昼近く、永平寺を後に坂を下り、国道に出て左折・・・山道を登る。国道364号は交通量が少なく走り易い。
トンネルを抜け、下り坂をしばらく走り川沿いに下ると、安波賀町で斜め左に県道18号線が分岐している。
この県道を走り、少し先の左側に一乗谷朝倉氏の遺跡が残っている、ここに立ち寄り、それから鯖江の街を散策する予定だった・・・が、
迷って分岐点に停車したが・・・断念し、国道を直進してすぐ先の福井インターから北陸自動車道に乗った。
・・・若狭街道・鯖街道とも呼ばれる山間部を走り続け、時間は午後2時半を少し回った。
国道367号線を左に折れ、狭い道を対向車に注意しながら斜面を登る。
ここで行き止まり。近くの駐車場に車を入れ、目的地に向かって歩き出す。
ここは山間部で標高が高いかと思ったが、280m位でしょうか。小川(呂川)を横切り
この階段の先は、カラフルな店が並び観光地のようだ。
この配色は京の商店街、茶店が左側に数件並んでいる。
そして100mも進まない右側に門扉が、
右の看板は 国宝 往生極楽院とあります。左の三千院は有名です。
三千院の上部に小さく 梶井門跡(カジイモンゼキ) と書かれています。
近くの案内板です。
天台宗(最澄)の比叡山はここから南南東5㎞位、梶井門跡(モンセキ)は比叡山の東の山麓、琵琶湖に面した坂本の街に縁があったようで、長い歴史があるようです。
境内に入りましょう。門を入ると案内が
左の階段を進みます。
そして振り返ると、木々に覆われた素敵な入口です。
階段を上り、正面の建物で拝観料¥700-を支払います。
また思わず後ろの風景をパシャリ、中ほど左が、客殿
ここで素敵な三千院のH.Pから境内案内図を見てみましょう。
では受付のある建物から、中に入ります。
中庭に小さな宇宙がありました。
物皆劣化する世の中で、寂びる時の流れに逆らって・・・雨に打たれて、命の泉が蘇る。
岩石と苔だけで有限で雄大な世界が・・・周りに砂利を敷き詰め、周辺部の放射状の筋で無限の海、竹で天地の広がり、生命力が強く維持管理が簡単で、季節感もオールシーズン対応、・・・侘びの心を磨きたい。
庭園が目に飛び込んできた。
ここでおもてなしを受けることもできます。
緑の補色、レードカーペット・・・この雰囲気ですと緋毛氈ですね。
角を回って 、宸殿(シンデン)へ、「薬師瑠璃光如来」(ヤクシルリコウニュライ)が祀られている。
武家中心の時代に、皇族に生まれたが寺に出されてしまう人々もあった。
ここ三千院は、そんな皇族や貴族が寺を継承している門跡(モンゼキ)であり、天台宗の5箇室(五つの)の一つです。
この宸殿には、天皇の玉座の間が設けられているようです。
緑の絨毯が気になってしょうがない。
ここが有名な・・・京都市指定名勝です。
立札に目を通して頂きましょう。
杉苔と杉の大木の有清園(ユウセイエン)と清流と築山で江戸時代に築かれた聚碧園(ジョウヘキエン)です。
そして、寂びた建物が、歴史を感じさせる。
往生極楽院、平安時代986年建立といわれている。
風化して、劣化して、土に帰るのではありません。
「地蔵さま」・・・、ここでは「わらべ地蔵」と呼ばれ観光客の人気者です。
通路から少し離れたこんな場所にも
苔と一体になっていました。
庭園の右端から鳥居をくぐり、斜面を登ると
「おん そらそばていえい そわか」と書いてあります。
なんじゃ! 長いナァ・・・多分 サンスクリット、日本語は、弁財天とあります。
この周りは、散策コース
紫陽花苑に花々が咲き
星アジサイ
金色不動堂があり、この右側の斜面を階段で登ると朱色の建物が
観音様を祀っている観音堂です。
金色不動堂の裏から斜面を下り、紫陽花苑を一周し、・・・左手の先に朱雀門が見えてきた。
この先右手は、先程の緑の絨毯
三千院の出口に向かう。
この左の門から入り、向こうの階段を登りその先が受付でした。
では、こちら側の階段で降りましょう。
門前の茶店が京都らしい雰囲気で、景観が華やかになります。
ゆっくり散策したいのですが、・・・先約があり、先を急ぎます。
ここから、京都市内のホテルへは30分位で行けるでしょう。
チェックインの後、地下鉄で京都錦市場へ・・・
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