MACアドレスの軽いお話です。
MACアドレスって、知っていますか?MAC=Media Access Control addressの略なんですが、なんのこっちゃ!と思われるでしょうね。
大雑把に説明すると、通信機器に設定された、ユニークな番号で、同じ番号が存在しない。通信機器は、一般的にネットワーク接続のLAN機器を示す場合が多い。現在のPCは、ほとんどが、LAN機器を標準でもっているので、MACアドレス=PC機器と思われているケースが多い。
実は、私もそう思っていた。
ネットワーク上で、接続PCを特定する番号でもある。これと同じような番号で、IPアドレスなる番号も存在する。これもネットワーク上では、接続PCを特定する番号ではある。しかし、IPアドレスは、その接続形態の状態により、同一のアドレスが存在する場合がある。
MACアドレスは、同じ番号が存在しない。
MACアドレスは、大きく分けると、2種類に分類され、それぞれ、グローバル、ローカルアドレスと呼ばれる。
日本でのPC関連のハードウエアは、ほとんどが、グローバルで、先頭の2桁16進番号の3つの番号文字列の最上位2ビットを除く、22ビットが、IEEEに届けられている、製造メーカの番号である。残りの24ビットが、製造メーカーが管理している番号である。
IPアドレスもある意味、PCを特定するコードではあるが、ネット系では、最初の通信プロトコルで、MACアドレスが使われ、エイリアスとして、IPアドレスが使用される。
つまり、最初は、MACアドレスを使用するが、それと対になるIPアドレスが、その後使用される。これは、通常のネットワーク上の通信手順により行なわれている。
ネット上では、MACアドレスは、通信の初期に使用されるため、表面上には現れないが、重要な要素である。
冒頭でも書いたように、MACアドレスは、ネットワーク機器を特定する番号となっているが、表面上には、エイリアスでIPアドレスが取り扱われているので、その存在さえ知らない人は多いと思う。