プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

小朝 昇太 鯉昇 「COREDO落語会」

2018-09-30 11:00:17 | 日記
今、私の住んでいる横浜は、晴れております。この後、台風は、どうなるのでしょうか?

さて、昨夜は、日本橋三井ホールで行われた「COREDO落語会」行ってきました。山本益博氏のプロデュース公演。今回で15回目になるということですが、私は 初めて行きました。約700席の会場は、大入り満員。最初にあいさつに登場した氏によると、このところ 毎回 満員とのこと。

今回は、私が好きな小朝 昇太 鯉昇の3師匠が出演するというので観に来たのですが、期待に違わぬ熱演で、楽しませていただきました。

小朝師匠 「柳田格之進」
木久扇師匠一家のまくらで笑いを取り、本題へ。格之進が見つかり、それを報告する番頭の徳兵衛に、主人の万屋が、とくとくと 格之進の人間の素晴らしさを説いて聞かせる場面が素晴らしい。

鯉昇師匠 「宿屋の富」
宿の客が 自分がいかに金持ちかを吹聴する場面 「私の家の庭には、大きな山と湖があって、それを世間の人は、富士山と琵琶湖と呼んでいる」 あまりにもくだらなくて、大好き^_^

昇太師匠 「茶の湯」
青きな粉とむくの皮の「茶の湯」で、すっかり腹くだしした丁稚の定吉の歩く姿を見た 店子の豆腐屋が 「見ろよ、あの後ろ姿 しゃなりしゃなり歩いて上品だ」というくすぐりは、笑える。

この3師匠 顔付けをしたのは、小朝師匠ということですが、さすがのセンスです。

キムタク×ニノ「検察側の罪人」

2018-09-29 11:04:25 | 日記
木村拓哉&二宮和也主演「検察側の罪人」です。
映画公開して 1か月以上経ってから観に行ってきわけですが、お客さんは 結構入っている。大ヒットというニュースは流れていませんが、さすが ジャニーズというところでしょうか。

物語は、キムタク演じるエリート検事•最上と、 彼の教え子でもある若手検事の沖野(二宮)が、ひとつの殺人事件を巡り、その捜査方法などで対立を深めていくというもの。
立会い事務官に吉高由里子。犯人と思しき人物に、最近話題の酒向芳 最上の手足となって働く ワケありの諏訪部という男に 松重豊。その他 八嶋智仁 キムラ緑子など、脇役陣も多士済々。

私、キムタクのドラマや映画観るのは 初めて(えっ、じゃ、何で 今回観たかって•••それは、ヒミツ^_^)
観た感想 やっぱりカッコいい! 最上検事 かつて妹のように可愛がっていた娘を毒牙にかけた男を許すことが出来ず、なんとか彼を犯人に仕立て上げたい。が、どうやら 彼は真犯人では なさそう。そこで、彼の取った手段は•••
原作を読んでないので分かりませんが、なぜ 最上検事の行動が、周りから疑われないのか? 正直 疑問も残ります。ただ、前述のように キムタクカッコいいし、二宮和也も、取り調べシーンなど、結構迫力ありました。よろしいんではないでしょうか。



高畑淳子✖️鶴見辰吾 ✖️若村麻由美「チルドレン」

2018-09-28 10:32:34 | 日記
世田谷パブリックシアターで上演された「チルドレン」です。
イギリスのルーシー•カークウッドという若手女流作家の作品。
高畑淳子 鶴見辰吾 若村麻由美の3人芝居。

舞台は、イギリス。原発事故が起こり、津波 地震などの2次災害もあり、なにかガランとした空虚な部屋で、物語は繰り広げられます。そうです 物語のモチーフとなっているのは、福島で起きたあの災害です。
住んでいるのは、ロビン(鶴見)とヘイゼル(高畑)の夫妻。60台半ば。子供は独立して、夫婦2人だけの生活。そこに訪ねてきたのが、ローズ(若村) 数十年ぶりに訪ねてきた彼女。ロビン夫妻には、彼女が訪ねてきた理由が分からない。

