たよ。
 みんな、手が汚れる前に食べてみて・・・と、Nさん。

なに?

 珍しい果物でね、

えっ?もしかして ぽぽー?

 テレビ見たの?

見た見た!
私も見た!
うん、見た見た!

と、ひとしきり ぽぽー談義で大賑わい。

テレビで見たばかりの話題の果物に、みんな興味津々。

バナナとマンゴーと洋梨の香りと・・・熟したアボカドのような食感。

とにかく美味でした。

Nさんの家にある ぽぽーの木は、もらって食べたぽぽーの種を植えておいたもので、

今は大きな木になっているそうです。

こんなふうに、陶芸以外の話題で盛り上がるのも楽しい時間です。

楽しい時間を、美味しいものを、分かち合える仲間がいるって良いものですね。


筆おき

2014-09-24 08:19:36 | 日記

釉薬を塗ったり、絵の具で絵を描いたり・・・・・

工房でも、筆が活躍しています。

筆が転がっていかないように、筆おきを作ろうかな。

楽しい気分で作業ができるように・・・

 

・・と、あまり粘土で作ったのがこちら。

この後メンバーによって、猫やブタなど色々なバージョンも生まれています。


おりーぶ

2014-09-20 22:40:33 | 日記

先月、初めての陶芸体験におじゃました おりーぶ のみなさん。

今日は、素焼きした作品に絵付けなどの色付け作業をしていただきました。







いつもは作業所の仕事をしている机の上で、それぞれデザインを考えながら

絵具や釉薬で色をつけていきます。

スタッフの皆さんの上手なお声かけもあって、予定通り終了しました。

これを本焼きして、来月中にお手元に届けたいと思っています。

 

今日、とても勉強になった事が一つ。

人にはそれぞれ、その人のテンポがあるということ。

いつもの生活の中では、ついつい急いで自分のテンポで物事を進めようとしてしまう。

けれど、あと少し待つ事ができたら、本当の気持ちを伝えてくれるかもしれない。

今日は意識して、いつもよりゆっくり待ってみました。

前回はなかなか自分の希望を話してくれなかった方とも、

どうしたいのかを聞きながら、ひとつひとつ作業を進める事ができました。

そう、前回は私が待てなかったのかも・・・

ここで返事が返ってくるだろう・・・と思ってから数秒・・・・長くても10秒

たったそれだけの時間・・・それだけの違いでコミュニケーションが変わる。

本当に良い勉強になりました。


いちじく

2014-09-09 08:56:38 | 日記

昨日、土笛の釉がけに来た友人から、ご自宅のいちじくを頂きました。

大きな葉っぱを添えたお土産に

これがいちじくの葉っぱなの? 大きいねぇ、葉脈も綺麗だね。

というと、

でしょ。実の方も喜ぶかもしれないけど、

きっと創作意欲がわくと思って、葉っぱも持ってきたんだよ。

 

というわけで、こんなお皿を作りました。



すっかり心を読まれてる・・・・・

ありがたい友人です。ありがとう。

ちなみに、最近は西洋いちじくが多く出回っていますが、このいちじくは日本いちじくで、

幼い頃を思い出すような、懐かしく豊かな甘さの美味しいいちじくでした。


芸術の秋に向けて

2014-09-08 09:01:52 | 日記

 

週末は、芸術の秋の気配を感じるできごとが二つ。

まずは、昨年も参加した 京都・やきもの倶楽部作品展の案内状が届きました。

京都 清水焼の郷会館で開催されるこの作品展は、地元の著名な作家だけでなく

やきもの倶楽部の会員として交流を図っているメンバーの作品が多数展示されます。

近畿圏だけでなく、私のように関東から参加している方、中国地方や四国からの参加もあります。

地元の会員の方には実行委員として、さまざまな準備や手配をしていただき、

私はお世話になりっぱなしですが、また皆さんの作品を拝見できるのを楽しみにしています。

 

そして、やはり10月の終わりに企画されている作品展の打ち合わせ。

会場は建築会社のスタジオ。

リビングや子供部屋などをイメージした空間に、

分野の異なる作家の作品をコーディネートしようという企画です。










イタリアの部材などを使っている明るくモダンな印象の空間ですが、

みんなの作品で、どんなふうに演出されるのか・・・こちらも楽しみです。

 

さて私はと言えば、どちらの作品もまだ制作中の物があり、

今日も工房で作業に励みます。


ひつじランプ

2014-09-05 09:05:34 | 日記

先日お話した透光性粘土で、何を作ろうか・・・・

とりあえず、来年の干支ひつじで何か作ってみようかな・・・

そこで、まずは試作として小さなひつじをいくつかのパターンで作ってみることにしました。

デザインだけでなく、厚さや成形の方法を変えて試していますが、

本焼きしてみないと光の透け具合が確認できないのが、ちょっともどかしい。

ポアッと光る癒しのひつじを頭に描きながら、しばらく工夫を重ねてみたいと思います。