工房 手土手 やきもの暮らし

土に触れ、土と戯れる日々の記憶
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丹沢美術館

2013-03-26 13:22:22 | 日記

ASHIGARAアートプロジェクトでは、色々なアーティストの方々とお知り合いになることができましたが、

今日は、鉄のアーティスト 斎藤史門さん をご紹介しましょう。

現在、秦野市のギャラリー 丹沢美術館 で個展を開催中です。

  

今回の作品は、AHIGARAアートプロジェクトをきっかけに繋がりのできた南三陸町で回収した

たくさんの鉄の瓦礫を作品へと昇華させたものたちが展示されています。

    

何度も南三陸へ行かれた斎藤さんは、地震と津波で大きく歪み破壊された電柱や建物から

むき出しとなった鉄筋が、まるでちぎられた神経のように見えたそうです。

その形を活かしながら、切ったり繋いだりして行く作業は、それを修復していくような気持ちでだった。

斎藤さんは、そう話してくださいました。

 

海水をかぶった鉄は、今も少しずつ腐食が進み、ポロポロとはがれているものもあります。

あえて、その状態を残した作品もあります。

 

  

破壊された鉄筋に命を与えたいと、葉っぱをつけた鉄の木のオブジェや

たくさんの傷をつけ、引き裂かれた跡がそのまま残る鉄骨など、一つ一つの作品に物語があります。

 

作品展は31日まで。斎藤さんからのお話も貴重な体験となりました。

丹沢美術館  秦野市寿町6-19 みどりやビル2F  0463-83-9550

斎藤史門 展   ―遺すもの― 

3月26日 ~ 31日    11:00~18:00 (最終日17:00)


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