3人の会話のなかから、彼らの関係性 現在置かれている状況が、徐々に明らかになっていきます。そして、ローズが訪ねてきた理由も。
3人は科学者で、事故前は、原発で働いていました。ヘイゼルとローズしか女性がいない職場。なんとロビンは、そんな職場で 2人と付き合っていた。が、ある日 ヘイゼルの妊娠が発覚。そのまま 結婚することになります。
ローズは、あれはヘイゼルの策略だったと言います。といって 老境に差し掛かった今、別によりを戻しにきた訳ではない。
ヘイゼルには、もっと重要な用事があったのです。それは、原発事故の後始末を 若い人に負わせてはいけないということ。彼女は、自ら 処理に向かうところで、ロビンたちにも手を貸して欲しいと 頼みにきたのです。
彼女は すでに病に侵されていて 乳房は無く、髪もかつら。ロビンたちは、原発行きを躊躇します。そして•••

2時間に満たないお芝居でしたが、濃密な内容で、観終わって疲れを感じました。難しい主題を取り上げていますが、中に 恋愛問題 夫婦間の問題 ロビン夫妻には子供がいるのですが、そうした親子の問題などなど 普遍的な問題をまぶして 戯曲を成立させていく。さすが、ブロードウェイ ウエストエンドで話題を呼んだ作品だと思いました。

東京ヴォードヴィルショー「終われない男たち」

2018-09-27 10:28:26 | 日記
下北沢 本多劇場で上演された「東京ヴォードヴィルショー 終われない男たち」です。これから「カトケン事務所」「クドカン作品」と、本多劇場通いが続きます。良い劇場だとは思うんですが、相変わらずトイレがウォシュレットでないのが不満。そろそろ何とかして欲しいものです^_^

余談はさておき、本題。今回の公演 ヴォードヴィルのメンバーだけでなく、脚本書いた鈴木聰の「ラッパ屋」から 木村靖司 「東京乾電池」から綾田俊樹 さらに石倉三郎など 客演陣も多士済々のメンバー。

物語は、バブルの頃 散々良い思いをした映像プロダクションの原田(佐藤B作)という社長が主人公。今や、社員1人の零細企業だが、久々のビッグチャンス到来。
異業種交流会で知り合った中川(石倉)という焼酎メーカー会長を籠絡し、CMを作らせようという魂胆。なにしろ 中川の会社は同族企業。会長の一存で、金などどうにでもなる。もちろん こんな美味しい話 ほっちゃおかない。ライバル会社のメンバー(佐渡稔 山口良一)も狙っている。
彼らが バトルを繰り広げている飲み屋街。そこに 義理のお父さんを探しにきた主婦(あめくみちこ) 貧乏そうな老人(綾田)も現れ、事態は こんがらがっていく。そして•••

このお話 ラストで実は、会長は綾田で 石倉があめくの義父ということが分かり、幕となります。で、ここで問題。
プログラム見ると、登場人物に
中川 綾田俊樹
高田(隠居老人)石倉三郎
私は、観終わってから読んだから問題なかったんですが、開演前に読んだ人は、混乱するんではないでしょうか。
パンフレット買って損しちゃね~ もう一工夫欲しいと、思った次第です。

お芝居全体については、「大人の童話」みたいな部分もあり、楽しめました。

驚いた!「貴乃花親方引退」

2018-09-26 10:24:54 | 日記
貴乃花親方が 相撲協会を退職する決意を固めたという。
驚きました。
なぜ「引退」という言葉にこだわるのかはわかりませんが、こうして「記者会見」まで開いたのですから、退職するのは間違いない。
「告発状」の真贋の問題が、根底にあると、親方は言います。
協会側は、貴乃花親方の主張を悉く退けていますが、どうなんでしょうか?
この種の騒動 「言った」「言わない」はつきものですから、どちらかが100パーセント正しいということは、ありえないと思います。
が、今回の一件 愛する「相撲」に 断腸の思いで別れを告げた貴乃花親方の言葉に嘘はないでしょうし、協会の芝田山親方のコメント 例えば阿武松親方が慰留したというのも、当事者が裏付けていますから、正しいのでしょう。
となると、互いに 相手の言うことを曲解していたという可能性が高い。つまるところ、コミニュケーション不足が、最大の原因ではないのでしょうか。
騒動ばかりがクローズアップされてしまいましたが、外国人力士 学生出身力士が主流のなか、叩き上げ力士中心に関取を育てた貴乃花親方の手腕は、もっと評価されてしかるべきだと思います。
救いは、「苦渋の選択」で決断したという貴乃花親方の表情に、どこか吹っ切れた部分が見えたところでしょうか。