プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

毎日1話ずつ「鬼平犯科帳」

2016-08-31 10:53:05 | 日記
私、このところのマイブームは、帰りの電車のなかで、「鬼平犯科帳」を1話ずつ読むことです。全巻制覇目指して、1度挫折したのですが、第9巻読み終わりました。今回も、全7話 いろいろバラエティに富んでいて、さすがの面白さです。
私の1番のお気に入りは、「本門寺暮雪」この回には、平蔵以上の腕を持ち、鬼平に死を覚悟させる「凄い奴」が登場します。名前もないところが、なにやら想像を掻き立て、凄みを感じさせます。平蔵が最後を覚悟したその瞬間、窮地を救ったのが柴犬。「凄い奴」の足にかみつき、平蔵を救います。この忠犬、その後「クマ」と名付けられ、この後も活躍しそうな雰囲気です。
「鯉肝のお里」の回では、女盗賊のお里が、盗みの合間に、若いお店者をたぶらかします。1991年の放送では、この色っぽい女盗賊 野川由美子が演じてます。納得!今なら、余貴美子さんあたり、いかがでしょうか。こうして、キャスティングを考えながら読むのも、楽しみの1つ。かと思えば、「狐雨」では、同心・青木助五郎に狐が乗り移るという趣向もあります。
ほかに、「雨引きの文五郎」「泥亀」「浅草・鳥越橋」「白い粉」 いずれも楽しめました。第10巻の話は、いずれまた。

これまた初見!小籔座長の「吉本新喜劇」

2016-08-30 11:03:12 | 日記
先週末は、「吉本新喜劇」観てきました。グローブ座での公演。普段ジャニーズ系の公演がかかる劇場での「新喜劇」とは、珍しい。昨年も行われたということですが、私は未見。今回が、初の観劇ということになります。最近は、YOUTUBEで「新喜劇」観る程度。小籔座長の「吉本新喜劇」ナマで観るのは、初めてです。以前は、大阪に行くとNGK観に行ったんですが、なぜか、いつも満員で立ち見。大阪の「吉本人気」は、不滅なのでしょうか。
今回は「似て非なるもの?」という作品。小籔座長 女装で大奮闘します。アイドルをやめて小劇団に飛び込んできた金原早苗 一方、これからアイドルになろう(?)という千豊子(小籔)このライバル(?)2人のさや当てに、周りの劇団員(清水けんじら)隣の喫茶店夫婦(烏川耕一 宇都宮まき)らが巻き込まれ、ひと騒動。そこに2人の恋人(新名徹郎 今別府直之)も現れ、仲を引き裂こうとする、互いの事務所の社長(高橋靖子 島田一の介)らも登場。ベテラン・一の介も女装です。そして、新喜劇には付き物のギターを抱えた借金取り・松浦真也も姿を現し、さらに話は大混乱というおなじみのストーリー。1時間笑いっぱなしでした。残念だったのは、烏川の「クチビル」ギャグや冒頭登場する森田まりこの「猿」のギャグがなかったこと。私は、新喜劇の変化について行ってないのでしょうか。
休憩はさんで2部は、ゲストにテンダラーを迎えて、新喜劇メンバーの素顔を語るというもの。予定は30分でしたが、1時間近く行われ、今別府のダメダメぶり 烏川の変人ぶりが浮き彫りになりました。

お笑いあり 歌あり 激闘ありで楽しいDDT プロレスだが

2016-08-29 11:32:32 | 日記
昨日は、両国国技館でDDT 楽しんで来ました。が、アンダーマッチが始まったのが13時半 メイン終了が19時。5時間半にわたるロングランは、ちと長すぎる。私、家路を急ぐ道すがら、楽しさと共に、かなりの疲労感も、覚えておりました。
試合自体は、DDTらしさ満載。メインの竹下幸之介対石川修司戦は、どこに出しても恥ずかしくない熱戦ですし、まだ、若冠21才の竹下は、これからのプロセス界を背負っていく逸材であることは、間違いありません。さらに、DDT名物スーパー-ササダンゴ-マシンの煽りパワボや、LiLiCoを巡る求愛合戦などのお笑いも、笑わせてくれました。
ただ、結果として、5時間超は長い。去年より延びています。国技館、特に、私、2階上の方で観戦していましたので、椅子も、長時間観戦するには、座り心地が悪い。次回も、来年夏に開催が決まっているようですが、試合数を減らすなど、何らかの工夫を期待したいものです。

