今回がラスト公演ということなので、久々に「スウィニー•トッド」観てきました。このミュージカル、日本初演は1981年。このときは、松本幸四郎 鳳蘭コンビでの上演 演出が鈴木忠志ということもあってか、割と陰惨なイメージがありました。それから時を経て 宮本亜門版でリニューアル。主演コンビのキャラクターもあって、笑える部分も増え、再演を重ね、今回が4演目ということです。
物語は、妻に横恋慕した判事により、無実の罪で流刑されたた理髪師(市村)がスウィニー•トッドと名を変えて町に戻り、判事たちに復讐するというもの。トッドは、大家であるパイ屋のラヴェット夫人(大竹)とコンビを組み、ふとしたことから人肉パイを売ると、これが大当たり。以後、ヒゲを剃る振りをしながら、彼を陥れた悪人共の喉を掻き切っていく。ここで、2人が次の犠牲者を誰にすると歌うナンバーがあるのだが、「大統領は?」と問う夫人に「トランプ嫌い」と答えるトッドというギャグが繰り返されるのは、結構笑える。また、トッドが生き別れた自分の娘「ジョアンナ」を思うナンバーを歌いながら、殺戮を繰り返すという場面も印象に残る。
ソンドハイムの楽曲も流石だし、何より陰惨になりがちな内容のミュージカルを、これだけ楽しいものにした主演コンビと演出家に拍手したい。
物語は、妻に横恋慕した判事により、無実の罪で流刑されたた理髪師(市村)がスウィニー•トッドと名を変えて町に戻り、判事たちに復讐するというもの。トッドは、大家であるパイ屋のラヴェット夫人(大竹)とコンビを組み、ふとしたことから人肉パイを売ると、これが大当たり。以後、ヒゲを剃る振りをしながら、彼を陥れた悪人共の喉を掻き切っていく。ここで、2人が次の犠牲者を誰にすると歌うナンバーがあるのだが、「大統領は?」と問う夫人に「トランプ嫌い」と答えるトッドというギャグが繰り返されるのは、結構笑える。また、トッドが生き別れた自分の娘「ジョアンナ」を思うナンバーを歌いながら、殺戮を繰り返すという場面も印象に残る。
ソンドハイムの楽曲も流石だし、何より陰惨になりがちな内容のミュージカルを、これだけ楽しいものにした主演コンビと演出家に拍手したい。