ハニカミ王子の人気が凄い。
わずか15歳、高校1年生という史上最年少でプロゴルフトーナメントに優勝したRyo君は、そのルックスとも相まって、あの早稲田のハンカチ王子をしのぐ人気を獲得した。
人気の低迷により試合数が激減している男子ゴルフ界に待望のスター誕生である。
別にそれに刺激された訳では決してないのだが、私は3年ぶりにゴルフの練習に行った。
中年を過ぎてゴルフを始めた私にはゴルフスイングというものが非常に難しく、一向にうまくならないため中断していたのだ。
ところが、ある日知人から、所属するサークルでプロが指導してくれるので久々にやらないか、という連絡が入った。
しかもたった¥1,000ぽっきりだというではないか。
ゴルフを再開する際はぜひプロの指導の元にと考えていた私は二つ返事で、山のような仕事を放り出し練習場に向かった。
練習場に到着するとスクールはもう終わりに近い時間で、生徒達は一人二人と帰り始めたところだったが、まだプロの先生は端の方で熱心に指導を続けているようだ。
私は中央の打席で、薄汚れたキャディーバッグからほこりだらけのクラブを取り出し、素振りをし2,3球打ってみた。
パシーン!
おお、当たった。
なあんだ3年ぶりでも当たるじゃん、と思ったのもつかの間、その後はミスショットの連続だった。
ううむ、やはりだめか。
(なんだかバッティングセンターとおんなじだ。)
落胆していると知人がプロを呼んでくれた。
私:「今日は3年ぶりにゴルフを再開しようと思ってきたのですが。」
プロ:「1回あるいは数回だけのアドバイスですとかえってボロボロになる可能性がありますので、ちゃんと毎週来ていただけますか?」
私:実はまだ毎週来る決心がついていなかったのだが「あ、ハイ、絶対来ます。じゃあ、ちょっと1球打ってみますので見てください。」
ドスッ!
打ってみると大ダフリのミスショットであった。
プロ:「・・・。ミスはどんなミスが多いですか?どんなところを直したいですか?」
私:「ああ、ダフッたりトップしたり全部直したいんですけど。」
プロ:「・・・。まずカラダが固すぎますね。ラジオ体操でもなんでもいいから来週まで毎日やってみてくださいね・・・。
ハニカミ王子への道は相当長く険しそうである。
わずか15歳、高校1年生という史上最年少でプロゴルフトーナメントに優勝したRyo君は、そのルックスとも相まって、あの早稲田のハンカチ王子をしのぐ人気を獲得した。
人気の低迷により試合数が激減している男子ゴルフ界に待望のスター誕生である。
別にそれに刺激された訳では決してないのだが、私は3年ぶりにゴルフの練習に行った。
中年を過ぎてゴルフを始めた私にはゴルフスイングというものが非常に難しく、一向にうまくならないため中断していたのだ。
ところが、ある日知人から、所属するサークルでプロが指導してくれるので久々にやらないか、という連絡が入った。
しかもたった¥1,000ぽっきりだというではないか。
ゴルフを再開する際はぜひプロの指導の元にと考えていた私は二つ返事で、山のような仕事を放り出し練習場に向かった。
練習場に到着するとスクールはもう終わりに近い時間で、生徒達は一人二人と帰り始めたところだったが、まだプロの先生は端の方で熱心に指導を続けているようだ。
私は中央の打席で、薄汚れたキャディーバッグからほこりだらけのクラブを取り出し、素振りをし2,3球打ってみた。
パシーン!
おお、当たった。
なあんだ3年ぶりでも当たるじゃん、と思ったのもつかの間、その後はミスショットの連続だった。
ううむ、やはりだめか。
(なんだかバッティングセンターとおんなじだ。)
落胆していると知人がプロを呼んでくれた。
私:「今日は3年ぶりにゴルフを再開しようと思ってきたのですが。」
プロ:「1回あるいは数回だけのアドバイスですとかえってボロボロになる可能性がありますので、ちゃんと毎週来ていただけますか?」
私:実はまだ毎週来る決心がついていなかったのだが「あ、ハイ、絶対来ます。じゃあ、ちょっと1球打ってみますので見てください。」
ドスッ!
打ってみると大ダフリのミスショットであった。
プロ:「・・・。ミスはどんなミスが多いですか?どんなところを直したいですか?」
私:「ああ、ダフッたりトップしたり全部直したいんですけど。」
プロ:「・・・。まずカラダが固すぎますね。ラジオ体操でもなんでもいいから来週まで毎日やってみてくださいね・・・。
ハニカミ王子への道は相当長く険しそうである。