工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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梅干しの保存

2013-07-29 09:12:45 | 日記

今年初めて梅干しを作った I さんから、保存するための蓋つき容器を作りたい・・・との希望。

今年の干し上がった梅干しを入れるには、ちょっと間に合わないけれど、

10キロくらいの梅が入るように、ストレートでたっぷりしたサイズの甕に挑戦です。

 

一度に大きな筒を轆轤で挽くのはちょっと難しいということで、二つを接合。

次回削りをかけて、蓋を作る予定。

写真では上が広がって見えますが、もう少しストレートな感じです。

 

本当は、昔ながらの梅干しが食べた~い・・・・・というお嫁さんの依頼で始めた梅干し作りと甕作り。

苦労して大きな筒の接合が終わったら、

なんだか、あげるの惜しくなってきた・・・・

そんな可愛い本音も聞かれました。

周りの仲間からは、これは家に置いておいて、小分け用の小ぶりの甕をもう一つ作ったら・・・なんてアドバイスも。

 

なにはともあれ、これをちゃんと仕上げてみないとね。

 


瀬戸屋敷 あしがり学校

2013-07-28 13:26:35 | 日記

夏休みに入り、瀬戸屋敷では本日より、「あしがり学校 ジュニアコース」が始まりました。

そのスタートの講座として、陶板に絵を描こう! という講座を行いました。

基本的には子ども達対象で、、毎週末のどちらか一日に、色々な講座が用意されています。

母屋の前庭には、色づいたほおずきとまだ青い柿が皆さんをお出迎え。

古民家の板の間が会場になり、なんとなく寺子屋を思わせる雰囲気です。

只今準備中。

いよいよ始まりました。

今回は3~4年生が中心でした。

下絵を描いてデザインを決め、実際に陶板には陶芸用の鉛筆でアウトラインを引いていきます。

その後、陶芸用の絵具で色を付け、土台となる壁掛け用の板にペーパーをかけて作業終了。

皆さんの作品をお預かりして、1230℃で焼成した後お渡しすることになります。

 

子どもたちはのびのびと絵を描いてくれました。

参加されたみなさん、どうぞお楽しみに。

 


涼しげ

2013-07-19 09:12:58 | 日記

この暑さの中、焼成した窯から涼しげな器が出ました。

まずは作品展で青い粘土を使った O さんの作品。

残った色粘土を使い切りたいと、練り込みの作品を作りました。

透明釉と乳白を掛け分けて、アクセントにしました。

 

そしてこちらは、いつも繊細な作品を作る K さん。

手びねりで丁寧に作った軽やかな皿には、青萩がとてもよく似合っています。

 

気分だけでも涼しくして、暑い夏を乗り切りましょう。


何掛けた?

2013-07-16 09:26:44 | 日記

今日は少し過ごしやすい朝を迎えていますが、ここのところの猛暑は太陽の数が増えたみたいでした。

そんな中でも、扇風機しかない工房で、みんな作品作りに励んでいます。

先日の本焼きで、ちょっと変わった作品が出ました。

Kさんの茶碗は、いくつか釉薬を重ねて掛けたようで・・・・・

これ、面白いけど、何掛けたの?

う~ん、何だっけ?

何かの上に何かをかけた・・・・・・???

その場にいたメンバーで、記憶の糸を手繰りながら捜査が始まりました。

結局、黒マットやそば釉をベースに、マット系の釉薬を重ねた・・・と、思う。

 

思いがけず面白い色が出る・・そんなこともあるから、土と釉薬は記録しておきましょうね。

 


陶板に絵を描く

2013-07-08 09:00:59 | 日記

 梅雨明けしたとたん、猛暑になっている関東地方。

予定より早い夏の訪れとなりましたが、工房でも夏休みに向けた準備が進んでいます。

今年は、瀬戸屋敷で開催される あしがり学校ジュニア版 に参加することになりました。

陶芸用の鉛筆やクレパス、絵の具を使って、陶板に絵を描いてもらうワークショップです。

 

ためしに隣家のお孫さんに描いてもらったのがこちら。

この他にもいくつか描いてみて、色をつけて焼成するとこんな感じになります。

 

完成した陶板を板に貼りつけて、壁に掛けらるようにしようかな・・・と、考えています。

 

注意点は、普通の絵具と違って、焼く前と焼いた後では色が変わることがあること。

例えばパステルはこんな感じでした。

              

色見本を見ながら、いつもとは違った絵を楽しんでもらえれば・・・と、思っています。


結合

2013-07-05 08:47:57 | 日記

傘立てに挑戦したい I さんは、轆轤で作ることにしました。

傘立てとなると、それなりの高さが必要です。

たくさんの粘土を使って一本引きするには、かなりの技術が求められる・・・

そこで、自分に可能な高さを引いて、それを結合することにしました。

 

これはこれで、同じ直径に引く技術が必要ですが、

亀板をひっくり返して合わせてみたら、厚さも直径もピッタリ!

さすが I さん。

今回はここまで。

この続きは、また来週頑張りましょう。

 


片口

2013-07-04 08:19:48 | 日記

作品展の時、片口の酒器の依頼を受けました。

工房のお休みに、少し作ってみました。ついでに小さな醤油入れも。

 

片口は、実用性だけでなくデザイン的にもアクセントになって、我が家でも食卓に良く登場します。

大きく分けると、口縁を変形させて口を作るタイプと、後付けの口を付けるタイプがあり、

どちらにするか、悩むところでもあります。

でもそんなバリエーションを考えるのが、また楽しみ  

轆轤って、やっぱり楽しい!