プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

歌舞伎の世界にどっぷり!「切られの与三」

2018-05-31 10:31:34 | 日記
中村七之助主演「切られの与三」観てきました。七之助のお父さん 亡き勘三郎丈が中心となって行われた この企画 もう四半世紀が経ったということです。
今回の演目は「切られの与三」「お富与三郎」「与話情浮名横櫛」のタイトルで知られる名作。今公演では、与三郎を七之助 お富を梅枝が演じます。
木更津で出会った2人。逢瀬を楽しみますが、お富を囲っている土地の顔役にばれ、半死半生の目にあいます。ここまで 開演してからあっという間に終わります。命からがら江戸へ戻った与三郎。蝙蝠安(笹野高史)に助けてもらい、その傷だらけの顔を武器に 強請り たかりで暮らしをしていきます。元は、大店のボンボンだったんですがね。
そして、ある日 押し入った先で お富と再会。あの有名な
「イヤサお富 久しぶりだなぁ〜」
のセリフの場面です。

その後 夫婦になった2人ですが、過酷な運命が待っています。与三郎は島送り。どうにか戻ってきますが、「島抜け」は死罪。ここで 最後一目父親に会おうとする「伊豆屋」の場面は泣かせます。そして大団円へ。ただ、ラストは、いささかご都合主義が過ぎる気も。

しかし3時間 歌舞伎の世界にどっぷり! 楽しい時間でした。

三谷幸喜作 戸田恵子ワンマンショー 「虹のかけら」

2018-05-30 10:34:18 | 日記
三谷幸喜作「虹のかけら」です。戸田恵子のワンマンショー。1時間半に満たない小品です。

「ジュディ•ガーランドと同じ名を持ち、彼女の付き人として、専属の代役として、長年付き添った もう一人のジュディのお話」
と、チラシに三谷さんが書いています。

ジュディ・シルバーマン。彼女の著書を基に 物語は繰り広げられます。2人のジュディが初めて会ったのは あの「オズの魔法使い」のオーディションの時。「ドロシー」の役を巡って2人は争いますが、シルバーマンは敗れます。同い年の2人 代わりに彼女は ガーランドの代役の仕事を得ます。撮影の合間 2人は仲良くお喋りします。と言っても、9割はガーランドが喋っている。シルバーマンは聞き役。男性関係には発展的だったガーランド シルバーマンは 自分の彼を奪われ、あろうことか2人は結婚してしまいます。ジュディ・ガーランド 初めての結婚です。
2人の付き合いは絶たれます。が、ガーランドが出産を映画会社に止められたのを機に、彼女から連絡が入り、付き合いは復活。また、「聞き役」の日々が続きます。なぜ、シルバーマンは断らなかったのか? それは、「彼女がジュディ・ガーランドだったから」 こうしてガーランドが50歳前に クスリなどの影響で亡くなるまで 2人の関係は続きます。作品の最後は、臨終の場。
2人の30年間を「Over the Rainbow」などの名曲に乗せて 物語は進んでいきます。

エンドマーク! ここで 三谷さんからのマイクで とんでもないことが明らかになります。 参った!

赤坂ACTシアター「立川志の輔独演会 中村仲蔵」

2018-05-29 11:08:57 | 日記
恒例 赤坂ACTシアターでの「立川志の輔独演会 中村仲蔵」観て来ました。今年も4日間の公演です。
開演 浴衣姿で登場した志の輔師。開口一番
「これだけ変な会見が続くと、籠池さんのが 清々しく見える」
は、受けた。
まず前半は、「仮名手本忠臣蔵」の演目説明。ラストまで通して語った後、〆の言葉として「士農工商 武士が偉かった時代に 他の人間にも気概があると、作者は言いたかったのではないか」と分析。なるほど!
休憩挟んで 後半は「中村仲蔵」
こちらは、まさに「役者の気概」を扱ったもの。「稲荷町」から「名題」に成り上がった仲蔵。周りのいやがらせにもめげず、「斧定九郎」を作りあげていく。初日 観客は、あまりの事に驚いて 声も出ない。しくじったと思った仲蔵が旅に出ようとする。芝居小屋の前に通りかかると、聞こえてくるのは、自分への賛辞ばかり。
ここで、見巧者の父っつあんが 初めて血糊を見て、仲蔵が死んだと勘違いするシーンは、いつ見ても笑わせてくれる。

またも敗戦「ダービー」&「大相撲千秋楽」

2018-05-28 10:16:08 | 日記
他は負けても、このレースだけは勝ちたい「ダービー」•••負けました^_^
私の本命はブラストワンピース。本来なら、ダノンプレミアムで決まりだと思っていましたが、やはり1度頓挫してますからね。東京二四で勝った経験を持ち、8番という馬番もいいんじゃないかと期待したんですが。レース後の池添騎手のコメント読むと「ゲートで立ち遅れ 勝負どころで行き場がない」 ま、完璧負けるレースですよね。ダービー初制覇で「福永家の悲願」と言った福永騎手。おめでとうございます。

気を取り直して 大相撲千秋楽の話。私、いつも通り 国技館で楽しんできましたが、結びの一番は、最高の盛り上がりでした。で、気がついたんですが、今年 横綱同士の対戦 初めてだったんですね。困ったもんだ。鶴竜が勝って連覇。これまた おめでとうございます。しかし、今年になってからは、鶴竜と栃ノ心だけが目立ってますね。共に30過ぎたベテラン。怪我があるとはいえ、若手にもう一つ飛躍して欲しいところです。今年後半の土俵に期待します。

もう一つ 旧い映画のお話!「キューポラのある街」

2018-05-27 09:51:27 | 日記
もう一つ 旧い映画の話をします。吉永小百合主演「キューポラのある街」です。言うまでもなく、吉永小百合主演の名作です。神保町シアター「にっぽん家族の肖像」での上映。

舞台は、埼玉県川口市。鋳物工場の乱立する街。吉永小百合演じるジュンは、中学3年生。鋳物工場の職人の父•辰五郎(東野英治郎)と母(杉山トク子)と2人の弟と5人暮らし。いや、まもなく もう一人 弟か妹が生まれます。物語は、この家族を中心に ジュンの進学 経営悪化で工場をクビになってしまった父の就職 ジュンの周りにいる北朝鮮から来た人たち なにかと問題を起こす弟タカユキの行動などを描いていきます。昭和37年の映画。私が生まれて ちょっとした頃。決して裕福な家庭ではありませんが、この時代は、こうした家庭が多くあったのでしょう。
映画は99分。いろいろな出来事が、手際よく処理されていきます。この辺りのテンポの良さは、さすがです。そして、当時 17歳の吉永小百合が、とても可愛いらしい。で、この方 声が湿っぽいんで 妙な色気を感じます。顔は丸顔の健康優良児タイプに色っぽい声。このアンバランスさが魅力だったのでしょうか。
父母役の東野英治郎 杉山トク子始め 浜田光夫 浜村純 菅井きん 北林谷栄 殿山泰司 下元勉 加藤武 岡田可愛 小沢昭一 吉行和子などなど 共演陣も豪華。楽しめた映画でした。