ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

厳寒の名寄紀行(その4)アイスキャンドルフェスティバル

2010-03-02 15:37:50 | 北海道
いよいよ旅の最終日、下川アイスキャンドルフェスティバルの日がやってきた。

下川は名寄の20kmほど東にある小さな町なのだが、スキーのジャンプ台があり名選手を多数輩出している。
今回のバンクーバーオリンピックにも岡部選手など数人が参加した。
ちなみに名寄市にもジャンプ台があるが、あまり名選手はいないようである。

私は昨晩のスノーキャンドルの際、東京から持ってきたダウンジャケットと毛糸の手袋をしたが、
30-40分ほどで指がかじかんできたので、もっと寒い下川では耐えられないと思い、
イオンにさらなる防寒具を買いに行くことにした。

名寄のイオンは巨大で、生活に必要なほとんどのものは手に入ってしまう。
しかし広すぎて欲しいものの探すのが大変だ。
まず、ようやく見つけた店員に靴下売り場に連れて行ってもらい、
山のような商品の中から”発熱する靴下”¥380をゲット。
これはいつもの靴下の上に2重に履こうと思う。
さらに薄手の手袋、これは毛糸の手袋の下に2重に。
そして毛糸の帽子¥450をゲット。
それに靴は友人から借りている長靴だ。

これで装備は万全だろう。
その後は体力を温存するため昼寝をした。

さて、いよいよ日が暮れ下川へと出発する時間となった。
かなりの雪が降っていて寒い。
クルマの外気温を見るとマイナス12度だ。
おお!
ここで12度っていうことは下川では20度ぐらいなのではあるまいか。

友人のクルマは名寄国道を順調に下川へ向け走るが、だんだん雪が強くなり、ついに吹雪になった。
前が何も見えない!
先日「おると」に行ったときは昼間だったので、まだ恐怖感はさほどでもなかったのだが、
夜間の吹雪は何も見えずホントに怖い。
前を行く旭川ナンバーのクルマが思わずスローダウンした。
しかしなんと友人はそのクルマを何事もなかったように追い越していく。
おいおいおい。
でもその後はやはり若干スローダウンを強いられた。
すると後方から来た軽に追い抜かれた。
まったくなんていう所なんだろう。

やがてナビが右折の合図を出し、数百メートル走って万里の長城に到着。
アイスキャンドルフェスティバルのメインは1週間後なのだが、この日から点灯が始まるのだ。
駐車場にはすでに数台のクルマがおり、みんな点灯が始まるまで車内で待っているようだ。

私は恐る恐るクルマを降りてみた。
寒い。
私が人生で体験したことがない寒さだ。

東京で一番寒いプラス2,3度の時、友人に「今日はしばれるねえ」なんて言うと、
「いいえ、全然しばれません」なんて言われてしまうのだが、
今日こそは「しばれる」って言ってもいいんじゃないだろうか。
ああ、イオンに行ってよかったあ。

入口付近にはパオみたいなのが作られており、中にはストーブが置いてあった。
周囲を万里の長城に囲まれた公園内にはさまざまな通路があり、無数のアイスキャンドルが点灯している。
ううむ、きれいだ。
私は寒さを忘れ、いや、寒さを我慢しながらたくさんの写真を撮った。
ああ、いいカメラを持ってくれば良かったなあ。

というわけで今回の名寄紀行は終了である。
結局厳寒だったのは下川だけで、青空も一瞬しかなかったため、
ダイヤモンドダストもサンピラーも北キツネも見られなかった。

いいカメラを持ってもう1回行ってみたい。











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 厳寒の名寄紀行(その3)スノ... | トップ | 西荻グルメ探索(その2)奇跡... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

北海道」カテゴリの最新記事