プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

オスカーは逃したが・・・見ごたえあった「キャロル」

2016-02-29 15:41:45 | 日記
アカデミー賞 ディカプリオ良かったですね。私は、スタローンが獲れなくて残念でしたが・・・もう1つ残念だったのは、「キャロル」のルーニー・マーラが「助演女優賞」を逃したこと。素晴らしかったんですけどね。
時は1952年。クリスマスでにぎわうデパートで働くテレーズ(マーラ)。そこへ貴婦人然としたキャロル(ケイト・ブランシェット)が、娘へのプレゼントを買いにきます。キャロルの忘れ物を届けたことで、2人の交流が始まります。実は、キャロル 夫とはうまくいってない様子(ブランシェット 「ブルージャスミン」といい、夫には恵まれないですね笑)一方、テレーズも、恋人から結婚を申し込まれてはいるのですが、イマイチ踏み切れない様子。彼女には、カメラマンになりたいという夢があるのです。
そんな2人が、あることをきっかけに、旅に出ます。車で、アメリカ中をドライブし、2人の仲は、段々深まっていきます。キャロルには、以前にもその種の付き合いがあり、テレーズとの仲を進展させるのも、躊躇している様子がありあり。そんなキャロルに、踏ん切りをつけさせようとするテレーズ。この時のマーラ 実に魅力的です。で、結ばれた2人。が、その直後、キャロルに最大の悲劇が訪れます。・・・別れ。
ラストは、しばらくして再会する2人のシーン。キャロルのアップで、映画は終わります。あの、シーンに耐えられるブランシェットはすごい!

稲垣&真飛が歌い踊る「恋と音楽」

2016-02-28 15:50:55 | 日記
3作めとなった「恋と音楽」FINAL公演です。鈴木聡脚本 稲垣吾郎 真飛聖主演という形は変わりませんが、今回は、両者がミュージカルスターというはまり役を演じます。
シュウジ(稲垣)とれいこ(真飛)は、ミュージカル界の若手スター。今日は、2人が共演するミュージカルの千秋楽。シュウジは、 この公演が終わった後に、ある決意をしています。そんな時、開演前の楽屋に現れた1人の男。実は、彼は30年後のシュウジ。時空間の歪みで現れたとのこと。彼は、シュウジの決意が、いかに愚かな事かを力説します。一方、れいこにも、30年後の自分(北村岳子)が、現れます。4人の織りなす騒動は•••というストーリー。
もちろん、ラストはハッピーエンドで終わるのですが、なかなか笑わせてくれる面白いミュージカルです。ただ、やはりチケットが10000円超というのは高い。

まさに感動の名作「夜中に犬に起こった奇妙な事件」

2016-02-27 13:04:04 | 日記
日本では、V6森田剛の主演で上演された作品です。主人公は、アスペルガー症候群の15歳の少年クリストファー。重苦しいテーマなので、日本の上演は、観ていません。今回は、昨年素晴らしい作品を観せてくれたナショナルシアターのライブなので、足を運んでみました。結果は大正解。素晴らしい舞台でした。
クリストファーが、隣家の犬が刺殺されたのを発見するシーンから、物語は始まります。飼い主は、クリストファーが殺したと勘違いします。他者とはうまく交われないクリストファー。きちんと己の潔白を証明できません。傷ついたクリストファーは、自ら犯人を探すことを決意しますが、事態は遅々として進みません。彼の行動は父親にばれ、大目玉を食らいます。が、その後、意外な真実が次々と明るみにでて、その結果、クリストファーの大冒険が始まります。ここからは、本当に息をもつかせぬスピーディな展開が続きます。ラスト、この事件を通して一回りも二回りも成長したクリストファーが、「僕は、もう何でもできる」と繰り返しますが、周りの大人たちが、なんとも言えない表情で彼をみている場面で照明が落ちます。いわくいいがたいエンディングでした。
2幕冒頭、エスカレーターも知らないクリストファーが、一人で地下鉄に乗ってロンドンに向かうシーンの舞台装置は、素晴らしかった。ナショナルシアターの舞台の質の高さには、いつものことながら、驚かされます。

サークルKサンクス「チビ太のおでん」に大満足!

2016-02-26 15:26:43 | 日記
最近「おそ松さん」が人気のようですが、そのせいなのか、サークルKサンクスで「チビ太のおでん」が復活。子供のころ、大の「おそ松くん」ファンであった私としては、うれしい限りです。当時は、赤塚作品でも「ア太郎」派と「おそ松くん」派に分かれていましたが、私は断然「おそ松くん」派でした。イヤミ デカパン ハタ坊などなど、いや、メチャ面白い漫画でした。
で、「チビ太のおでん」です。1本125円と、コンビニおでんとしては、ちょっと高いかもしれません。以前、買ったときは、たまたまセールで、確か75円。「そんな安いの?」とコンビニのおばちゃんに言ったら「来週までセールやってますよ」と言われてしまいました。よっぽど貧乏に思われたのでしょう。定価でも買えるっていうの(笑)
漫画では「こんにゃく がんも 鳴門巻き」ですが、こちらは「こんにゃく うずら卵巻き ちくわ」です。買いに行っても「売り切れです」と言われることが多いのですが、まだ、寒い日が続くおり、もう何本か食べたいものです。

つかこうへい×馬場徹 「引退屋リリー」

2016-02-25 13:50:05 | 日記
12月には「熱海殺人事件」で、何度か足を運んだ紀伊国屋ホール。今回は、つかさんの七回忌記念公演として行われる「引退屋リリー」です。1989年に「予告編」が発表されながら、とうとう上演されることがなかったといういわくつきの作品。上演できなかった理由は、演じられる俳優がいなかったからとのことですが、確かに、その問題点が、よくわかりました。
ヒロイン リリーは 祐真キキ スケザネと読むそうです。アメリカの人気ドラマ「HEROES REBORN」に出演中とのこと。ただ、やはり、「非常にカリスマ性の強い女優」という魅力を感じさせる役としては、難しい部分もあります。一方、リリーを追う刑事二階堂が、つかこうへい最後の弟子と言われる馬場徹 こちらは、なかなかすらっとしたイケメン俳優。脇に、つか芝居ではおなじみ山崎銀之丞らが出演します。
舞台は、呪われた島 犬島。ここで、父親の自殺を見届けたリリー 彼女を追う二階堂 彼女をスターにしようとする映画監督(銀之丞) そして、呪われた犬島の人々。彼らが複雑に絡み合います。映画のシーンなのか現実なのか、虚実ないまぜにしたシーンが続きます。1度観ただけでは、わかりにくいシーンもあります。ただ、ラスト「人間とは、幸せになるために生まれてきたのです」という、いつもの「つか節」が流れると、やはり、長年のつかファンとしては、感動してしまいます。ラストは、おなじみ、「シュガーベイビーラブ」で燕尾服姿の男優陣が、ヒロインを交えて踊る。「つかさんを観たな」という気になります。