アボット&コステロを初体験!「凸凹猛獣狩」

2016-08-28 11:26:18 | 日記
シネマヴェーラ「映画史上の名作15」で「凸凹猛獣狩」観てきました。バッド・アボットとルー・コステロの凸凹コンビが活躍する喜劇映画。私も、ずっと前から小林信彦氏の「コラム」シリーズなどで、このコンビの名前は、何度も見てはいましたが、実際に映画観るのは初めてです。
1949年の作品。奇しくも、昨日の「三人の妻への手紙」と同じです。といっても、同じ喜劇とはいえ、内容は両極端。「三人の」は、しゃれたロマンチック・コメディ。「凸凹」は、ドタバタ喜劇。ま、私、どちらも嫌いじゃありません。
さて、本編。舞台は、ニューヨークのデパートの書籍売り場。探検家の格好をした小太りのコステロ(役名=スタンリー)が、なにか猛獣と格闘している様子が、延々と映し出されます。で、格闘相手は、なんと子猫。まず、このギャグでつかみはOK。実は、スタンリー 大の臆病者。さて、書籍売り場へ、2人の男の客が現れ「アフリカのガイド本があるか?」と聞かれ「売り切れ」と答えるスタンリー。すると「じゃ、中の地図を覚えているか?」と聞かれ「もちろん」と答えると「1000ドル出す」という。大喜びのスタンリー。ちょっと遅れて、同じ売り場に1人の女性。同じ本を買い求めます。今度は、同僚のアボット(役名=バス)が応対。「売り切れ」「地図は?」「大丈夫」今度は、2500ドルで売れます。実は、この男女は仲間。アフリカ奥地に眠るダイアモンドを手に入れようと計画していたのです。
さ、一行は、アフリカへ。探し回りますが、ダイアモンドは見つからず。が、原住民の誘いに乗ったバスとスタンリーが、ついに発見。ところが、原住民は人食い人種だったので、またひと騒動。ここは、お決まりのドタバタ劇。毎回、スタンリーがひどい目に遭うのですが、助けた猿に助けられ、窮地を脱します。そして、ラストは、なかなか気の利いた落ち。60年以上前の作品なもで旧いのは当たり前ですが、それなりに楽しめました。
また、実名で当時の人気者と思しき狩猟家のクライド・ビーティ 猛獣調教師のフランク・バックなる人物も実名で登場。こうしたキャスティングは、きっと当時話題を呼んだのでしょう。

60年以上前の名作「三人の妻への手紙」

2016-08-27 15:17:56 | 日記
長い間、観ようと思っていて、なかなか予定が合わずに観られなかった「三人の妻への手紙」 TSUTAYAで借りてようやく観ました。前回、「シネマヴェーラ」で上映されたときも、時間が合わず観られなかったので、私としては、ようやく念願かなった感じです。1949年 「イヴの総て」などの名作で知られるジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の作品です。
お話は、3組の夫婦の物語。デボラ(ジーン・クレイン)リタ(アン・サザーン)ローラ・メイ(リンダ・ダーネル)の3人がピクニックへ出かけようと船乗り場へ着くと、友人アディ・ロス(声のみ セレステ・ホレム)から手紙が届きます。「3人のうちの誰かのご主人と駆け落ちします」各々、家庭に問題を抱えている3人 一様に不安になります。が、時間が来て船は出航。彼女たちは、目の前にある公衆電話を見ながら、船上の人となります。
ここからは、彼女たちの回想シーン。デボラは、町で1、2の名門の出ブラッド(ジェフリー・リン)と結婚しているのですが、自分が田舎者だと、なにかと引け目を感じ、結婚生活もうまくいってない様子。リタは、ラジオの売れっ子脚本家。が、夫ジョージ(カーク・ダグラス)は、しがない高校教師。2人の間には、収入格差があります。ローラ・メイ 彼女は、自慢の色香で、デパート王のポーター(ポール・ダグラス)を籠絡。見事に、妻の座を射止めますが、その後の関係は、順調とは言えない。そして、3人にとって、最大の問題は、夫たちがアディ・ロスを崇拝し、なにより、彼女が最高の女性だと思っていること。夫たちと、アディのエピソードも語られますが、アディの手口は、実にお見事。男たちは、イチコロでしょうという感じ。
ピクニックが終わり、3人は家路に着きますが、夫が帰宅していない家もあります。再び、クラブに向かう「三人の妻たち」そして・・・
ラストをどう捉えるか これは、意見の分かれるところだと思います。それだけ、いろいろな見方ができる映画。さすが、アカデミー監督・脚色賞に輝いた作品です。