気になる写真!

このブログはその時々の好奇心で、気になった被写体を切り取り、・・・チョットだけ考えてみようと

雪の風景

2018-01-22 | 旅行記

成人の日に何故か大雪が降る確率が高い・・・ここ東京で、今年は1月22日朝から粉雪模様だった。

夕刻4:30、本日は早仕舞い、フロントガラス、屋根に積もった雪は10Cm位になったか・・・。

ノーマルタイヤの古いレクサス(乗用車)のドライバー、幹線道路を走るだけと・・・車で帰ったが・・・30分後に戻って来た。

信号3つ先の高低差3mくらいの上り坂が上れそうもなく、横のファミマに入れようとしたが、それも無理、必死でUターン・・・やっと戻って来たとのこと。

三鷹方面に帰る二人組、話を聞いて車での帰宅を断念、電車に変更する。

最初から電車と決めていた者と・・・合わせて4人を同乗させ、JR駅を経由して帰ることにした。

PM5:10過ぎ退社、通行量の少ない裏道を進み、川沿いを走り急坂を登ると10分位で大きな橋の麓にある信号に出る、

・・・急坂を登るから途中でスリップしたら、4人もいるから降りて押してね!・・・と軽い冗談、しかし、冗談が通じなかった。

大丈夫!・・・楽勝と言っても、・・・反対が出て、・・・やむをえず途中で右折しバス通りを走る。

10分もすると、大きな交差点、3車線の内、左車線に5~6台後に並んでいる後に続く、・・・信号2回変わっても動かない。

交差点を左折すると500mくらいで橋の信号、ナビはそこまで渋滞の表示が出ている。

直交する幹線道路は、橋まで片側3車線とも全く動く様子が無く、・・・中央側に車線を変更し交差点を斜め左に進路変更。

目的の一つ手前のJR駅に・・・ほどなく4人を送り届けた。

あちこちでハザードランプを点滅させて、動けない・・・困った連中がいた。

ノーマルタイヤは、道路の表面が白くなったらグリップ力無く・・・走行禁止だろう。

自由になったので渋滞している橋の下側を抜け、Uターンして別の急坂を上ろとすると、パトカーが・・・通行止め?

・・・坂上の信号手前でハザード点滅させ動けない貨物車がいた。

坂を上り、横をスリ抜け、信号が青になった、・・・坂道発進・・・

ここがAWSの安心できるところ、難なく上り終え橋に到達、・・・橋から先は40~50km/h 交通量は少なかった。

やがて5分も走ると片側3車線が、中央の車線に集約され、仮想一本道をダラダラ 20~30km/h で走っている。

視界が悪く、道路中央が安心するのだろう、パトライト点滅のパトカーも路肩に停車している。

自然に左端は積雪多く残り、右車線は中央分地帯から中途半端に空いていて積雪が多い。

・・・しょうがない、一番左車線をラッセルしながら・・・最低2車線にトレースし直す。

もうすぐ・・・1km先の立体交差の上道に乗り換えるのに、左折し側道を登る必要がある。交差点左には交番がある。

別段何のトラブルも無い所だが・・・何と立体交差の三か所も手前の信号から左車線に回送の都バスを含め・・・長くて動きの悪い渋滞車線ができていた。

・・・割り込まず中央車線を通り過ぎ、1km先を左折して裏通りを走ると、ここでも途中から渋滞、

2つ先の信号左折、その先の小さな登り坂から多分渋滞しているのだろうだろう・・・あきらめモード、

車窓を観察しよう・・・車道のわだちをフラフラしながら走る自転車、歩道を押しているバイク、道路上に故障か放置されたピザの配達車を囲む人

雑多な風景・・・渋滞30分後・・・PM7:00前、やっと到着。

・・・モノトーンの世界・・・モノクロ写真、モノクロTVから・・・情報量が飛躍的に増えた カラー の世界は刺激的です。

鮮烈な印象・・・カラーの極致 “紅葉”は、

玄関の右側に・・・レプリカのパネルがありました。

この「足立美術館」 目玉の作品です。

横山大観(ヨコヤマ タイカン) 、作品名:「紅葉(コウヨウ)」 163.3×361.0cm 昭和6年作といわれます。

昨秋、台風のため〝秋季展”に来れず季節が変わり、新春となり・・・実物(紅葉)は展示されていないでしょう。

では、パンフレットから 右側の正面入り口から緑の順路に沿って進みます、ガラス窓の通路をクランク状に進むと

通路角に貴重な明治、大正期の蒔絵工芸品などがありますが、庭園以外は撮影禁止でした。

❷から〝苔庭” 

