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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

柳家喬太郎大奮闘!「たいこどんどん」

2018-05-18 10:46:02 | 日記
紀伊国屋サザンシアターで上演中の「たいこどんどん」です。井上ひさし作品。
先日 浅草公会堂での「立川談春独演会」で、師が「いま、新宿で喬太郎が芝居やってるんだよ。観に行ってやって。でも8500円は高いか」と言ってましたが、確かにちょっとお高い気が・・・。「清水の舞台から飛び降りる」つもりで、観に行ってまいりました。(ややオーバー笑)

「たいこどんどん」 「こまつ座」では初演以来23年ぶりの再演とのこと。私は、シアターコクーンでの「井上ひさし追悼公演」で観ています。幇間の桃八に古田新太 若旦那の清之助に橋之助(現 芝翫)女郎の袖ヶ浦に鈴木京香。2011年の上演です。今回は 桃八に柳家喬太郎 若旦那に江端英久(窪塚俊介 病気降板)袖ヶ浦にあめくみちこ。そのほか 木村靖司 俵木藤汰の「ラッパ屋」メンバー 「SET」の野添義弘 有薗芳記らが出演しています。
物語は、清之助と桃八の2人が、ひょんなことから江戸から東北へ。そこから 様々な御難にあって、ようやく9年かけて江戸へ戻るというお話。
まず、始めは品川。ここの女郎・袖ヶ浦(あめく)に惚れている清之助。遊びに来たのはいいが、袖ヶ浦には別のお座敷がかかっている。相手は薩摩藩士。よせばいいのに、揉める清之助。で、袖ヶ浦が機転を利かせて 清之助と桃八は小舟で退避。が、一気に釜石まで行く羽目に。ここからが 御難の旅の始まり。釜石の宿で、江戸に使いをやって金を送ってもらおうとするのだが、どれだけ待っても返事はこない。土地の目明しに脅され なぜか袖ヶ浦に似ている宿の女将には、たらしこまれ・・・とうとう、桃八を鉱山の人夫に売渡すことに。3年 桃八は近所の暴動に乗じて ようやく逃げ出すことに成功。で、若旦那と再会。2人は 今度は「富本節」の太夫と三味線弾きになり、金を貯める。が、今度は山賊に襲われる。これも、袖ヶ浦似の女を助けようとしたため。まだ御難は続く。清之助は梅毒にかかり、桃八は片足を失う。それでも挫けず、清之助の突飛なアイデアのおかげで、ようやく江戸に。そして・・・

あめく 木村ら芸達者なメンバーに囲まれ 柳家喬太郎大奮闘! 3時間超の長丁場 見事にこなしました。カーテンコールは、出演者揃って「たいこどんどん音頭」を歌い 踊り 幕となりますが、喬太郎ファンとしては、「東京ホテトル音頭」も聞きたかった 違うか(笑)