プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

本多劇場「志の輔らくご 牡丹燈籠」千秋楽

2017-07-31 10:36:35 | 日記
お湿りもあって、少し過ごしやすかった週末。恒例の「志の輔らくご牡丹燈籠」の千秋楽に行ってきました。
志の輔師 もう30年以上 下北沢でライブ続けているとのこと。最初は、駅前の「ロングランシアター」今は「OFF OFFシアター」という名称。1年間毎週水曜日 午後10時から1時間公演続けたそうですが、1度だけ観客ゼロという経験したとのこと。いまや、最もチケットの取れない落語家の師にも、そんな時代があったとは。「人に歴史あり」というところでしょうか。
さて「牡丹燈籠」今年で10年めとのこと。私も、ここ5、6年は欠かさす通っております。毎年聴いても飽きない。物語の面白さ 語る志の輔師のうまさ。両方が、うまくマッチしているのでしょう。今年も、約3時間半のロングラン公演でしたが、あっという間でした。
17歳で絶世の美女だったお露 21歳で水も滴るいい男だった新三郎。普通だったら、ハッピーエンドになるのが当然なのに、運命のイタズラで悲劇が訪れます。周りの人間もまた、運命の波に飲み込まれていく。このあたりのダイナミックな展開はすごい。さすが大圓朝と思わせる一席でした。

こんな奇跡があったとは•••「ビニー 信じる男」

2017-07-30 10:47:10 | 日記
ボクシング界で起きた奇跡を描いた「ビニー 信じる男」観てきました。世界王座を奪取した男が、交通事故に遭い、チャンピオン剥奪 そこから不屈の闘志でカムバックを果たすお話。しかも「石の拳」の異名を持つロベルト•デュランとの対戦でタイトルマッチ。半端じゃありません。
映画はメイウェザーとのタイトルマッチのシーンから始まります。派手に打ち合いますが、結果はKO負け。打たれ弱いビニーに、周囲は引退を勧めます。四面楚歌のビニー ケビンというトレーナーと出会います。ケビンは、タイソンを教えたこともある男。敏腕トレーナーが、ビニーに勧めたのは、階級を上げることでした。ボクシング界の常識を覆すような指令。が、後のないビニーは、その提案を受け入れます。見事チャンピオンに。が、幸せ絶頂のビニーを、最大級の不幸が襲います。交通事故。首の骨を折る大怪我。皆が、ビニーは終わったと思います。もちろんケビンも。ビニーには、「ハロー」という首をガードする装着具が着けられます。そんななか、ビニーは一人で練習を始めます。そして•••
ラスト 実際装着具を着けたビニーの映像などが流れます。その姿見ると、この映画が表した過酷さが、はっきり分かります。

女心の微妙な揺れ 「ボンジュール、アン」

2017-07-29 10:47:57 | 日記
ダイアン・レイン主演の「ボンジュール・アン」観てきました。監督はコッポラ監督夫人のエレノワ・コッポラ。彼女の実体験を映画化したということ。
年齢も50歳になり、子育てもひと段落したアン(ダイアン・レイン)が主人公。本当は夫とバカンスにでも行きたいのですが、映画プロデューサーの夫マイケル(アレック・ボールドウィン)は多忙。今回も、カンヌから急きょブダペストへ向かうことになります。が、体調不良気味のアンは、一人パリへ向かうことに。そこへ、夫の仕事仲間ジャック(アルノー・ヴィアール)が送っていくことを提案します。カンヌからパリまでのドライブ。普通ならば7時間ぐらいということですが、ジャックは、名所旧跡を観たり、おいしい食事をとったりと、1泊2日をかけて、のんびり旅します。最初は気が気でなかったアンも、段々とこのドライブが気に入ってきます。そして、食事を重ねるごとに、ジャックは2人の仲も詰めようと試みますが、このあたりのアンの心の揺れが見どころです。
マイケルからは「フランス男には気を付けろ!」と伝言の入ってくるなか、2人は、ようやく目的地へ着きます。旅の終わりが近づいたとき、フランス男は最後の行動に出ます。そして・・・
ダイアン・レインが素敵でした。50歳をまわっているというのに、あの色香。う~ん ジャックならずとも惑わされそう。そして、ラストの意味深な笑み。やはり、女性は怖い!

とうとう 最終章 畑野智美「コンビ」

2017-07-28 11:03:20 | 日記
ちょっと涼しくなってホッとしております。ややバテ気味でしたので、読書の時間取ることに。嬉しいことに、私の好きなシリーズの新刊が出ていました。が、残念なことに、これが完結篇。畑野智美さん作の「南部芸能事務所」シリーズの最終巻「コンビ」です。
新城 溝口がコンビを組む「メリーランド」という漫才師。トリオの芸人ナカノシマ モノマネタレントの、ちょっと可愛い津田ちゃん。新城たちの友達で、南部芸能事務所のマネージャーになった鹿島さん。最終巻らしく、彼らの近況が描かれた7篇の短篇から成っています。
前作で、若手芸人の深夜のオーディション番組で敗退してしまったメリーランド。仕事も減り、バイトに明け暮れる毎日。一方、勝ち上がった事務所の先輩ナカノシマ。仕事も増え、芸能人らしい毎日を送っています。が、30過ぎて売れたので、ちょっと調子に乗り、メンバーの仲がギクシャクしている様子。新米マネージャーの鹿島さんは、彼らの様子を心配そうに見守っています。一方、同じ事務所で、やはり三十路に差し掛かった津田ちゃん。こちらも、可愛いだけじゃ持たない。曲がり角を迎えています。そんな彼らを束ねる事務所の社長も、私生活に悩みあり。メリーランド達の芸人人生は、まだ始まったばかり。悩みながらも、ひとつひとつ壁を乗り越えていくしかない。そんな彼らの姿が、暖かい筆致で描かれていく、ほんわかした気持ちになれる作品でした。

可もなく不可もなく「ボン•ボヤージュ~家族旅行は大暴走~」

2017-07-27 10:48:24 | 日記
ヒューマントラストシネマ有楽町で「ボン•ボヤージュ~家族旅行は大暴走~」観てきました。予告編観て、面白そうだと思って行ったのですが、ま、想像通りの出来でした。良くも悪くも平均点というところでしょうか。
主人公のコックス一家。夫のトムは整形外科医 妻のジュリアは精神科医で、只今妊娠中。後は、2人の子供。姉弟です。今日は、 バカンスに出掛ける日。一家で支度していると、そこへ現れたのが、父のベン。ジュリアは招かれざる客の出現にムッとしますが、ベンとトムは、物凄く仲がいい様子。気を取り直してスタート。自慢の新車を買ったばかりで、さ、後は目的地へ一直線と行きたいところですが、車の中ではベンとジュリアのバトルが始まり、不穏なムード。おまけに、ドライブインでは、ベンが母親においてきぼりにされた娘メロディを、トム達に内緒で、車に乗せたものだから、またひと騒動。
で、そのうち、トムは新車の異変に気づきます。最新型の車ですが、ブレーキがきかなくなってしまった。160キロで暴走する車。バカンスシーズンだけに、高速道路は渋滞中。そこへ、止まらない車が突っ込んで行くことに•••
車のアクションシーン 高速警備隊 トムたちの車に、愛車のBMWのドアを破壊され怒り狂う男などが登場してくるのは面白かったのですが、密室の車の中で明らかにされる秘密は、もう一ひねりほしい。90分ちょっとの作品 もうちょとインパクトのあるギャグが欲しかった気もします。