気になる写真!

このブログはその時々の好奇心で、気になった被写体を切り取り、・・・チョットだけ考えてみようと

ちょっとした試練を体験して

2015-12-08 | 旅行記

11月27日 金曜日 早朝6時、窓の外はまだ暗い・・・明るくなった7時近く、散歩に出る。

小路を登ると、右前方に手水舎がありました。左下に本堂、右側の山裾に石段が続いている・・・自然に高い方に進んでしまう。

まだ紅葉が残っている静かな山間、雨に濡れた石段を登り、その先に有名な三重の塔がありました。

塔の横に受付のような小屋があります。二階、三階には土日のみ入場できる(大人200円)のですが、今日は平日の早朝でもちろん人影は無し。

案内によるとこの塔は1万人の浄財により、地元の大工が三世代、何と33年も要して1859年、江戸時代の後期に完成しています。1年に1m?、覚えやすいです・・・高さ33.3mとありました。

この塔の横から山頂に登るハイキングコースもありましたが、朝食は7時半にお願いをしていましたので・・・石段を下ります。

・・・本堂は、806年建立・・・この地方で最古の歴史あるお寺です。葬儀を行わない厄除け・祈祷のお寺ですが、案内板にありますように847年から天台宗となります。

ここは、東京から900㎞以上離れた島根県安来市(ヤスギシ)、安来節で有名なところです。

7時半近い・・・宿に戻るとすぐに食事になりました。おいしく頂いていると・・・窓の外・・・雨音が聞こえてきました・・・天気予報の通りかな・・・慌ただしく出立したのでした。

これから鳥取方面に行く予定を急きょ変更し、所々で通勤ラッシュの渋滞に合いながら、高速道路入口を目指します。

無事山陰道に入り、米子東から米子自動車道へ乗り移り・・・何事も無く1時間経過すれば・・・目指す中国自動車道に

車外の風景はこんな状態です。

・・・鳥取から中国横断している新設の鳥取自動車道が、午前9時から通行止めとのニュースを聞いて飛び出してきたのだった。

今週は日本海側の天候は大荒れで、特に北陸から北海道が大雪と予想されていた。昨夜松江では雪が舞い、さらに夜間の冷え込みで既に山間部は積雪となっている模様、今日も雪の予報だった。

冬タイヤの取り換えはお早めに! 電光掲示板に文字が流れる・・・、どの区間からか不明だが、チェーン規制が出されているようだったが・・・

30分も走らない内に、道路上に係員が、旗を振って左車線へ・・・高速道路から下道に分岐する道に誘導されることになった。

家に帰れば昨年購入したスタッドレスタイヤもあるのだから・・・一度きりのタイヤチェーンは購入したくないし、・・・マァ成り行きか。

臨時チェーン脱着所の広場で、順番に検問を受ける行列ができていた。間もなく前のトラックは左に誘導された、戻るかチェーン取り付けかの選択になるでしょう・・・

こちらの順番になり・・・係員に、窓を開け、「ご苦労様、・・・四駆、四駆・・・タイヤも新品、視界は悪くないがフォグランプを点け、雪道慣れていますから・・・」係員、タイヤを覗き込み、そして車体後部のAWD表示を確認し、「気を付けて!・・・右にユータンして高速に戻って下さい。」ヨシ! サァ、ここに長居は無用・・・

坂道を登り本線に戻った。

しかし、これからが運次第、シャーベット状になると、わだちを外れないで走っている限り走れるが、新品タイヤでも、一般の二輪駆動ではわだちを外れるとスリップの危険があります。まして、坂道は、チェーン無しでは無理ですね。

そう、心配なのは、チェーン規制の前に山道に進んでいった車が、スリップして車線を塞ぎ、後続が塞いだ車を避けて先に進まないと、2~3台の雪道に不慣れな迷惑車で延々と行列になったら最悪です。

冬到来のこの時期は、まだまだ夏タイヤの車が多く、チェーンを装着したことのない車もあり、一番危ない。油断大敵とこちらも車間距離を開け、路面状況を見ながら進む。新雪が積もって白くなった所が時々出現する程度で、大半がまだシャーベット状態、しかし粉雪が舞っているのでできるだけ早くこの状態から脱出したい。

トンネルを何個か抜けて岡山県に入ったがまだみぞれが降っている。しかし、多少空が明るくなってきた。蒜山高原(ヒルゼンコウゲン)PAの表示が出てホッとする。ここから中国自動車道まで35㎞くらい、山脈の峠を越し、徐々に下り坂になると思う。

昨日は、ここで休憩しこんな山陰の山並みが見られたのだったが。

 

今回は休憩無しで先を急ごう。

30~40分順調に走り、中国自動車道に合流する落合JCT付近でやっと晴れてきた。

無事雪の山陰地方から脱出に成功! 瀬戸内海側は、多分快晴かな?

・・・振り返ってみよう

昨夜はライトアップされた三重の塔に天候の回復を祈願して、11時頃床に就いた。

その前は、7時半頃精進料理を頂いて、・・・

7時頃宿に到着、抹茶のおもてなしを受けて

・・・安木に来る前は、

そうだった、突然嵐が来たような感じ、平穏な日中から夕暮れが近づくと・・・

時間は5時13分

ここ出雲大社の西1km、稲佐の浜、風が突然強くなり、近くの駐車場に小走りに急ぐ、しかし1分後、突然雷が鳴り、雹(ヒョウ)が降り注いできた。駐車場横のトイレに飛び込み・・・1分くらい、静かになった、白くなった地面を走り、車に飛び込む。

神様が集まって来たのか、建御雷神(タケミカヅチ)が大国主神(オオクニヌシノカミ)と対面した時間だったのか

・・・奈良の都が最盛期に、かつて栄えた山陰地方の神話を、当時の為政者がどうして数多く古事記に採用したのでしょう。

神無月(カンナヅキ)全国から旧暦10月10日、この浜から出雲大社に八百万(ヤオヨロズ)の神々が上陸されるという。日本全国の神が出張して、そしてこの地は神有月(カミアリツキ)。

・・・この地の主人公「大国主神」が数多くの試練を与えられたように、この稲佐の浜と「沖御前」今では弁天島、この地は強烈な印象を与えてくれたのでした。

コメント
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