なんとも珍しい映画でした。何しろ登場人物は、男一人だけ。で、その男は、延々ハイウエイを車で走り、その間に起こるトラブルを、次々とカー電話で対処して解決していく。
主人公は、明日大きな仕事を控える建設会社のサラリーマン。明日に備えて自宅で妻子とくつろぐはずが、アクシデントが起き、出産間近に破水した愛人の所へ向かう羽目になる。愛人と言っても、一夜限りの過ちで、できてしまった子らしい。で、病院に向かう間に、明日の仕事にトラブルが起き、会社からの電話 帰ってこない男を心配する妻子からの電話 急な出産に怯える愛人からの電話•••こうしたトラブルを、男は全て解決する。で、86分 彼は家族を失い、職を失う。こう書くと救いようのない話だが、ラストシーンには、仄かな希望が見える。ただ、なぜ、主人公が、いわばゆきずりの女のために、全てを犠牲にするのかは、わからない。
主人公は、明日大きな仕事を控える建設会社のサラリーマン。明日に備えて自宅で妻子とくつろぐはずが、アクシデントが起き、出産間近に破水した愛人の所へ向かう羽目になる。愛人と言っても、一夜限りの過ちで、できてしまった子らしい。で、病院に向かう間に、明日の仕事にトラブルが起き、会社からの電話 帰ってこない男を心配する妻子からの電話 急な出産に怯える愛人からの電話•••こうしたトラブルを、男は全て解決する。で、86分 彼は家族を失い、職を失う。こう書くと救いようのない話だが、ラストシーンには、仄かな希望が見える。ただ、なぜ、主人公が、いわばゆきずりの女のために、全てを犠牲にするのかは、わからない。