プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

私、西野監督の作戦に賛成です!

2018-06-30 11:07:18 | 日記
日本 決勝トーナメント進出して良かったなと喜んでいたら、結構 色々なところで批判されているようですね。
私、普段サッカーは、ほとんど見ない門外漢ですが、あのボール回しは、勝つための作戦として、アリだと思っていたので、ちょっと驚きました。もちろん、スタンドで見ているファンがブーイングするのは分かるんですよ。そりゃ、見ていて 決して面白いものではないですから。それに、時間が長すぎたのかもしれませんが、勝つためなら仕方ないと思いますけどね。
いわゆる強豪国が、あれをやったら、誹りを受けても仕方ないとは思うんですが、日本は、決して強豪国ではない。ならば、プロ野球の野村監督ではありませんが、「弱者の兵法」として、アリではないでしょうか。試合後のコメントで、西野監督が「究極の選択」と言っていたように、あれで万が一セネガルに逆転されていたら、そりゃ半端ない批判を浴びたでしょう。そのリスクを冒しての あの作戦。
私は、西野監督の作戦に賛成です。

生志 志の輔 談春 雲水 「第6回 傳志会」

2018-06-29 10:31:36 | 日記
立川流の4師匠が競演する「傳志会」行ってきました。回を重ねて6回目。今回も、充実した高座でした。
トップは生志師匠。「青菜」 小三治師匠の得意ネタ。お屋敷の旦那の貫禄はまだまだですが、植木屋夫婦の会話は、笑わせてくれました。サゲを変えていますが、そう効果的とは思いません。
続いて 志の輔師匠 「千両みかん」みかん問屋「万惣」の主人が良い。なぜみかんに千両という値をつけたのか? 商人としての矜持が感じられました。
仲入り
談春師匠 「棒鱈」 江戸っ子にコケにされる田舎侍が良い。このお侍さんの得意な唄「12カゲチ」 私も覚えてしまいました^_^
雲水師匠 「たちきり」 米朝師匠の得意ネタ。まだ耳に残っているので、演る方にとっては、損な噺。また、志の輔師匠演じた「千両みかん」と、ややダブルところもあるので、雲水師匠は、ちょっとお気の毒な部分もありました。

松尾スズキ「ニンゲンご破算」

2018-06-28 10:54:02 | 日記
シアターコクーンで上演中の「ニンゲンご破算」です。15年前 同じシアターコクーンで「ニンゲンご破産」として上演された作品。当時の主役は、今は亡き中村勘三郎さん。今回は、阿部サダヲです。当時の勘三郎さんと、今回の阿部サダヲ 年が一緒ということです。ほかに岡田将生 多部未華子らが客演しています。

幕末の江戸のお話。加瀬実ノ介(阿部)という男が、鶴屋南北(松尾スズキ) 河竹黙阿弥(ノゾエ征爾)に、弟子入りをお願いしています。実ノ介の書いた狂言を読んだ鶴屋南北。
「この話より、あなた自身の話の方が面白そうだ」と言います。
実ノ介 自分の人生について語り始めます。
もともと ある藩の勘定方だった実ノ介。この藩で起きている偽金作りについて、犯人たちを斬るように命じられます。無事 使命を果たした実ノ介ですが、現場をマタギの黒太郎(荒川良々)と灰次(岡田)という男に目撃されてしまいます。2人は、この事を黙っている代わりに、自分たちを侍にしろと迫ります。そこへ、お吉(多部)という娘が飛び込んできます。お吉は、黒太郎たちの幼馴染で、吉原へ売られていくところでした。なんとか助けたい黒太郎たち。実ノ介は、果たして これらの問題を解決できるでしょうか?

3時間20分のお芝居。三味線の音楽 歌 踊りなども入り、面白く出来た作品であることは間違いないのですが、チト長い気もします。が、それも松尾作品の特徴と言われてしまえば、それまで。お吉 黒太郎 灰次の「三角関係」ラストに明かされる実ノ介の秘密など、笑える部分も多いし、楽しませて頂きました。

家族の存在感溢れる「万引き家族」

2018-06-27 11:24:06 | 日記
是枝裕和監督作品「万引き家族」です。「万引き」を生業にしている一家のお話。
スーパーで万引きする父(リリー•フランキー)と息子(城桧吏) 今日も成功。家に戻る道すがら 2人は 少女(佐々木みゆ)の姿を発見します。哀しい顔をした少女。2人は、思わず家に連れ帰ってしまいます。この家には、祖母(樹木希林) 母(安藤サクラ) 娘(松岡茉優)が住んでいます。表向きは、祖母が一人で住んでいることになってるんですけどね。もちろん、彼らは ホントの家族ではありません。
「誘拐」になってしまうので、少女を1度は家に戻そうとしたのですが、部屋で交わされる親らしき男女の会話を聞き、また、少女自身の口から虐待されていたらしい言葉を聞き、父子は、少女を一家に加えることにします。
少女に「万引き」の極意を教える息子。が、いつも盗みを働く駄菓子屋の親父(柄本明)から、「妹には、そんな真似させるな」と叱られ、彼の心の中には、父母に対する疑問が、芽生えてきます。
やがて、彼らの生活が破綻する日が訪れます。まだ子供の息子を含めて、自分自身の生き方に向き合うことを余儀無くされた一家。新しい旅立ちの時を迎えます。

先日 5歳の女の子が 親の虐待で命を落とすという悲しい事件があり、その女の子が遺した手紙が、世間の涙を誘いましたが、この一家 血の繋がりはありませんが、家族として機能していました。そう考えると、この「万引き家族」 一概に責めるのも•••

六月大歌舞伎 芝翫 松緑 雀右衛門「巷談宵宮雨」

2018-06-26 10:14:29 | 日記
久しぶりの歌舞伎座です。「六月大歌舞伎」夜の部の「巷談宵宮雨」観てきました。中村芝翫 尾上松緑 中村雀右衛門らの出演。作は宇野信夫。24年ぶりの再演ということです

江戸時代 舞台は深川。もとは寺の住職だったが 女癖が悪く 職を追われ 日本橋で晒し者になっていた龍達(芝翫) 今は、甥の太十(松緑)に引き取られています。太十は、遊び人。女房のおいち(雀右衛門)が仕立物をして、どうにか暮らす毎日。以前 龍達の娘•おとら(児太郎)を預かった太十ですが、借金のカタに医者の家に妾奉公させている始末。そんな太十が、伯父を引き取ったのは、どこかに金を隠し持っていると踏んだから。
事実 龍達は、住職をしていた寺の庭に100両の金を埋めていた。人の目を盗んで、金を掘り出してきた太十。分け前を貰えるかと思ったら、たった2両だけ。意趣返しをしてやろうと思ったとき、通りかかったのが、かつての弟分の勝蔵(橘太郎) 鼠殺しの薬を売り歩いている勝蔵から、薬を手に入れた太十。となれば、後は•••
前半 龍達と太十の軽妙な掛け合いで笑わせ、後半は 深川八幡宮の祭囃子が流れるなか怪談に•••
2度楽しめるお芝居でした。