さてどのような現実でしょう。

雪に覆われた苔庭です。乾燥し、ひび割れた苔庭は、あまり見たくないですが苔に水分は必要です。

この反対側は、・・・茶室の案内があります

いきなり、ここで時間を取られるのも・・・昼食前なので眺めるだけ

左下の小道を進むと左上に茶室の入口があります。

向き直って右側に進むと、この足立美術館の創設者、この土地生まれの足立全康氏の「案内する足立翁」の彫像が建っています。

その横の景観です。

少し寄ってみましょう・・・

トリミング って、楽しいですね。

❸のロビーに向かいます。

ここが庭園の "枯山水” 海外にも有名になっている言葉です。

大きなガラス越しに、手入れが行き届いた枯山水庭です。

近景、中景に四季を通して手を入れるのは当然、何と借景かと思える遠景まで買い上げた結果、

鉄塔も無く、山の手入れと植林を続け、赤松なども自前で補充もされているように聞いたことがありました。

6000円で2年間フリーパス、会員募集中!・・・年 数回来てみたい (参考 入館料 ¥2300-)

通路右側の喫茶室 翠 を通り過ぎると

❹生の額絵 コーナがあります

ガラス窓の枠を入れると、このような額縁の雰囲気に・・・

贅沢な時間が流れます。

➎亀鶴の滝

ボタボタと雪が降るので遠景はすべて白糸の滝のようです。

❻の "池庭” へ

こんなパノラマ風景です。

では、池庭に沿って竹垣があり、この画面の右側に古びた和室があります。

向こう側の庭園が、生の掛け軸として鑑賞できます。

右隣に進むと

畳がありますので、比較すると、非常に大きい掛け軸ではありますが、面白い発想ではあります。

軒下を回り、反対側に進む

❽ "白砂青松庭” この青松は残念でした。

墨絵からイメージを膨らまして・・・。

・・・この先2階に上がり 横山大観特別展示室 などを拝見しますが、池庭の横にある 喫茶室  大観 で

名物の島根和牛ビーフカレーでチョット休息を。

 ・・・

喫茶室  大観のガラス窓の外は

先程の 池庭 の池です。

燈籠、池には錦鯉

・・・先程の雪景色だった白砂青松は、・・・島根県のパンフレットでは、このように

手前の黒光りする石、水に濡れるとこの様に鮮やかに・・・(紅石は有名ですね)

横山大観の名作「白砂青松」(ハクサセイショウ)の持つ清澄なイメージを日本庭園で表現すべく造られた庭

・・・足立美術館のパンフレットには、このように鑑賞のポイントとして記載されています。

もう一点、枯山水も足立美術館の主庭、水を用いず山水の趣を表したものと案内されています。

絵葉書そのままの世界です。

・・・雪景色も・・・雪がやんで、翌朝青空が広がったら・・・想像してみよう

朝日に照らされた雪景色、気温が低いと素敵な写真が撮れそう、・・・昼、太陽が眩しい・・・雪を載せた枝から雫がしたたり落ちて、夕方、河川の一部が水溜りになり・・・

しかし、朝から・・・日本海に垂れ下がる鉛色の曇り空だったら・・・

それはそれで貴重な体験でしょう・・・日本の四季、移り変わる自然が溶け込んだこれだけの広大な世界、・・・その一瞬の時、感性で切り取る

樹木は芽摘みをし、葉透かしをし、容姿をあまり変えないように管理されている足立美術館、再訪したい・・・

本館2階、絵画、掛け軸、日本画など

横山大観特別展示室は、上のパンフレットにあるように、正面にドーンと紅葉が・・・ありませんでした。

龍躍る 昭和15年 81.0×119.5Cm (島根県のパンフレットより)など新春にふさわしい作品、が展示されていました。

横山大観の作品は、初期から晩年まで120点を所蔵されていて、展示予定表を参照され来館されますように。

河合玉堂(カワイギョクドウ)、伊東深水(イトウシンスイ)、平山郁夫(ヒラヤマイクオ)など有名人も多く展示されています。

日本画の知識は、ほとんど無いのでこれを機会に学びたいと思っていますが・・・。

1階に降りて、

喫茶室:翠(ミドリ)、抹茶1000円、ここで2時間・・・読書するのは・・・贅沢でしょうね

再度、ロビーで雪が積もった 枯山水庭 を鑑賞し・・・

上の画像の左手前(枠外)が❷の苔庭です。

右上が正面入り口です。ここから下図の案内図のように売店を経由して、正面入り口の右側の建物に進みます。

陶芸館、一階は地元の陶芸家、二階は有名な魯山人(ロサンジン)

北大路魯山人、明治の人です。料理、骨董、陶芸、書と有名です。

魯山人室では約250点の所蔵作品を、年4回に分けて公開とあります。

文化人は戦争の時代をどう生きたのか、そんな事も気になっていましたが・・・・美術品も撮影禁止なので、省略

戻って、地下通路(エレベータ有り)で、新館に向かいます。

2010年、開館40周年を機に新館がオープンしました。

新館の1階と2階に展示室があり、50号~200号サイズの現代日本画(平山郁夫さんの作品はもちろん現代日本画)が

50~150点も展示されていて、関心のある方は時間に余裕をもって来館されたし。

充分に満ち足りた4時間を過ごし、雪の降り続ける足立美術館の駐車場に足を運んだ。

そして、ナビのガイドで玉造温泉の某神社に向かったのでした。

アップダウンの多い山道でした。

車がAWSでは無いのは確か、FFでしょうか、スタッドレスは履いています。

シフトダウンを繰り返し、エンジンブレーキを多用してスリップを避け・・・夕暮れに到着。

 

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